S058 メーメーヒツジはヤギへとクラスチェンジした(リザルトセット)
エジプト紀ですでに発生していました。
後半、ちょっと時間が空いたら書く事忘れました。だから少し不足しているとは思いますがご容赦を。
むかしむかしあるところに、ヒツジという農民がいました。
ヒツジは役人と約束をしていて、麦1袋を銅貨3枚で取引していました。
長い平和が続き、ヒツジも穏やかに過ごしていました。
しかしある日の事です。
今年の収穫を持っていき役人に交換してもらったのですが、役人が麦1袋に対して銅貨2枚しか払ってくれません。
「メー!メー!」
ヒツジは言いました。ちなみにメーとは契約や法律の条項が書かれた木札の事で、ヒツジは約束が違うと言いたかったのです。
「うるさい!」
役人は言いました。
実はヒツジの知らないところで価格が変わっていたのでした。長い平和で人口が増え、生産量も増大したので麦の価格が変わっていたのでした。
しかしヒツジはそんな事は知りません。そして悲しい事にヒツジにはそんな事は分かりませんでした。
だからヒツジは約束が違うと何度も言いました。
「メー!メー!」
「うるさいって言ってるんだよ!」
結局役人は約束を守ってくれませんでした。
そしてヒツジは思いました。あの役人がくすねたのだ。ヒツジの取り分を。そうに違いない。何度だって言ってやる。
そうしてヒツジは毎回役人に『メー!メー!』言う為に皆からヤギと呼ばれるようになりました。
でもヒツジには分かりません。ヒツジの取り分を返せ、と何度でも言うのでした。
「というような事は起きるのじゃろうか?」
「王国でも昔は起こっていたそうです。教育レベルが低い場所では良く起こる事です。知性の低い者から見れば実際に搾取が行われたのか状況が変わり価値が変わったのかの違いが分からないのです。そのどちらの結果も取引の結果に同じように反映されるのです。時代が平和で人口が増え、生産量も増大すると局所的に食料過多となり食料の価値が下がります。すると以前と同じ契約でキログラムA値で買う事が出来なくなり、それより低いB値で買う事になります。ですが知性の低い者には、その根拠が分からず、今回も同じ価格で買い取ってもらえると思っていたのに安い価格でしか買い取ってもらえなかった。それはなぜか、と考え、その原因が相手が利益を搾取するために行ったと思い、また、大声で脅迫して黙らせようとしたと思い込む可能性があります。
それに対して、取引をする側は相手に状況を理解させたいが知性が低い為にどう説明しても伝わらず、知性の低い相手が余りにも周囲の環境変化を考えずに自分の取り分だけ主張してうるさい為に『うるさい!』と言って黙らせる、場合によっては槍でこづいて言う事を聞かせる、という対処をする事があります。しかしそのような強引な方法を行えば、相手側も態度を硬化させ信用しなくなります。取引は信用が第一で、しかし生活の為に取引を強要されるなら不信感は溜まり続けやがてどこかにはけ口を求めます。
2者の間の知性の違いから行える取引の精度が変わり、知性の高い側が取引の内容を理解しても知性の低い側が理解出来ないとトラブルの原因になります。そのため本来は知性によって制限をかけるべきですが、かけた場合は場合でまたトラブルの原因になります。独占、寡占、正当な根拠のない差別を疑われるのです。ですが王国では制限を設けています。生活必需品などには制限を設けませんが芸術品、高価な嗜好品などには取引資格を設けて制限する事で民を守るようになっています。民からは独占を疑われる、場合によっては差別だと言われる可能性はありますが、民が騙されて財産を失うリスクに比べれば権力者が負うべきリスクとして処理されます。
このようにその状況の根拠がいくつかあるが状況からはどの根拠から派生したものか把握出来ないものが存在します。つまり因果律は不可逆だという事です。行為行動する私達において行為とは概念上の定義を指し、目に見えません。そのため行われた行為を場の状況だけで把握する事は難しく、記録映像の場合は更に情報が欠損します。しかし私達は過去にあった事例を基に結果を予測し正誤の判断をします。
例えば熱い鍋を手で触れ火傷をした。そして誰かが同じように熱い鍋を手で触れようとしている。その時に過去の事例、経験からその行動を止めさせようとします。ではその時、鍋の近くに手を持って行った者が単に鍋の近くまで手を持っていき輻射熱で鍋の状態を把握しようとしただけだったとします。しかし、その直前までは同じ行動に見えます。他者の行為はその行為を現実の行動として表現した段階で情報を失い、そして自身の行為も同じように他者から見て、行動に移した段階で情報を失っています。それを補完するのはこれまでの経験と推測です。自分も昔ああいう風にやった事がある、良く分からないがたぶんこうだろう、というようなものです。この時、ある人物が鍋に手を近づけて輻射熱を感じようとしたとし、それをここで挙げた2つの例を既に知っている者から見た場合、最初の段階で鍋に手を触れようとしているか輻射熱を感じる為に手を近づけているだけかを識別しようとします。そして鍋に手を近づけて輻射熱を感じようとしたという結果になります。最初の前提がない場合、どちらになるかは見ている側からは違いを識別する情報がない限り識別出来ないのです。実際にはどちらの場合もセキュリティの観点から注意する事になるでしょう。勿論、火傷をする結果が利益の面から好ましい場合は注意しないかも知れません。例外として対象者を信用しているから注意しないという結果につながる事もあります。ある結果からその根拠が複数あり、また結果から派生する行動も複数あるのが一般的です。
次にどのように情報が失われるかの例を挙げます。あるスポーツの大会があるとします。その大会の種目で100m走で優勝すると賞金が出るとします。その大会がある日ある時刻ある会場で行われある人物が優勝しました。では、その人物が走ると必ず賞金が貰えるでしょうか。そんな事はないですね。ではある会場で走ると必ず賞金が貰えるでしょうか。それもないですね。ではある時刻、ある日でしょうか。それでもないですね。つまり状況の映像や記録に残らない情報が存在する事が分かります。そのため、現実として見える状況と言うものは、行動という獣の時には単純であったためにほぼ一意に意図が定義出来るものだけではなく、知性を持つ事で行為という概念を伴った行動が含まれる事を知る必要があると分かります。そして因果律は不可逆だと知る事にもなります。
そして行為というのは、概念を実現するために使用する道具を準備して手続きとして時間軸上に展開するものであり、その一部を抽出してもその部分だけでその概念を実現した事にもなりません。
それでも私達は世界の全てを知っているわけではないですから、積み重ねてきた経験と知識や経験から予測できる結果を基に判断する事になります。知識や経験から結果を予測する事を推測と呼びます。
ではその推測する為に使用するものは何かと言えば、これまでの歴史上に残されている映像、文書などに残る結果です。その結果の集合をリザルトセットと呼びます。リザルトセットはこれまで述べましたように結果の集合でしかないために、切り取った結果が行為を表しているかどうか分からず使用にはその判断能力が求められます。
先程の例の通り、"鍋を触れようとする"という行動が2つの内のどちらに結びつくかをその一時の記録からでは判断が出来ませんが、リザルトセットの使用者は判断する必要がありますので何かを選ばなくてはなりません。
また、個人のリザルトセットはその環境、つまりは成長過程における経験、そして経験や知識の取得順序、地域による情報の偏向を受け、社会全体に存在するリザルトセットを統合した客観的といえる規模のリザルトセットを持っていません。
一方で、地域が違えば文化が変わり、同じように見える結果でもそこに付随する意味、つまり行為に宿る意思が変わる可能性があり、一概に何も考えずに集約すれば良いというものでもありません。また、時代が変われば社会の規模、扱う道具、扱う概念が変わるために同じ行動が同じ意味を持つとは限りません。
例えば、"親指と人差し指をこすりあわせる"ですが現在では紙幣を数える姿を連想させ、暗に金銭を要求する行動に見られます。しかし、紙幣が存在しない古くにおいて、一部の宗教では違う意味を持ちます。人差し指と親指の先は、手の中で最も敏感であり繊細で、手は人体の中でも優れた敏感さを持ちます。よってこの動作は物事に最も繊細に対処します、という意思の表れになります。このように時代、時期の違うリザルトセットを安易に集約すると誤認識の元になります。そして、かつてあったものが不都合であるなら、同じように上書きする事も出来るのです。そして、現在の意味から過去にあるものを邪推させてさもかつてあったものが実際に行われた理由とは違うものだと錯覚させるのです。
例えば、ある地域において"ヤドリギの下にいる女にはキスしてもよい"という暴論があったとして、それが全てに適用できるかと言えばそうではありません。実際に他の地域ではそのような概念は存在していないからです。そして、自身の地域でその認識が共通だからといってして良い事にはなりません。それが社会活動に、社会の規則に反するものであれば、自らの意思でしない事を選択する必要があります。これが判断能力の一例です。
リザルトセットを運用しようとするならその内容を判断する能力が必要になり、リザルトセットを使用しても間違わないだけの客観的視点が必要だという事です。
リザルトセットを使用する際に、能力が足りない為にリザルトの中にある状況を識別し損ねる事があります。そして悪用しようと思えばあえて欲しい結果を得る為に最善ではないリザルトを選ぶ事が出来ます。また、リザルトセットにある情報だけでは一意に決定出来ない場合があります。それは不定解と言える状況ですので、解の中から使用者が任意に選んだ解を正解にして良いわけではありません。
また、偏ったリザルトセットの中で最善のものを選ぶが、それは本来あるべき解釈ではない事があります。しかし、使用者がその事実に気づけないなら本人は正しい判断をしたと思い込めます。正解がそもそも提示されていない選択問題のようなものです。その正解が存在しない事をまず把握出来るかが重要になり判断能力の一つの要因となります。そしてあえてリザルトセットを意図的に欠損させる事で判断を誤らせる事が出来るという事でもあります。
また、リザルトセットの状況そのものが正しくない場合があります。充分な母集団の中からほぼ間違いないものを抽出したのならそれだけ信用度はあるでしょう。しかしサンプルの数が少ない場合、偏向した情報、つまり本来の対処がなされなかった結果を記録している場合があります。この時にもそれが妥当であるかどうかの判断能力が問われます。この判断能力がない場合、記録を収集する集団が同じ状況に対するリザルトをあえて間違ったもので上書きし、使用者の判断そのものを偏向させてしまう事が出来ます。そのために演技をする共犯者と共謀して、あたかもその記録が正常なものだと誤認識させようとします。
また、知性の高い者と低い者が同じ状況において違う行動を取る事があり、そしてそれまでの因果律から同じ高さの知性を持つ者でも行動に違いが生じる事があります。これが安定するには事象の終着点において全ての事象を解明しそれをパラメーターで表す事が理想ですが難しいので徐々に、収束させ安定させていく必要がありますが、これまでに述べたようにそれを妨害して最終的な収束した状態を歪めてしまおうとする者がいます。そうなればそこに常に瑕疵が存在し、特定の人物、集団が利益を不正に得る事を許してしまうようになります。
「そういうわけですのでお嬢様がお話になりましたものでは、後で恨まれる可能性があり、それを大義名分に復讐される可能性があるという事も覚えておくのがよろしいでしょう。為政者には付きものです。それをなくすには民への教育を行い、社会活動がなぜそう定義されるのかを認識出来るだけの知性を育む必要があります。決して自らが楽が出来ると錯覚して奴隷を大量に作り出そうとしてはいけません。その時点で既に社会は劣化しており、その実情に合うように社会が劣化していくだけになります。さあ、お嬢様。お嬢様も誰かの行為を誤認識しないためにも今日も続きを頑張りましょう。」
"ヤドリギの下にいる女にはキスしてもよい"
<--なぜこれがあるか。簡単に間違わせ、ある特定の層が自分達が相対的に知性がある、と周囲に思わせたいため。また、"家畜を繁殖させてそれを使役して自分達が楽をしたいため"でもあります。容易く一線を超えさせるように社会の中のルールから改ざんしていこうとする、という事です。
わざわざこんなものに従わなくともプロポーズも出来れば、結婚も出来る。ならなぜ不用意に、相手の了承もあるかどうかも分からないものを推奨するのか、となりそこに意図が見えます。
誰かにとって口同士のキスは簡単に行えるものであったとして、価値観が違えば他の誰かにとっては重要な意味を持つかも知れません。相手を尊重せずその立場を侵害する可能性のあるものをあえて推奨する事自体に悪意があります。
実際、はっきり言ってしまえば、経口感染の危険があり、感染拡大させるためにあるようなものです。結婚式の口づけが基本的に軽めの唇を合わせるだけ(通常はそう)のものになるのは、そういった意味があります。不用意に相手を侵害しないため、それがより大事な存在ならなおさら、という事です。そして、規制を外すのもどのタイミングで、となり、基本的には、子供を作る予定なら子供を作ってから、出来れば免疫系が充分に発達してから、となります。感染させる可能性は低いほうが望ましい、という事です。
そのために演技をする共犯者と共謀して、あたかもその記録が正常なものだと誤認識させようとします。
<--意図的、過失を含めてよく行われます。簡単なものだと、コントやライトノベルで、殴られるが喜んで"我々にとってはご褒美です"などという会話をするものがあります。コメディとして成立しているかも知れませんが、これを何も考えずに現実で実行するとリザルトセットに集約されます。それが多ければ多いほど、そういった解釈もあるのだと強引にでも誤認識させる事が出来、リザルトセットの使用者がそういった事実に疎いならそれを正常な結果だと判断してしまうかも知れません。そうなると、殴るという状況を含めたリザルトセットの大半が正常な状況だと判断されるように出来る可能性があります。殴る->殴られた側がこれ異常殴られたくないから媚びる、もしくは卑屈に笑う->うれしそうだから殴られて喜んでいる->だから正常だ、というようにです。SMも然りです。
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また、下品ですが、青姦と着衣エロなどが問題になります。着衣エロは本来SEXを行う場合は裸になるのが一般的です。ではなぜ服を着ているか、となり、大抵のおいて服を着たまま行う場合はレイプの可能性が高いです。しかし、性癖という事でそれを肯定し、大量のリザルトを生成させて、それが正常だと誤認出来るようにした場合、実際にレイプが行われてもその差を識別出来ずに犯罪を、目の前で行われていても見逃す事になる事が予想されます。
青姦も同じです。犯罪を偽装するために、そういった性癖を持つものを増やし、それが普通と思わせて、その陰で犯罪行為をしたがる連中がいます。
また、これは美人局に良く使われる手法です。合意か犯罪かどちらに取られるか判断が難しいラインで、対象には気づかせずに、興奮状態で思考能力が低下している状況を利用して誘い、罠にはめる、という手法です。
ひと昔前に流行った、C〇Aは女を使って、将来有望な研究者などを誘惑して虜にしてから麻薬をすすめさせて使用させ、そこを取り押さえて弱みを握り一生操り人形にする、とかいう噂があったやつと同じようなやつです。
例えば、着衣エロに関しての悪用の仕方ですが、観測者がいて監視しているとします。観測者はどうしても対象者の評価を下げたい。ではどうするか。女をあてがって、SEXの時、その女に対象者に向かって「ねぇ、脱がせて」と言わせるのです。対象者は女の服を脱がせたとします。そうすると女は自分の意思で服を脱いだのではない。"脱がされたのだ"となり合意である条件が一つ外れます。映像には音声は残りません。その部分だけ除外しても良いし音声は残さないでも良いです。そしてSEXは合意であるのかレイプであるのかあいまいになり、観測者の判断に委ねられます。そして観測者は自身の望む結果を得るのです。そして、前回がそういったあいまな状況だったとします。次に、女が「服を着たままが良い」かもしくはなし崩し的に服を着たまま行為に及んだとします。すると、これも合意かレイプかがあいまいになります。しかし、前回の評価と合わさり、よりレイプの側と判断する事が容易になります。こうやって、リザルトセットを使って利害関係が一致しない人物、集団を排除する事が権利を行使して合法的に行う事が出来ます。
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