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13章 缶蹴り
奴らは教室前の廊下にたむろっている。
俺が教室に入ろうとすると空き缶を足元に置いてくる。
どうやら俺にその缶を蹴らせたいらしい。
幼稚だし鬱陶しい。
どうせ蹴ったら何かしら因縁を付けてくるのだろう。
俺はいつも避けて教室に入る。
それを見て奴らは笑っている。
ごく普通の反応を見て何が面白いのか。理解できん。
―しかしある日、同じように缶を置いてきた際に
奴らは足を俺の足元に伸ばしてきた。
やれやれ、今度は当たり屋の真似事か。
避けたらギャハハと笑っていた。
意味が分からないが不愉快だ。




