表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隠里の姫  作者: 柊 つばさ
始まり
3/36

転生先は隠れ里

転生されて早5年、こんな今まであじわったことのないようなことをこの5年間修行させられてた・・・。



だって普通ありえないよね!?



1才の子供に生きていく上で必要な学力を身につけされて、2才ではすべての国の言葉を覚えさせられた。3才に森に入ってクマを倒せと言われたり、4才では滝を登れるよになれと言われ、5才では様々な国へ行って国の弱みを握って来いと言われた。



ぶっちゃけ子供に何やらせてんだともの凄く言いたくなった。



こんな無茶な教育があるかと言ってしまいたい。



しかしそれがこの里の代々の教育の仕方らしくそこの子供として生まれたからには郷に入っては郷に従えと言うし、会社員の名残かは分からないが上司には逆らえないのだ。



それに5才までに与えられる試練はその人のレベルに合わせて変えられるのだそうだ。



私はかなり優秀だった・・・らしい。



でも、私の家族は皆優秀らしく特に父親と兄はいろんな国の国宝を取ってきたという。里の長なら当たり前だと言っていた。



ああ、そうそう言い忘れてたけど私、昔でいう忍者的な存在のさらにそれを強化した戦闘向けの一族の長の娘として生まれました。



しかもその里は表向きには一つの国と周りに認識されているらしい。



その正体が様々な国の弱みを握り依頼があればその報酬次第で人をも殺す殺戮集団だと知っているのは国のえらい人しか知らされていないらしい。



父は国の王として周りに認識されている。敵には絶対にしたくないことこの上ない。



ちなみに父の名前は風間ふうま はじめ母は風音かざね兄は龍騎りゅうき姉は火蓮かれんそして私がゆきという名前だ。



みんな美形だ、里の人も大体が美形だけどその中でも抜きん出ていた。



こんな人達の家族になれるなんて!!と最初は嬉しく思ったけどだんだん私じゃ不釣合いじゃないだろうかと思うようになっていった。

だから初めて自分の姿を見たときとてもビックリした。

黒目黒髪なのは里の人とも一緒だけど肌がすごく白かった。

そういえば私の名前は肌が雪のように白かったから名付けたのだと母が言っていた。

黒目黒髪がその白をより引き立てているように感じた。初めて見る自分の顔は衝撃的すぎた。

家族とはまた違う美形がそこに居たからだ。



私はこれが自分なのだと最初は受け入れられなかった。



しかしよくよく見ると白い肌が病人のそれに見えてしまってそう思ったところでようやく自分なのだと思えた。どこかに欠点を見つけないと自分とは思えないだなんてとても滑稽だと思ったがそうすることでしか自分を認識できないのだから致し方ない。



里のことに話を戻そう。



この里は国として周りに認識されているが、それを認めない国もある。



帝国と呼ばれる大陸一番の国なのだがその帝国も弱みを握られているからかあまり手出しはしてこない。それに私達を敵にすれば国が滅びるとでも思っているのだろう。



帝国が私達の里を国と認めないのは3つのワケがある。

1つ目は国民と呼ばれる人が少ないということ、その数わすが約100人程度だ。

国というには少なすぎる。2つ目は国家と呼ばれるものが存在しないこと、これは私もすごく大事だと思うが私の家族と親戚とで書類などをかたずけているし、表向きはその人たちが国を動かしているとしているそうだ。

ちなみに私もその中に入れられている。

3つ目は国家がないのだから国として機能を果たしてないという言い分だ、確かに正論だと思う。

こっちからみると確かにそのとおりなのだが、里はしらばっくれている。

それでもとことん追求できなのだからご愁傷さまとしか言いようがない。



そんな里の長つまりは国の国王の娘として生まれた私は周辺国から国の王女として周りから見られているのだそうな。



そんなふうに見られても迷惑極まりない。どうせなら一般人に転生したかった・・・。



しかも父は二つ名まであってそれが<殺戮王>と呼ばれるものだからあら大変、一体これからどうしようね。



しかも、もう5才の時点で人を殺す技術は身に付けているし、もう立派な殺戮集団の一員だ。



喜んでいいのやら悪いのやら分からん。



ちなみに私の得意な戦闘は遠距離攻撃でナイフと糸を使って切り刻む。

ナイフで突き刺すこともあれば糸で人を切り刻むこともある。

なぜ遠距離かというと剣や刀など直接攻撃をするのは切った感覚が手に残ってしまうから。

その感覚が私はすごく嫌だった。

だから自分の指先の器用さを生かして糸にして、コントロールの良さを生かしてナイフにした。

遠距離なら銃のほうがいいと思うかもしれないけどあくまでも私達の基本は潜入だ、そんな時に銃を持ち歩ける訳がない。

殺戮集団と呼ばれているから勘違いするかもしれないが基本は忍者と同じようなものなのだ。

ただ、強くなりすぎてその手の仕事が沢山入ってくるようになったというだけのことだ。

それに糸は殺し以外にもいろんなことに使える。

例えば、宝を守って欲しいという依頼が来たら切れやすい糸をそこらじゅうに張り巡らせ、盗もうとした人が何処にいるかわかるようになっている。とても便利なのだ。

だから私にはその特技を使う仕事がたくさん入ってくる。だから殺しは兄や姉程はやっていない。



しかし、もう確実にチートまっしぐらじゃないかと私はこの時そう思った。

今回は主人公とその家族、里のことについて書きました。

まあ、一応チート的な存在なのでね。

子供の時から訓練しとかないとね。

2話目にしてほぼチートになっちゃったよ主人公w

主な武器が糸なので1対1より1対大勢の方が強いです。

探索用の糸なら富士山の頂上からふもとまで360度の範囲で調べることができます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ