アケトモさんの手紙
梯子から落ちた俺とそれに巻き添えを食ったフェルとスミレ。
三人の衝突事故での怪我が無いかを確認し合い、俺とフェルが身体を軽く打ったということが判明。スミレは一切何も無かった。まあ幽霊だから当たり前か。何かあったほうが嫌だわ、女性の身体に傷をつけおって、とかクレーマー的なこと言われたら最悪だし。
「よかった、レンくん。怪我がなくてホントよかったよ」
【ホントのホントです。私、ショックで心臓止まるかと思いましたよ。危うく一一○に電話されて、サイレンの鳴る車に運ばれるところだったです】
モモカと分身女はそう言って安堵したのか、俺に笑顔を向けきた。
鼻水垂れていたさっきの顔とはえらい変わりようだね? あと、フェルとスミレも気遣ってやりなさい。スミレは何と言っても一応曾お祖母ちゃんでしょ?
分身女は……何も言うまい。
「それにすぐ目を覚ましてくれたから安心もした。このまま目を覚まさなかったらどうしようかと思っちゃったもん」
【目を覚まさなかったら一一七にお電話しようかと思いました。でも、ものの一分ほどで目を覚ましてよかったです!】
何? すぐに目を覚ましたの?
「レンヤ」
「フェル、言いたいことは分かった」
まず初めに俺に言うってことはアレだな。
あれはマジで夢だった、とか? 一泊二日のタイムトラベルしてきたのに、気を失っていたのは一分程度だと?
【どうしたのじゃ、二人とも? 妙に強張った顔をしおって?】
「もしかしてやっぱりどこか痛いの、レンくん?」
【一七七に電話をかけますか!?】
「落ち着け、お前ら」
とりあえずゴタゴタしそうなので女三人組を諌める。
「フェル、どう思う?」
「夢にしてはリアルだった。実際にそこに居た実感はある」
「幽霊、いやまあ魂の状態だったけどな」
「現実だった。そう思うよ」
「そういうことになるか」
うーん……。でもすぐに納得できてしまう自分がいる。
アケトモさんならこう言うだろう、〝カミノミチ〟って。これだけでもう説明不可なことが納得できるわ。
【何ですか? もしかして記憶喪失!? 一一八に電話をかけないと!】
うるさいなぁ、こいつは。
「おい、分身女」
【あ、はい?】
「めんどくさいから何も言うまいと思っていたけど、言うわ。一から言ってやる」
【……えっと、それはもしかして……】
「聞け」
【あ、はい】
「まずな、お前に心臓は無い。無いの。で、サイレンの鳴る車は合っているが、一一○だとパトカーが来る。お前、連行されればいいのに」
【うっ】
「次。気を失って目を覚まさないのに一一七で時報聞いてどうすんだ? 目が覚めるまでの時間でも計るのか? お前にストップウォッチとかの文明の利器はもったいないから、指折って数を数えろ」
【ううっ】
「次。怪我の具合をモモカが聞いたんだぞ? なんで一七七の天気予報にかけるんだ? 俺の怪我の具合が天気予報に影響を及ぼすのか? もしそうだとしたら大発見だから学会でも行って発表して来い。クソ笑われるから」
【うううっ】
「次。一一八は海上保安庁。ここ陸。くだらねぇことで海上保安庁さんの仕事を増やすな。で、だ。何でこれだけ言っておきながら一番重要な一一九が出てこない? お前、三秒ごとに記憶喪失になっていると思うから、救急車乗って一泊二日ぐらい入院してきた方がいいよ、わりとマジで」
【ううううっ】
「最後。あの片付けるやつを片付けろ」
【えぇっ!? どうしてですかっ!?】
「お前が俺の目の前に飛び出してきた。俺が梯子から落ちるはめになった。以上」
【すみませんです】
「わかったのならやりなさい」
【はい】
分身女は気落ちしながら道具類が集まった場所にトボトボと向かった。
できるところまで頑張れ。まあ、あいつに全部はできるはずないからな、少し休憩したら手伝ってやろう。
「レンヤ、相変わらず容赦ないね」
「あいつが口を開くと、俺の頭の中に色々とツッコミが出てくるから仕方ない」
発散しないとフラストレーションが溜まるしな。
【いつものことじゃが、モモカの魂の分身にしては本当に落ち着きがないのう】
「もうあの子ったらレンくんの前で。私、恥ずかしいよぉ」
あの初っ端の鼻水も恥ずかしいけどね。
【で、レンヤとフェルは何を悩んでおったのじゃ? そろそろワシらにも分かるように話してくれんかのう?】
フェルと目が合う。話してもいいだろう、と一回だけ俺は頷いた。
タイムトラベルしていたのなら、幼い頃のスミレが何か思い出すかもしれない。期待はしないが。
フェルが口を開く。
「じゃあ、話し……」
【レンくーん! 全部重いです! 全部運べないです! 全部無理です!】
早いなあいつ。
「……レンヤ、先に片付け済ませようか?」
「だな」
取り合えず片付けを済ませよう。ということで俺とフェルは片付けを済ませるべく、立ち上がる。
「もう終わりか?」
せっせと片付けに勤しみ、最後に何もないか訊ねる。
「うん、そうだね」
それを聞いた俺は、ゆっくりと梯子から下りる。また落ちるのも勘弁だからな。
【ご苦労さまじゃ、二人とも】
「何度も言うが、次から出したらすぐ片付けろよ」
【わ、わかっておるわ】
スミレに釘を差しておくのは忘れない。
「じゃあ、ちょっと遅いけどおやつにしましょう。レンくん、チーくん。私の部屋に行っててください」
「いや、四阿でいいよ」
こんな汗かいた身体なのに女の子の部屋に入る度胸はない。そんな失礼なことできません。
「お外ですよ? お部屋だとクーラー効いていますけど?」
「大丈夫、大丈夫。四阿は池の上にあるし、そんな暑くないだろう」
ていうか察して、モモカ。一応、俺とフェルはデリケートな男子中学生なんです。モモカももう女子中学生になったのですから、こういうことは気遣いなさい。
「そ、そうですか。レンくんの汗の匂いなら大歓迎なのに……」
最後の小声は空耳? モモカのフェチ情報が聴こえたような……。
こんなこっぱずかしい幻聴、やめて。
【あのー? こんなモノが一つ残っていますけど、いいんですか?】
ん? と俺が振り返ると分身女が居た。両手にA4ノートサイズぐらいの木箱を持っているのが目に入る。
ああ、これ確か俺が梯子から落ちた時に棚を掴もうとして、間違えて触れたやつだ。一緒に落ちたんだな。
【何でしょうか、これ? も、もしかして! 埋蔵金が記された、宝が記された、財宝が記されている地図が入っている木箱!?】
はい、無駄に話を広げるな、うっとおしい。しかも言っていることが文章として成立していない気がするぞ。正味、どれだよ。
【ん? 何じゃ?】
「どうしたの?」
スミレとフェルがこっちに寄って来た。
【徳川の埋蔵金の古文書です! キャプテン・キッドの宝の地図です! ハリマオの財宝の暗号文書です! きゃー、どうしましょう!?】
だからどれか一つに絞れよ。
「何が入っているんだろうね?」
【開けてみましょう】
フェルが疑問を口走ると、躊躇無く分身女は木箱を空けた。
【何ですか、これ?】
中には古びた白黒写真が数枚入っていた。
【これはっ!?】
【えっ!?】
突然スミレが叫ぶと、分身女が持っていた木箱を奪い取った。
【もう、いきなり何ですか、スミレさん!?】
分身女が文句を言うけど、スミレは木箱の中身をただ見つめるだけ。ワナワナと身を震わして、その場に座り込んで。
どうした、スミレ? お腹でも痛いのか?
【〝アケトモ〟様】
え……?
「レンヤ」
「お、おう」
俺とフェルのスミレの言った言葉に怪訝な感情を抱きながら箱の中身を覗く。
木箱の中身――写真の束の一番上には、背筋を伸ばし、威風堂々と直立不動で立つ昔の軍人のような格好をした若い男性の古びた白黒写真。
見間違えることはない人物。
「レンヤ、この人」
「ああ」
アケトモさん本人だ。じゃあ、やっぱり俺とフェルはあの時代に……。
【お久しぶりです、アケトモさま……〝愛しい旦那様〟】
「「旦那様っ!?」」
俺とフェルは思わず大きな声が出てしまう。
【この凜としたお姿、お懐かしい……】
「ちょっと待て、マジで言ってんのかっ? アケトモさんがお前の旦那ってっ?」
【そうじゃが、それが何じゃ?】
うっ……。スミレが顔を上げた瞬間、俺は言葉に失う。
頬を伝う水滴の跡。追いかけるように次々と流れる涙。嬉しくもあり、懐かしくもあり、それでいて寂しさも含ませたスミレの表情。
本当なんだな、とすぐ理解した。
【わぁー。これがスミレさんの旦那さんなんですね】
「この人が曾お祖父ちゃんなんだぁ。カッコいい」
【はい。目元なんかキリッとして男前です】
「レンくんに顔立ちが似てる。レンくんがもう少し大人になったらこうな風になるのかなぁ」
ならない、ならない。俺の顔なんて、ぼけぇーっとしたキツネ顔だもん。
【レンくんとフェルさんを足して二で割った顔ですね。犬のような感じがします】
まあ俺もフェルも、どっちもイヌ科の顔立ちしているからな。アケトモさんが曾お祖父ちゃんなら似た感じになる。フェルの方も朱鷺尾家と繋がるがあるみたいだし、その遺伝だろ。
「やっぱり俺たち、間違いなくアケトモさんに会ったんだな」
「まあな。こんな物的証拠出てきたら、夢なんて言えないわ」
【アケトモさまに会った? どういうことじゃ、お主ら?】
ああ、その話しをしようとしていたんだな。中断が入ったから忘れていたわ。
――――――――……。
【時間旅行だなんてぇ……】
「ちょっとビックリ」
梯子から落ちた後、タイムトラベルをしたという土産話を掻い摘んで話してやると、モモカと分身女は信じられないといった感じで唖然としていた。
俺自身も信じられないっていう気持ちはどっかにあるけどな。
ただ、スミレは二人とはまったく別の様子。
冷や汗を流してバツの悪そうな表情がそれを物語っていた。
たぶん俺の予想だと、思い出したんだと思う。
【そ、そうか。それは大変じゃったのう……】
「スミレ。お前、今思い出しただろ?」
【ナンノコトジャ?】
極めて淡々とし、努めたすまし顔は作り顔なので瞬時にわかった。
「当てにならない記憶だな」
【し、仕方なかろうっ。ワシはあの時、七つか八つじゃぞっ】
やっぱり十は確実にいってなかったんだな。
【しかし、あの時の二人がレンヤとフェルじゃったとは……。まったくもって驚きじゃ】
「あれ? でも……。十一、二歳も歳が離れていた許婚だったの、曾お祖母ちゃん?」
干支一周遅れの嫁さん。今だったら旦那のアケトモさん、確実に『ロ』の付く人だと疑われそうだが……。
【許婚の話はのう、旦那様が戦地から戻ってからじゃ、モモカ】
それでもスミレって、終戦の時の年齢って十かそこらだろ?
【まあ、父様も母様もおらんかったからのう。あの頃は、身寄りは弟だけじゃったし】
身寄りは弟さん、だけ……?
「……どういうこと、曾お祖母ちゃん?」
【母様はワシが五つの時に病気で亡くなっており、父様は戦争末期に戦死されたのじゃ】
あ、だから朱鷺尾家に居たのか、スミレと弟さんは。
「そうなんだぁ……」
【ワシら姉弟を養子にするという話もあったのじゃが……、まあワシが、その、何じゃ、えっと……】
「アケトモさんのことが好きだったんだろ?」
【何故わかったっ!?】
「分かるよ」
【むむ。そ、そうか】
簡単すぎて分かるわ、あんなもん。分からない奴は鈍感ってレベルどころの話じゃない。
【じゃがのう、ワシは幼かったが、旦那様はちゃんと待ってくれた。中学を卒業し、結婚ができる歳になるまでちゃんとのう】
「だから許婚って形なんだろ?」
それに十かそこらの年齢の嫁さんを貰うアケトモさんの姿なんて想像できない。
【ま、まあ、そうじゃが】
「……もしかして、スミレ。お前、十かそこらで結婚してくださいとか、本気で言ったの?」
スミレの顔が静かにそっぽ向く。
【……そのことは旦那様にこっぴどく叱られたから、話題に出さんといてくれ】
マジでやったのかよ、こいつ。どんだけ恋する女の子全開だったんだよ。
【へー。スミレさんも昔は純情な恋する女の子だったんですねぇ】
「もっとお話し聞かせてよ、曾お祖母ちゃん」
【そうです、そうです。気になります。詳細を詳しく】
【こ、こら。そんな引っつかんでも話しぐら、あっ……】
モモカと分身女が話しをせがんだためか、スミレが持っていた写真が入った木箱を床に落とす。
数枚の写真が床に軽く散らばった。
【何をするのじゃっ!】
「あうぅ」
【ごめんなさいですー!】
何をやってんだかこの二人は……。
俺とフェルは散らばった写真を拾う。
一枚の写真を拾い、写っているものに目を落とす。家族の集合写真のようだ。
真ん中にタケチカさん、隣の女の人は奥さんか? それに俺たちぐらいの年齢のアケトモさんに、アケトモさんに似ているけど少し背の低いメガネをかけた男の子。アケトモさんの弟さんかな? 確か、そんなことを言ってたようなはず。あとは……、
「おっ、これ。ハギフサという人とルリという人か。まだ小さい。美女と野獣はこの頃はまだなんだなぁ」
七、八歳ぐらいの二人に姿に思わず声が出る。ルリって人に面影があるから分かった。
ただ、ハギフサって人はこの普通の子供の姿から何があったんだろうか……成長期に成長しすぎたとか。
【ぬわぁにぃ!? ルリじゃとおぉ!?】
スミレが突然吼えた。
な、何、その殺戮の限りを尽くしそうな般若顔? 突然は怖えからやめろよ。
【ルリ、あんの女狐めぇぇぇっ】
【ス、スミレさんがかつてないほどの怒りを】
「曾お祖母ちゃん、ごめんなさい。私たちが落としちゃったばっかりに」
落としたことは関係ないぞ、モモカ。恐らく、あのルリという人と何かよくないことでもあったのだろう、スミレは。絡みのネタは大体想像つくが。
「……すいません、スミレさん。アケトモさんが言っていたことで、ちょっと訊きたいことがあるんですけど、いいですか?」
スミレに迫り○されそうな勢いの中、物怖じせずフェルが間に入った。
【ん? 旦那様が? 何じゃ? 何を言っておった?】
フェル、ありがとう。助かった。たぶん、アケトモさんの名前が出たお蔭もあるかもしれんが。
「『一旦緩急あれば、義勇公に奉じ、以って天壌無窮の皇運を扶翼すべし』。これは何ですか? アケトモさんが〝日本の美徳〟の一つと言っていたんですが」
覚えていたのか、フェル。すごいな。
【……何じゃ、教育勅語の一文ではないか】
「教育勅語?」
【うむ。昔はどこの学校も教育勅語を教育方針としてあってのう、ワシも習おうた。まあ、戦後は一部を除いて無くなってしまったから、知らんのも無理はないがのう】
「……さっき言ったのが一文ということは、他にもあるということですよね?」
【うむ、あるぞ。十二の道徳からなるものじゃからのう】
「そうですか」
どうしたの、フェル? 妙にすっきりした顔しちゃって?
「俺、帰ります」
え、帰るの?
「チーくん、おやつがあるのにもう帰っちゃうんですか?」
「ごめん、モモカ。ちょっと用ができた。また今度ごちそうになるよ」
そう言ってフェルは立ち上がり、
「はい、レンヤ」
何? と思う俺に何かを手渡してきた。
それは少し黄色く変色した古い紙。どこで拾ったの、こんなの?
「じゃあ、また明日部活で」
フェルは急ぎ早に帰っていった。
【何があったのじゃ? 来た時とはえらい顔の変わりようじゃが?】
「さあ?」
と訳がわからないままの俺は、分身女じゃないけど一瞬、宝の地図か? と思いながらフェルから渡された謎の紙を開く。
あっ、これ……。
【どうしたのじゃ? 手紙か?】
スミレが覗いてくる。モモカと分身女もそれに釣られて同じように。
〝今を生きる大切な人達と後の世の子孫が
日本晴れのように晴れやかに過ごせるように
思うは、ただ、それだけです
朱鷺尾緋智〟
「すごい達筆」
【短いですけど、何だか心打たれる文ですね】
「うん。言葉にならないよぉ」
詳しくは知らないモモカと分身女でさえこんな感じだから、フェルの表情がすっきりしていたことに説得力が生まれた。
そっか。思いが篭った率直な短い文、これがフェルの表情をすっきりさせたんだなぁ。
あいつがあんなに晴れやかな状態なら新橋姉弟のことも俺は安心だ。
【レンヤ】
「ああ、悪い。アケトモさんの手紙と写真は大事に持っておけよ、スミレ」
これはお前が持っていおたほうがいい。大事な旦那様の手紙だからな。俺たちが見るのは一度で十分。
俺は手紙をスミレに渡す。
【うむ。ありがとう】
スミレは手紙を大事に大事に受け取った。今は亡き、アケトモさんに想いを馳せながら。
俺としてはタイムスリップして良かったと思う。俺にとっても、フェルにとっても良かったからな。
「さて、おやつでもいただこうか。正直、のどが渇いてつらい」
埃っぽいしな、この蔵。そろそろ外に出たい。
「じゃあ私、おやつとお飲み物を持って行きますね。レンくんは四阿に先に行っててください」
「わかった」
モモカが先に蔵から出て行く。
スミレが写真とかを片付けているから俺もそれを手伝う。アケトモさんの写真だから片付けを傍観するわけにはいかない。
【すまんのう、レンヤ】
「気にするな」
とその時、ポケットに入っている携帯が震えだす。誰だ?
携帯を見るとヒサトからのメールだった。
【浮気ですか、レンくん】
昨日の今日の話じゃなく、今日の今日とはやるねぇ。と、そのメールに俺は関心を惹かれる。
【う・わ・き・ですか、レンくんっ】
どうすっかなぁ。とりあえずフェルの連絡を待つか。その間あいつらには、待て、と言っておくか。
俺はメールを四人に送る。送信完了っと。
【浮気ですかっ!】
「違いますっ!」
【わっ!?】
耳元で段々声を大きくしてうるさいので、大きな声で言い返してやると分身女が尻もりをついた。
自業自得だ、アホめ。
【もう、驚かさないでくださいよ。で、何だったんですか?】
「うーん、何だろうなぁ、これ」
俺は考え込み、
「青春じゃないかな?」
トシハルの言葉を借りて晴れ晴れと俺はそう答えた。




