FILE5・戦闘開始
真っ先に向かってきたのは、一番下っ端と思われる耳にピアスだらけの男二人。
私は低い体勢から飛び上がった。
そして・・・
バンッ
廃棄所の中に、何かが倒れるような音が響いた。
「・・・!」
ギャングたちは驚いてこちらを見ている。
私は余裕の笑をこぼして、立ち上がった。
わざその壱:とび蹴り
倒れているのは、もちろん下っ端と見られる男二人。
私は息一つ乱さず平然とそこにたっている。
「何?さっさときたら?」
私はにたっと笑って相手を見据える。
「う・・・うるせぇ、こっちは手加減してや・・・」
虚勢を張って進んできた男が、台詞を言い終わる前に倒れる。
わざその弐:顔面コークスクリューパンチ
・・・せめて台詞だけでも言わせてあげればよかったかな。
倒れた男がちょっとかわいそうになってきたが、所詮はギャング。
・・・私の敵だ。
「次は誰?」
私はボクシングの構えを解かずにたずねた。
「・・・」
ギャングたちは驚いているのか怖がっているのか、何も言わない。
「貴様らやられてぇのか?それがいやならさっさと出て行きな」
私はドアのほうを指差してにやりと笑った。
「お・・・お前、ガキの癖に調子こいてんじゃねぇ!」
そういいながら、複数の男がこぶしを握り締め、向かってきた。
私はその全てをかわすと、横蹴りで向かってきた奴らを倒していく。
わざその参:連続横蹴り
そして残ったのは
私と、黒渕の人と、ボスっぽい男だけ。
私はおびえきっているボスっぽい人を正面から見据えた。
「早くかかってこいよ」




