第7話 変化
かなりお待たせしました!
色々あって投稿出来なかったんですが理由は後書きで…。
~大和サイド~
(あ…、ここは…、黒神家?何で俺ここに?)
治療を受け終えてから数十分後に大和は目を覚ました。最初は場所が分からずにいたが、すぐに見慣れた景色だと分かった。
「あいつはいったい…。」
「お答えしましょう。」
宙に魔方陣が展開され、そこから黒い悪魔の翼を生やした者が現れた。
「お前は!!何故!!」
「先ほど会いましたが改めてこんにちは。デミスです。あなたを連れ戻しに来ました。」
「意味わからねぇ事を言うんじゃねぇ!!」
咄嗟に立ち上がり、詠唱を開始する。ダメージを受けていたとは言え、魔法を発動させる事に何の問題もなかった。
「おやおや、ずいぶんお怒りのようで。なら少し黙ってもらいましょうかね。」
デミスは胸に右手を当てるとそこから小さな正方形の箱を出現させた。その出現させた箱を宙に投げると一瞬にして展開し部屋全体に広がっていった。
「AMFです。これでお互いに魔法を使えない。」
「魔法が使えないなら!!」
大和は詠唱を止めるとデミスに向かって走る。デミスはただ大和の動きを見つめていた。
「瞬影脚!(しゅんえいきゃく)」
敵の目の前で消え瞬時に敵の背後に回り攻撃するその技は大和の得意体術の一つであり、この技は黒神家従者の中でも一部しか使えない技だ。
「(このまま奴をぶん殴る)くら…。「甘い。」」
技は確実に成功し大和が背後に回ったはずだが、デミスと向き合っており、カウンターとばかりに大和の腹に蹴りを入れる。急な出来事に体が反応せず飛ばされてしまう。大和が飛ばされ、壁にぶつかると同時に瞬時に駆け寄り大和に殴打を決める。殴打を止めると左手から4つのリングを取りだし大和に投げた。リングは自動的に大和の両手両足に取り付きそのまま壁に埋まった。リングが壁に埋まった為身動きが取れず、それでも無理やり剥がそうとしたが無理だった。
「そう簡単にはやらせませんよ。今からあなたには思い出してもらいます。」
「思い出す…?何を言ってるんだ!!」
力ずくで剥がそうとするがそれを嫌がるかのようにリングは壁に沈んでいく。動けなくなることを確認するとデミスはビンを右手から生み出す。大和の顎を持ち上げ口を無理やり開けさせるとビンの中の液体を飲ませた。
「なんだこれは!!」
「じきに分かりますよ。私の役目はこれで終わりですので拘束は解除しますよ。それではまた会いましょう…」
「魔王ルシファー」
その言葉が鍵となり大和の体に変化が起きる。体の中から何かが生まれてくるような感覚に抗うが抑えきれず口から黒い霧を吐き出す。吐き出した霧は体を包み込み、大和を隠していった。隠したかと思うと霧は消えていき、それと同時にデミスは消えていった。残されたのは今までの姿からは想像できない姿の大和のみとなった…。
暫くの間仕事が忙しくて心に余裕が全くなくてネタが全く思いつきませんでした。本当にすみません…。
これからも心に余裕が無くなって 、かなり不定期にはなりますが打ちきりにはしないので生温かい目で見つめてやってください。
(出来ればネタをくれたら嬉しいかも…。)






