巨大宇宙戦艦登場!
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ヒーローである…隼人と正人が【悪の秘密結社S】のブラック戦闘員の仕事を初めてから、そろそろ1ヶ月が過ぎようとしていた。
「おっはようございまーす! イー!!」
「おはようございまーす! イー!!」
登録を済ませて働き始めてから、隼人も正人も無遅刻無欠勤という優秀な働きぶりで…以前の2人からは想像できないと『ピンク』…桃川レイナも、これにはとても感心していた。
「今日は何処へ配属されるんですかね?」
「さぁな!! それにしても、今日はやたら騒がしくねえか?」
「ほんとっすね! いつもの古参の戦闘員も姿が見えないみたいで…そこの中級クラスのやつが、何処かに連絡とってるみたいっすわ!」
ブラック戦闘員として働き始めてから、こんなに本部の内部が慌ただしい状況に陥ったのは、初めてだったので…隼人も正人も気になって落ち着いて待機などしていられるはずがなかった。
「まさか!? シルバーの野郎が何か仕掛けて来やがったんじゃ……」
「あっ!! 大丈夫っす! 銀次さんは昨日から、骨董品の買い付けに台湾と中国に行くって聞いてますからそれは、無いっすよ!(笑)」
「じゃあ、猛と将太のやつ?…いやいや、まず…それはねえよな!(笑)」
「ですね!(笑)」
隼人と正人は、顔を見合わせて頷くと…このままでは、らちが明かないからと…中級クラスの戦闘員に今の状況を聞き出すために待機させられている部屋から2人で脱け出していた。
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《ドドドドドドドド―――ン!!》
《ゴゴゴッ――――オ!!》
突如、地面が大きく揺さぶられて…隼人も正人も腰を低くして体勢を保っていた。
「本部の上空から、何者かに攻撃をされました! 見たこともない敵の巨大空中戦艦です!!」
「ヒーローたちめ!! 空中戦艦なんて隠していたのか!?」
「このままでは、この本部だけじゃなく…『東京』まで壊滅させられてしまいます!」
部屋から脱け出して、中級クラスの戦闘員に2人で詰め寄ってみたが、何が起こっているのかを知らされていないようだったので、そのまま奥へ進んで指令室までたどりつくと何となくだが、中の様子を見て…何が起こっているのかは、2人にも理解することが出来た。
「何かコイツら、全部オレたちがやってると思い込んでるぞ!!」
「だとしても…オレたちがヒーローだ!! あれは、オレたちの空中戦艦じゃねえぞ!! って教えるわけにもいかないっしょ?(笑)」
何者かもわからないまま、自分たちが悪者にされている状況を目にしたヒーローたちの代表とも言える『レッド』は、堪り兼ねてそのまま指令室へと入って行った。
「あんなのがヒーローなわけ無い!! あれは、どう見たって…何処かの知らない宇宙から来た海賊みたいな奴らだ!!」
「なっ!? 何だ!! お前ら、初級クラスの無遅刻無欠勤コンビ! あれがヒーローたちじゃないなんて…どうしてそんなにハッキリ言い切れるんだ?」
「そ、それは…オレが…ムガモガ!」
勢い付いた『レッド』が自分たちがヒーローだと暴露しそうなところを『イエロー』が後ろから羽交い締めにして阻止して慌てて上手くごまかしていた。
「あ、あのですね!! ほ、ほらっ? あのエンブレム!! ヒーローたちの物と全く違うじゃないですか!?」
「なんだと!? ……確かに、良く見たらあんなエンブレムでは無いな!」
「あっ!? 司令官! ヒーローたちが奴らと戦い始めました!!」
何だかんだと【悪の秘密結社S】が手をこまねいているうちに…『ピンク』と『ブルー』と『グリーン』が巨大空中戦艦と戦い始めていた。




