46章 トイレ掃除
俺たちはトイレ掃除をしていた。
といっても掃除をしているのは俺だけで他の奴は喋っている。
するとそいつらの一人が洗面台に水を張り出した。
そして水を張った後洗剤のボトルのふたを開けそこに突っ込む。
すると蛇口の水でボトルが回りだし、それによりかき混ぜられ洗剤がモコモコ泡になりあふれてくる。
すごい量の泡がもこもこ出てきた。
こいつらは掃除中なのに何故掃除するものを増やすのか。
するとそいつらは泡を持ち俺に投げてきた。
毒や害はないと思うが、俺の体は泡まみれになる。
そのうち泡がトイレからあふれ廊下に出る。
担任が気づき、怒ってトイレに入ってきた。
「誰がこんなことをしている!」
―もちろん満場一致で俺という。
「お前はいつもいつも何やってるんだ!」
担任は俺に怒り出す。
泡まみれの俺を見て本当に俺がやったと思っている?
それともめんどくさくて俺のせいにしている?
それとも担任も俺を憎んでいる「奴ら」なのか?
いずれにせよ俺が悪いということで怒られ、掃除の時間が終わったのでお前ひとりで掃除しろと言われた。
俺は一人居残りで泡をホースで流していく。
―奴らが入ってきた。最悪だ。
「ちょろちょろやってるからトロいんだよお前は」
そう言い奴らは蛇口を思い切りひねる。
そしてホースを俺から奪い俺に水をかけ出した。
「マジ気持ち悪いわお前」
…何を言っている?どうしても俺を批判しないといけないのか。
無意味に批判され、泡を落としてやったんだから感謝しろとばかりに奴らは傲慢な態度をとる。
そして小便器で用を済ませようとしていたが…
―こいつら便器ではなく床にしている。
絶句した。俺が掃除だからか。俺に掃除しろと言っているのだ。
信じられない。
「僕にかけなくてありがとうございますと言えや」
なんと脅迫し感謝まで要求される。
俺は「ありがとうございます…」
と小声で言い、さっさと奴らが過ぎるのを期待した。
その後奴らが去ったあと俺はため息をつき、ホースで掃除をした…




