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第1話:ひまわり学園のこどもたち
市街地から少し離れた森園町。漁師町であるこの町は、港、海などで子供たちが遊んでいる姿がよくみられる。
そんな森園町に、向日葵で囲まれた、お菓子の家のようなかわいい家がある。
立てかけられた看板には半分擦り切れた、ひまわりがくえん―――――の文字。
ひらがなの楷書体で書かれた文字は、まだ幼さが漂っている――――子供の字。
学園のなかは、やさしい雰囲気のおばあちゃんと、猫が二匹。三毛猫♀のみぃちゃんと茶トラ♀のももちゃん。
学園ができたのは、もう30年も前。40歳だったおばあちゃんは、捨て子を拾ったのがきっかけで学園を開業した。
そこで、2歳から15歳までのこどもたちが、新しい「家族」を待ちながら、暮らしている。
これからよろしくお願いしまーす。




