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第二十九話。受難は続くよ何処までも。

スペルヴィアちゃんを倒した後、スペルヴィアちゃんの事を女王様に聞かれたので、

半殺しにしました。というのをかなり婉曲な言い方でお伝えしました。

女王様は苦笑いしていました。済みません。やり過ぎました。

それと、女王様が教えてくれたのですが、ファデータさんの所の卵が孵ったそうです。

ひと段落ついて落ち着いてからお邪魔しに行くこととしましょう。


後、スペルヴィアちゃんのことですが、

まぁ自分でやっておいてなんですが見舞いくらいは言った方がいいと思いまして、

スペルヴィアちゃんの療養部屋に向かうと、

ここ最近あった毒気が薄くなり、

久しぶりに見る素直そうな表情と声で話しかけてきました。


「やっぱりシリスさんは強いですね。

私は負けてしまいましたので『約束通り』私に稽古をつけてくださいね。

勿論実戦形式で。」


あれ?毒が違う方向に増してる?何が勿論なんですか?イメージトレーニング最高ですよ!?


「取り敢えず怪我が治ったらヘルレックスドラゴンの倒し方をご教授願いますね?」


ねぇ、何で貴女達姉妹はそんなにヘルレックスドラゴンに拘るんですか?


「えっ?狩るなら強い獲物の方がいいじゃないですか。」


えっ、何でさも当然そうな風に言ってるの?

もしかして間違っているのは私の方――――――――――――、って駄目駄目、

流されてはいけませんグラシリス。


「いや、その理屈はおかしいでしょう。」

「チッ」


えっ、今スペルヴィアちゃんが顎打ちした?

私の気のせいですよね。


「とにかく、なんか強いの狩りましょう?」

そんな花が咲くような笑顔で無茶振りしないで下さい。


私の受難はこの姉妹達にまだまだ押し付けられそうです。

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