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第三十四話。そして冒頭へ。

私にとって2回目の翼竜の戦闘から暫く経ちました。

ようやく私の傷も癒え、今はスペルヴィアちゃんとファデータさんの巣に来ています。

ちなみに今、お姫様たちはお休み中なので起こさない様に小声でお話し中です。


「やっぱりファデータさんそっくりですね。」

「えぇ、父方の面影は全くありません。」


どことなく毒があるスペルヴィアちゃんの発言にちょっと引きますが、

確かにファデータさんにそっくりなお姫様たちです。

ファデータさんの幼虫時代を知るスペルヴィアちゃんなら尚更そう思うでしょう。


「ところで、……貴女達はどうなの?」


「えっえっ? 姉様っ、わ、私はっ……。」

「あっ、まあ、おかげさまで。」


私が前回女王様の巣にいた時にチェックしていたオスの情報の中から、

ファデータさんと夫が選抜した相手の中から一番好みの相手を貰うことにしました。


取り敢えず河川一帯を支配下(なわばり)に置きましたが、

因みにまだ巣を何処に構えるかも決めてないので、

仔を作るのは先になりそうですが、

母から継いだ血を絶やすつもりは無いのでいずれは産むつもりです。

――それより、スペルヴィアちゃんの反応が気になりますね。ねぇ、


「ファデータさん?」

「ええ、そうねシリス。」


「ルヴィア、シリスは話したわ。次は貴女の番ね。」

「そうですよ、スペルヴィアちゃん。」


「そ、そ、それより、久しぶりに狩りに行きましょうよ。

姉様もまた進化したシリスさんの強さが見たいでしょうっっ。」



確かにまた私はファウンテンワスプ(RANK A+)という種に進化して、

地中からも水分を引き上げられるようになりました。しかし、しかしですよ、


「いや、スペルヴィアちゃん貴女そんなあからさまな話の逸らし方では無理でしょう。

ですよね、ファデータさん。」

「それもそうね。」


ほら、

「ルヴィアの言うとおりだわ。」


……

………

…………あれ?



また、いつものこの二対一?




「ふふっ、シリスさんがいじる側に回るなんて千年経ってもないですよ。」


今、スペルヴィアちゃんが何か恐ろしいことを言ったような気がしたのですが、

小声過ぎて聞き取れませんでした。

そして第一話へ続く。

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