みんなでバッファル観光!?(中編)
★今回登場する怪物★
ラードラ
森に住む巨大な怪物。夜になると目が光り、その光を直に見てしまうと死んでしまう。
離陸から7時間半ほどでバッファル島上空に着いた。今飛行機は旋回をして着陸を試みている。着陸先は、サンシャイン空港。私たちの国との時差は12時間。朝早く出発したはずなのにそこの空は真っ暗だった。
そして、長い間旋回をしながら飛行機はサンシャイン空港に着陸した。そして、空港の外に出てまず島の様子がおかしいことに気づく。空には雲一つないのに海は荒れてるし、草木は枯れていたのである。
「どうしたのかしら?」
私はこの状況を不思議に思って首をかしげる。”奇跡の島”がこんなにも荒れているとは思ってもみなかった。
「どうもしてないでしょ。」
明莉はそう言うがやっぱりこんなのが”奇跡の島”の様子だなんてにわかには信じがたい。いや、絶対にありえない。きっと、何かがあったのだ。
まぁ、とりあえず私たちは一番安い宿を取ることにする。そして、酷い時差ボケに悩まされながらも眠りについた。
次の日、私たちは観光ガイドに乗っていた陽の森という明るい森に行くために宿を出発した。
そして、タクシー馬車に乗ってアスト村という村に辿り着いた(ここは私たちの目的地に一番近い村で、ここからは歩こうと4人で決めていた)。
そして、村の中に入る。そこの村人たちはなんだか機嫌が悪そうだ。そして、私はそんな村人の中の1人に
「あの...どうしたんですか?」
と聞いてみる。すると、その人は
「嬢ちゃん見ない顏だな。観光客か?」
と聞き返す。
「はい。で、質問の答えは...」
私が言い切る前にその人は質問に答えた。
「あぁ...ここの食糧と酒をタダで持っていった奴を我々は捕まえて、牢屋に入れてやったんだがな...今さっき逃げられてしまったんだよ。クソッ!あの忌まわしい3人組め!」
本当に忌まわしい奴らだ。私もその話を聞いてそう思った。食糧とお酒を盗んだうえに、牢屋から抜け出すなんて...!私も、明莉も、田中も、母までもがそんな輩は報いを受けるべきだと思った。
ブツブツ逃げ出した奴らの陰口を言いながら私たちは村を出、近くにあった森の中で一休みをすることにした。
「はぁ...。空気がおいしいなぁ。」
これまで枯れた木をたくさん見てきたがここはなんでか木がが覆い茂っていた。
私たちはお昼ご飯を食べることにした。カバンから弁当を出そうとすると...
キュルルルルルルルゥ!
突如、大きな鳴き声が森中に響いいた。そして、ドシン!ドシン!という足音。田中を除く全員が震えあがり、甲高い悲鳴をあげる。
「きゃ~~~~~!!」
なのに田中は悲鳴をあげないどころか、焦ってもいないようだ。相変わらず冷静沈着な奴だなと私と明莉は思った。
* * * * *
「きゃ~~~~~!!」
女4人の甲高い悲鳴が藪の中を走り抜けるリドナー、バーロン、テーラ一行の耳に届く。
僕たちは悲鳴のした方に行ってみる。すると、少年1人と少女2人、女性1人の4人組が怪物・ラードラに襲われているではないか!
僕は思いっきりジャンプをし、ラードラの頭の上に乗る。そして、目を刺す。すると、怪物は暴れて僕を振り落とした。
続いてテーラが反対側からジャンプし、もう1つの目にナイフを刺す。怪物は暴れて彼女を振り落とすが、そのスキに、バーロンがラードラの首元に剣を刺す。すると、緑色の血がドクドクと流れ出す。
続いて僕はレッドコブラを召喚し、最大800℃の温度があるという火の粉を怪物に浴びせる。
「今のうちに藪の中へ!」
テーラが4人組に向かって言う。
そして、その4人組が藪の中に入った。それを確認した僕は太陽の光を剣に貯め空斬を放った。その空斬はラードラの体を貫通し、奴は真っ2つに切り裂かれ、大量の血が噴き出し、内臓は抉り出され、その後、大きな鳴き声を上げて怪物は消滅した。
テーラは4人が入った藪の中を見てみるが、そこにはもう彼らの姿はなかった。




