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分岐点《ターニングポイント》〜並行世界の始まり〜

アンドロメダ「どうも、作者のアンドロメダです。今回はなぜ、秋山翔太の世界が立体交差並行世界論(パラレルワールド)になったかを説明します。そう、あれは並行世界が始まった6月の某日……」

秋山翔太は今日も変わらない毎日が過ぎていくと思っていた。


が、今日は違った。


秋山翔太は学校には行かなかった。いや、行けなかったと言うのが正解だろう。


彼、秋山翔太は学校に行く途中で車にはねられて眠り続けている。植物状態ではない。ただ単に眠り続けているのだ。


眠っている間に秋山翔太の"生きたい"と言う生命力と"恋をしたい"と言う欲望が発生した。これだけだと何も起こらないはずだった。


しかし、黒木菜々、松本紗矢香、亜区真美、秋山愛衣の"秋山翔太に生きててほしい"願いと"秋山翔太と恋人になりたい"と言う欲望が発生し、秋山翔太の生命力、欲望と混ざり合い、新たな世界、並行世界を作ってしまったのだ。別れた世界は5つ。


黒木菜々の欲望が実現した並行世界α


松本紗矢香の欲望が実現した並行世界β


亜区真美の欲望が実現した並行世界γ


秋山愛衣の欲望が実現した並行世界δ


そして現実世界


この5つに別れた世界は決して交わることも世界どうしが干渉することもなかった。はずだった。


並行世界δの秋山翔太が成長し、この世界を変えるための存在、ALLを作り出してしまったのだ。そのおかげで終わるはずだった並行世界α、β、γの世界と干渉し、その続き、α'、β'、γ'ができてしまったのだ。


そのおかげで黒木菜々、松本紗矢香、亜区真美の世界はこれからも続いていくことになった。


現実から目を逸らすかのように……


現実世界の秋山翔太は眠り続け、現実世界の黒木菜々、松本紗矢香、亜区真美、秋山愛衣は彼のことを忘れるかのように彼のことを話さなくなった。そして秋山翔太は目を覚ますことなく、その生涯を終えた。しかし並行世界は消えなかった。


現実をなかったかの如く扱い……


そうして並行世界は消えることなくこれからも続いていく。


これからも、ずっと……

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