第七話。死肉喰らいは3杯目にも大盛りで。
私は今日もクレイモアスピノなどの淡水魚介食大型獣のおこぼれに預かっています。
自分は危険を冒すことなく安全に食事に預かる。
…いや、最高ですね。
そんな私ですが自分で狩りをしないわけじゃないんですよ。
っといっても水面に落ちたり水底に沈んだ非水生生物とか、
私でも安全に勝てる。っという条件にあるもの限定なんですけどね。
そんな私が今回皆さんにご紹介するのはこちら。
プラントシード 植物系 RANK F-
様々な植物に進化する可能性を持った植物系モンスターの最初期形態の一つ。
時折水辺に落ちてきてはYAMANASHI的にプカプカ流されています。
そしてRANK F-が示す様にとても弱い。
要するに非常に弱く誰でも容易に倒せるということですね。
但し注意することは成長した個体は目が伸びて襲い掛かってくる上に、
プラントシード自体の真価が非常に速いためそう言う個体は進化の直前であることが多く、
水辺に適応した植物系モンスターの基礎形態に進化することがあるので注意が必要です。
まぁ私の力でも十分倒せる相手なのですが、
如何せん存在値の取り分を全て自分で確保できるといっても、
元の存在値自体が少なめなので正直おこぼれに預かった方が良かったりするんですよね。
というわけで巨大魚の肉片を今日もいただきます。
やっぱり種より肉の方がおいしいですね。
私肉食ですから。
グラシリスはスキル『毒(微弱)』『硬化』『刃化』『遊泳力上昇』『部位延長』を手に入れた。
あー美味しかったです。それに存在力やスキルも素敵。
今日の晩御飯のメインは淡水生息可能なノコギリエイ系モンスター、メンソーレイ。
本来はエイ系ではレア種なんですがここらでは大量発生してるみたいですね。
まぁ種の保存とか知ったことではありません。
他の種よりも自分たちの命。
…それに食べてるのは私でも殺してるのはクレイモアスピノですから、
そう言う文句はクレイモアスピノに言ってください。
私は恐いですから言いませんけど。
あれっ?
またプラントシードが水面に落ちてきた?
にしてはやけに大きいような…。
んっ?よく見ると名前が違いますね。プ■■■■シード?
…うまく読めません。スキルがバグったのでしょうか?
一体なんなんでしょうね。
まぁどっちでもいいですね。いただきます。
………凄く、堅くておっきくてお口に入らないよぅ。
まぁ…いいでしょう。今回は見逃しましょう。お腹もいっぱいですしね。
水面でバタバタと食事に手間取って私自身が他の何かの食事になっては元も子もないですから。
このバランス感覚が要領よく生き延びるために大事なんですよ。
なんとしてでもプ■■■■シードを狩っておけばよかったとグラシリスが後悔するのは、ずっと先の話。
名称 グラシリス RANK E-
LV 25
種族 アクアワスプ・幼虫
属性 海・淡水 水 虫
弱点 無し
称号 無し
HP220 SP70 ATK145 DEF110 INT205 MAG70 RES70 DEX90 AGI40
種族特性 遊泳 水耐性 水底歩行 強き顎 水鉄砲 穴掘り 高速成長 毒耐性 寄生(弱)
スキル 遺伝2(封印) 知性(小) 巣作り 環境適応(中) 体温上昇 愛らしき風貌
毒(微弱) 硬化 刃化 遊泳力上昇 部位延長
プ■■■■シード
プラントシードによく似た種型モンスター。
但し進化は非常に遅い。