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26.

数ある小説の中から閲覧していただき、ありがとうございます。


本日2投稿目です。


文章に少しでも厚みをって考えたら…かなりのゆったりまったりスローペースに…厚みってより説明に近い?

今日からはランクFの依頼が受けられる。

一応協会の依頼掲示板にオススメがないかも確認する。

掲示板には商人協会からナッツボアの納品依頼と農業協会からの討伐依頼。



納品依頼《常設》

依頼者  商人協会

納品物  ナッツボア

買取額  肉1キロ 大銅貨3枚

     皮一頭 銀貨1枚

*状態により買取額は変動。


討伐依頼

依頼者  農業協会

討伐対象 ナッツボア

討伐金  一頭につき銀貨1枚

討伐証明部位 牙一対

*夏も近づきナッツボアの動きが活発になってます。畑が荒らされる前に討伐をお願いします。


おぉ…納品は常設だけど討伐で銀貨1枚の上乗せは美味しい。討伐は…この下に留めてある番号札をリーナさんのところに持っていくのかな?

札を一枚剥がしリーナさんの元へ。


「リーナさん、おはようございます。討伐依頼…初めてなんですが、この札を持って来て受付で大丈夫ですか?」


「3人共、おはよう。それで大丈夫よ…ナッツボア討伐ね。…はい、受理しました。ナッツボアはこの時期が討伐の最盛期ね。子ボアを引き連れて親ボアが畑を荒らしまくるわ…ちなみに子ボアで40キロサイズよ。親ボアは引き連れてくるんだけど…狡猾で探索者を見たら森へ逃げ込むの。子ボアは一部は逃げるけど大半が好戦的で探索者にも向かってくるわ。」


「……親ボアは無理に追わずに、子ボアで間引き?ですか?」


「そうよ。放っておくとボアは春先と秋半ばに出産するの。半年で親になれるんだからさすが魔物よね。そうなると大繁殖しちゃうわ。だからこそ春先から夏にかけては討伐依頼が出るの。」


「ナッツボアって名前だから木の実を中心に食べてるかと思いました…森の中での討伐かと。」


「秋になるとそうなるわ。今の時期は森と畑の間の草原に多いわね。農作業者もしょっちゅう子ボアに追いかけ回されているわ。」


「なるほど…東門から出て森沿いに南に降ってみます。」


「はい、行ってらっしゃい。ユキトくん強いけど油断せずにね。」


協会を出てぐるっとまわり荷車を受け取る。行きはシホとリュカが交代しながら荷車を引くようだ。

門を出てすぐに森の方向に向かって南下。

草原はくるぶし丈で荷車を引くのにも支障は無い。


畑は街の南西から西に向かって広がっているみたいだ。南の街道を行き交う人が小さく見え、その先に簡単な柵が設けてある。あれもナッツボア対策かな?

これ、タイミング悪いと街道を行き交う人達もナッツボアの襲撃に巻き込まれるじゃないか?


タブレットのマップを立体投影させ、索敵しながら更に南下する。


「ユキト、どう?ナッツボアいそう?」


「うーん…単独で赤い点が森の入り口にあるな…ナッツボアじゃなくてツノウサギ?」


「もう少し森に近づく?ツノウサギも常時討伐だし。」


「そうだな…1番近い赤い点に向かって行くよ。」


今はシホが荷車を引き、リュカはクロスボウを準備している。2人に目配せすると頷いて応えてくれた。

森に近づくとやはりツノウサギ。ダッシュでこちらに向かってきてツノを突き刺すためのタメの動作に入る。

ジャンプしたタイミングで半身をずらして魔纒で強化した棍棒を上から首に叩きこむ。首の骨が砕ける感覚。

すぐさまBOXにしまい血抜きと内臓処理。ずっとツノウサギを狩っていただけあって動きもスムーズになったな。

リュカもしっかりとクロスボウを構えてツノウサギが着地しようとした場所に向けている。


「リュカ、次ツノウサギがでたら仕留めてみるか?もちろんシホも交代で。」


「はい!ユキト兄様。立ち位置は兄様の右後ろでいいですか?」


「うん。右に半身ずれて避けるから…着地したタイミングを狙ってみよう。それに慣れたらツノウサギの正面。俺が避けた時点で飛びあがってるツノウサギを撃ってみようか。」


ちょっと先に赤い点が単独。これもツノウサギだろう。


「リュカ、この先に単独の反応。たぶんツノウサギだ。俺の右後ろに。」


背後でリュカが動くのを感じる。俺はツノウサギらしき反応に近づいた。ビンゴ!ツノウサギが先程と同じようにダッシュからのジャンプを決める。


「リュカ!いったぞっ!!」


リュカはクロスボウをツノウサギの軌道の終着点に向け構えている。


バシュっ!!


ツノウサギの着地と同時にクロスボウの矢がツノウサギの胴を貫き地面に縫い付ける。リュカは腰からナイフを抜きツノウサギの首に突き立てた。教えてないのにトドメまで刺したリュカ、すごいな無事討伐完了だ。


「リュカ、教えてなかったのにしっかりトドメを刺せたな。すごいぞ。」


「はい、兄様。孤児院でも探索者になった卒院生?が寄付に来たりするんです。その時に魔物討伐の話をしてくれて…『魔物は確実にトドメを刺すまで油断するな』って言ってましたから。」


この世界の教育?訓示?探索者になる子も多いだろうし先輩としての体験談なんだろうけど…リュカまだ6才だぞ?理解してるのがすごいな…


この後、シホも同じようにツノウサギを討伐。

お昼になるまでに、俺が1羽リュカが2羽、シホが1羽の計4羽の討伐をしたがナッツボアはまだ見つけていない。


近くに赤い点の反応も無いし…ご飯だな。

今日ナッツボアが狩れなくても依頼は長期だから失敗じゃないし、ツノウサギも狩れたから稼ぎも大丈夫。


とはいえ、午後からはナッツボア狩ってみたいな…

3人で荷車を背に座りサンドイッチを頬張る。











お読みいただきありがとうございました。


読んでみて、面白かったと思ってくれて評価してくださると嬉しいです。


不定期になるとは思いますができる限り書き続けていきますので、よろしくお願いします。

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