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転生しても私は私  作者: 柳銀竜
私は幸せだと思います・・・多分。
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そして、男達は・・・

最終回です!!

ちょっと・・というか、グロイ所もあります!苦手な方はお気をつけ下さい!

 

 ユリナが死んでから数日後。


 ユリナに、自殺を禁じられていたユリナの夫達は(ユリナが結婚する時に、自分が死んでもけして後追いはするなと、魔術契約をしてまで約束させていた。

魂にまでついて来そうだからだ)ユリナの後を追うためと、ユリナの隣に埋葬される権利を競って、殺し合いを決行する事を決めた。


 死合い開始 直後。


 シュエとグレルは真っ先にサヴァーを殺し、元竜王・炎華と元魔王・ルシフルも同時に殺し合いを開始した。


 シュエとグレルも、サヴァーを殺してから殺し合いを始める。


 炎華VSルシフルは、炎華の火炎ブレスが決まりルシフルは炭と化して死に、炎華の勝利に終わった。


 その時のブレスで、近くの山が半分無くなった。


 シュエVSグレルは、シュエが氷結魔術でグレルの足を凍らせ、動けなくしてからグレルの首を、目にも止まらぬ高速の剣で落とし、シュエが勝利した。


 そして、シュエVS炎華は壮絶だった。


 地形が変わるほどの衝撃波を発生させる切り合いに、火炎ブレスと氷結魔術の衝突。


 丸三日かけて殺し合い、結果。


 シュエがブレスが切れた瞬間を狙い、炎華を切り裂き殺害に成功した。


しかし、炎華もその瞬間。


鋭い爪でシュエを引き裂いた。


勝利したシュエだったが、数分後に炎華に切り裂かれた腹の傷が元で亡くなった。


 それを、ウイング伯爵家の屋敷でソファーでグデッと寝転びながら、透視魔術で見ていた男性。


ユリナの長男シュウは、かなり怠そうな仕草で立ち上がり、少しだけ悲しげに微笑む。


「母様にまた会えるといいね」


 シュウはそう言うと、メソメソする兄弟達を連れて屋敷を出る。


そして父達の遺体を回収するために、死闘が繰り広げられ、荒野と化した平原に向かった。


 彼は母と一番似ていて、今回の殺し合いの審判者を父達に頼まれていたのだ。


 死んだ後の、埋葬する場所の順位の審判者。


 因みに死ぬのが速かった者ほど、ユリナから遠い場所に、埋葬する事が決まっている。


 彼が判断するなら、男達に依存はない。


 愛する人とそっくりな彼に審判されるなら、納得できるから・・・




その頃。


輪廻の間で何故か神に待たされていたユリナは、目の前に夫達が現れたことに驚き、自分の爪の甘さを悔やむ事になる。


ユリナは、神様がニヤつきながら輪廻の輪の入口を開くのを、苛つきながら見ていた。


ユリナが転生するために輪廻の輪に飛び込むと、夫達も飛び込む。


神がありがた迷惑で教えてくれた話によると、他の魂と共に飛び込むと 必ずまた巡り会うそうだ。


来世かもしれないし、次の来世かもしれないが、必ず会うらしい。




・・・来世も、孤独に生きることは出来ないかもしれないな・・・・




最終回でした!

長いこと読んでくださりありがとうございます!!

男達の自殺は、かなり後の歴史でも語り継がれるでしょう。

因みに、地形が変わるほど暴れた者の子供達に自国も他国も恐怖したせいで、ウイング伯爵家は、王族よりも気を使われる存在になります。

子供達も色々とやらかしますが、その話も、不定期で投稿しますのでそちらも是非楽しんでください。

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