入学式の話を書くのって大変なんだよ
作者…。
他の作家さんたちはしっかり書いてるんだぞ?
入学式が始まり、なっがい校長の話を聞かされてる。
「一種の拷問だろ」
「しっかり聞け」
お隣に座っている女子に怒られてしまった…。(´・ω・`) ショボーン
お、校長の話が終わったらしい。
「続きましては、在校生代表 近衛美紅よりご挨拶を頂きます」
進行役の先生の支持を受けて、生徒会長が壇上に上がった。
「新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。在校生を代表して、心よりお祝いと歓迎の言葉を申し上げます。
今この場にいる皆様は、様々な思いを持ってこの学校の制服に身を包んでいると思います。
この学校では、対怪異戦闘兵育成学校としての側面がございます。
ただ、戦闘訓練だけではございません。他の学校同様、体育祭や文化祭といった大きな行事や日々の勉強、様々な先生や先輩、友人との出会いが待っております。
初めは不安なことがたくさんあると思います。その時は、先生や先輩方に相談してください。その時は全力でサポート致します。
辛いこと、苦しいことも沢山ありますが、それに余るぐらい楽しいこと、嬉しいことがあります。恐れずに様々なことへ挑戦してみてください。
皆さんと一緒に過ごせること、在校生一同とても楽しみにしております。
結びに、皆さんの学校生活が笑顔と実りあるものになりますようお祈りして、歓迎の言葉といたします」
さっすが、生徒会長。祝辞がものすごく丁寧だ。きっと文字に起こしてる作者は血反吐吐きながら書いてるに違いない。
そして、時折目が合うような気がする。あの時は神化してて、女性の姿をしていたからあの時の姿と俺が結びつくことはないはず。
なんで見られてるんだ?
そして、着々と進む入学式。
「最後に制圧部隊隊長よりご挨拶があります」
おっと、あの男性か。
結構きついこと言ったしな、恨まれてなければいいんだが。
「新入生の皆様、この度はご入学おめでとうございます。皆様の耳には、情報が入っていると思いますがこの場をお借りして、神大高等学校で起きた事の顛末をお話しようと思います」
あら、話すのか。どう話すか見ものだな。
「3月未明、神大高等学校と神大高等学校前駅周辺にて異界化現象が発生しました。神大高等学校前駅周辺は、謎の人物1名。神大高等学校については謎の人物2名が制圧部隊の監視を潜り抜け潜入し、異界を制圧、死傷者を出さないという結果で収束しました」
会場がざわめき経つ。
およ、真実話すんだ。
「そして、私は神大高等学校に現れた謎の人物の一人と会話することに成功しました」
さらにざわめき経つ。
あれ?キレられてる?というか探してるよな、俺と真由さんを…。顔隠してるし神化中と本来の姿とは違うからバレないと思うけど…。
「その謎の人物は私たち制圧部隊に問うたのです。その程度の実力で治安を守れますの?と」
何様のつもりなんだ?とか制圧部隊を圧倒する力があるのか?とか聞こえてくる
「私はその問いに答えることは出来ませんでした。ありきたりな言い訳をしてしまったのです。神大高等学校と神大高等学校前駅周辺での異界化において、制圧部隊が予測してた怪異の戦力を大きく上回っているイレギュラーとなり、負傷者を出しておりました。ただ、死傷者は出ておらず被害が拡大する前に謎の人物たちが制圧。神大高等学校にては、負傷者を治癒してもらうという結果となりました。私たちは完全に謎の人物たちの足手まといになってしまいました。また、私の言い訳に対して、謎の人物からお叱りもうけました」
全部言うじゃん。絶対後でマイエンジェルに笑われる…。
Taulu経由で、みんなに知られるじゃん…。
「その程度の実力と認識なら被害が拡大すると。その通りなのです。今まで大丈夫でも、今後今まで通りに行くはずはない。年々、怪異の戦闘力が上がっており油断ならない状況です。故に、この体たらくでは皆さん不安に思うと思います。制圧部隊が対応しきれないのでは、また百鬼夜行が起こってしまうのではないかと」
まぁ、そうならんように俺やマイエンジェル、女神様、真由さん、ヒフミさん、輝子さん、Taulu。皆が協力して怪異を狩ってたりするんだけどね。制圧部隊さん、初動遅いんですよ…。
「皆さんにここで約束します。私たち制圧部隊は、いかなる状況でも真摯に対応し治安を守ることを。そして、皆様にお願いがあります。皆様が卒業後、私たち制圧部隊に力を貸してください。皆様が安全に暮らせるよう務めてまいりますので、よろしくお願いいたします。」
挨拶が終わり、拍手が鳴り響く。
なるほど、俺というか神化の俺に対してアンサーを示したわけか。
要するに、「私の答え、示します!」(某プ〇キュア風)ってことだな!
ゾロゾロと移動を開始し始めた。
人混みに巻き込まれるの嫌だから、待つかぁ。
ボーとしていたために後ろの気配に気づくのが遅れた。なにやつ!?
おや、肩に白くて細い綺麗な手が…。ホラーかな?
耳元で、すんだ綺麗な声が…。
「神崎くん、お話しませんか?」
そして、フーと息を吹きかけられ…。
「おわぁ!!!!」
「いい反応しますね」
ニコニコと笑ってる生徒会長が後ろに居た。
「驚きました。驚きすぎて勢いで告白するところでしたよ」
「あらあら、何を告白してくれるのかしら?」
「惚れました。おそばにいさせてください!!!!」
しまった!?つい近くで見た生徒会長が好みすぎて告白してしまったぜ(他の人合わせて3回目)
「ごめんなさい、まずはお友達から始めましょ」
「なんという寛大な対応を…。ありがとうございます。敬意を込めてマリア様と呼ばせていただきます」
「私、聖女じゃないですよ。それになんかふざけてるように見えます」
プンプンと怒る生徒会長。ものすごく可愛い。
なんか関わる女性、俺の好みに入ってくるんだよなぁ。浮気性のオタクだからか()
「すいません。話がそれてしまいましたね。要件はなんでしょう?」
「お礼をしたくて」
「お礼ですか?」
あれ?異界の時のこと?バレてないはずだからどこかで気づかず助けてたのか?
「ええ、異界化のとき、助けてくれた時のお礼です」
「そんな、この学校で異界化事件があったってことは、先程初めて知ったんですよ、人違いですよ」
バレてる?そんな訳ない。声も震えてないはず、よし大丈夫だ!
「声震えてますよ?」
「気のせいですよ」
馬鹿な!?声が震えてただと!?
「ほら、部室棟の4階教室前にて、火之迦具土神から助けてくださったではありませんか」
「え?あれは鎧武者ですよね?」
「やはり、貴方だったんですね」
「なんという華麗な誘導!?引っかかってしまった!」
「あの…。そんな綺麗な誘導はしてないですよ?」
俺が馬鹿だというのか?馬鹿だな。うん。
「そうですね…。確かに助けたのは私ですが、このことはご内密に…。」
下出に出るしかない…。アザトースさんの願いを叶える為にも、少人数で動ける今の状態を維持しなくては。
「ええ、事情があると思いますので、秘密にしますが神崎くん。虚偽の申告は本当はダメですからね」
「すいません。諸事情で、書けないこともあるんです…。」
「分かりました。私と神崎くんとの秘密ということにしておきます。ということで、改めてあの時は助けて頂きありがとうございます。おかげで、みなさん生きて異界から脱出できました」
「よかったです。怪我してた方々は大丈夫でしたか?」
「ええ、生活に支障の出る怪我をした子もおらず、鍵穴の文様のおかげかすぐ回復されてましたので」
「念の為と部室棟の方々のところまで救護の定紋で回復させておいてよかったです」
「大変助かりました。手当の間はもう一方に護衛して頂いてましたのでパニックになることなく過ごせました」
「会長さんも大丈夫でしたか?魔力切れ起こしてたように見えたので」
「あら、上手く隠してたつもりなんだけどバレてたのね。大丈夫よ。鬼の面の方が、ポーションをくれたの」
魔力を回復させる青色のポーションがある。それを飲めば少しだけではあるが魔力が回復するのだ。
「よかったです」
会場のドアの方から「会長!生徒会室行かなくていいんですかー?」という声が聞こえてきた。
「あら、行かないと。もし、学校生活で困ったら是非頼ってね」
「はい、分かりました」
会長は手を振ってそのまま会場を出た。
もうそろそろ行くかぁ…。
こうして自分のクラスへ行き、諸注意を聞いて下校となった。
バレてたのかぁとなりながら、帰路へ着いた。
しっとるわい!




