↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
LEGEND MONSTERS(レジェンド・モンスターズ)-The Extra-  作者: プリンアラモード
レジェモン外伝 #25~#27
106/149

#25 巨龍の派閥争い


★今回登場する怪物★

ファフニール

ムスペル代表・レギンが巨龍(ドラグーン)となった姿。射程が長く、持続的な火炎放射を放つ。特に巨大で、青い皮膚に覆われている。

ワイバーン

大型の巨龍(ドラグーン)。口から巨大な炎弾を放つ。動きは少し遅いが、それを補う炎弾の攻撃力を持つ。

リンドブルム

巨龍(ドラグーン)の通常種。口から高温の炎弾を放つ。中型で緑の皮膚に覆われる。

ギヴール

小型の巨龍(ドラグーン)。炎弾は小さいが、飛行速度がとても速い。大群となれば強大な戦力となる。顎が発達しており、噛み付きは鉄をも砕く。体は金色の皮膚に覆われている。

 グゴォォォォォッッッッッン!

ある日の黄昏界。代表者不在のその日、端に位置する火炎の星・ムスペルに咆哮が鳴り響く。

 ギュォォォン!グォォォン!キュォォォン!

その後、合唱のようにあちらからこちらから大きな咆哮に小さな咆哮。そこには、中型の緑の龍に大型の赤い龍、小型の金の龍。ソイツらには秘かに争う派閥が生まれていた。神としてのドュンケルを崇拝する邪神派と人へと変化したドュンケルを崇拝する神人派の2つである。この2つの派閥争いも代表がいる前では戦火を交えずであったが、冷戦のような危険な状態。そのためか、今日のような代表不在の日は激戦が繰り広げられた。

 咆哮の掛け合いのその後。龍が上へと飛び上がり、右がら左へ、左から右へ炎弾が交う。その間をぬい、金龍が高速で飛行する。それらがすれ違う。狙いは赤龍。ソイツらは一斉に飛び掛かる。その大群をターゲットの赤龍は炎弾で追い払うが、ああまりの量に倒しきれない。数十体がそれぞれに食らいつきその肉を引きちぎる。それを上を旋回する緑の龍が炎弾で追い払う。

 炎弾は四方八方から四方八方へ空を交い、龍たちが燃え落ちていく。そんな攻防が半日ほど続いた、その最中。遠くから、

グゴォォォォォッッッッッ!グォォォォォッッッッッン!

ここまで響くほどの大きな咆哮。それに合わせて遠くから火炎放射が迫ってきた。それに当たった龍たちは派閥問わず、大中小問わず燃え落ちていく。それを見て、残りの龍たちは地へ降り立ち、人へと戻る。

 そして、全員が戻るなり、先程の咆哮の主・ファフニールは地響きと共に降り立ち、人へと戻る。その姿はムスペル代表・レギン。彼は、大声で言う。

「皆の者よく聞け!私は寛大だ。本来、ドュンケルサイドに派閥など生まれるなど統率が乱れるかもしれぬから、存在してはならない。それに、神としても人としてもドュンケル様はドュンケル様。そんなつまらない派閥など尚更である。だが、私はお前らの派閥を肯定し、黙認をしておる。私の特権によって隠しておる。だが、このような争いをしても良いとは言ってない。兵を減らすことになるからだ。」

その言葉に各派閥のリーダーが立ち上がり、

「代表!先程、炎で倒しておったが?」

「私も同じく!」

と矛盾を問い詰める。

「あれはあくまでも争いを終わらせるためにしたことだ。口答えするでない。お前らには責任を持って、処刑とさせてもらおう。」

と言い、彼らを連れて、そこを離れる。

「お前ら。次にこのようなことがあればドュンケル様にお前ら全員ドュンケル様に付き出すぞ。」

と言い残して。

 こうして、すぐに各派閥リーダーが処刑され、2つの派閥がこの日から直接戦火を交えることはなくなった。そこより永遠に冷戦のような危険な状態が続くのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。