転生したら水筒だった件 前編
僕は日本語がうまく書けないので全然訳がわからないとこがあるかもしれません。そのため内容を同じにしてリメイクして下さってもかまいません。前編は急いで作ったので駄作です。後編は練りに練って作ったので後編まで読んでみて下さい。
序章
あれ。ここはどこだ?病院か?
衝撃波に撃たれたはずなんだが。
目が開かないっていうか、体の感覚が触覚しかない。
なんだか感覚がおかしい。
なんか堅いぞ。俺。
革みたいなのに触れてるんだが。
あれ。この形、人間じゃない。
俺、水筒になってるぞ。
転生ってやつじゃないか?
そうだ。そうに決まってる。
でも水筒はひどくないか?
まあいいや。転生したんだし。
第一話 彼女
三年前どうやら僕は水筒に転生したみたいだった。
持ち主は女性だと思う。
もしかしたらスカートをはいてて長い髪で胸が大きい男性かもしれない。
中学生か、高校生か、成長の遅い大学生か、成長の早い小学生か。
平日はほぼ毎日学校に連れて行かれる。
部活は屋外のようだ。暑い。
体育系のベンチにいつも置かれているからわかった。
多分テニス部だ。
今年はたまに試合に行く事が多いみたいで、土日もよく連れて行かれる。
唇をつけられるのは初めのうちは恥ずかしかったけど今はなれた。
特に女性の可能性が高いと気がついたときは恥ずかしかったな。
ちなみに僕は700ml入る水筒だ。
実は今が一番幸せなんだ。
転生前はいじめられて両親に捨てられ、孤児院に行ったが生活環境の悪さから脱走。
その後は年齢を偽ってホームレスとして生きてきた。
こんなにも愛されている今が一番幸せです。
彼女を見ることはできませんし、彼女の声を聞くことも出来ませんが、僕は彼女が好きです。
気持ち悪いですけど。
なんせ僕のことを初めて愛してくれた人ですから。
僕は今。最高に幸せです。
第二話 別れ。
あの日は唐突に訪れました。
僕の転生みたく。
彼女の鞄の中に入っていた学校のある平日の昼のことです。
いきなりものすごい揺れが起こり、僕は吹き飛ばされました。
それはあの転生した日と同じでした。
僕はいくつもに分かれてしまいました。
彼女は大丈夫だろうか。ぼくはただそれだけを考えていました。
吹き飛ばされた後ものすごい暑さを感じました。
70度ほどでしょうか。
僕は飛ばされて地面に落ち、そこで生暖かいものに触れました。
それは人の血液でした。
僕は絶望しました。
そしてそれからしばらくして僕は落ちてきたコンクリートによって地面に埋まりました。
そこからは何も起こらず、何日も何日も僕は土に埋まっていました。
僕はずっと彼女が生きていることを願っていました。
でも、何も起こらなかったのです。
別れた僕の破片は様々なところにある用に感じました。
水の中。砂漠。海。
しかし、どこにいても人の温かいぬくもりを感じることは出来ませんでした。
あの人間のぬくもりを。
第三話 リスタート。
僕がもう一度起きたのはかなり長い年月がたった頃だった。
僕を見つけたのはとある博士だった。
僕が少し震えていることを発見し、研究しようとしていたらしい。
僕に自我があることがわかった博士は僕に体を与えた。
左上を動かすと左腕が動くとか。
ぼくはそのおかげで肉体を得た。
博士は僕が肉体的な震えとして音を聞くことが出来るようにもしてくれた。
視覚と味覚だけは獲得できなかったけど。
僕はそのときになってやっと僕が人間だったことを思い出した。
そして一番にこれで彼女を探せることを知った。
彼女を探すことは大変だろうが無限の時間を持つ僕は出来るだろう。
でも知りたくない自分がいる。
彼女の死を知ったら僕は生きる意味が無くなってしまう。
本当に僕は知りたいのだろうか?
いや。知ってしまっていいのだろうか。
「死んだか生きてるかもわかんなかったら彼女を供養できないだろ?」
「でもさ。死んだら僕は生きる価値がなくなっちまうよ。」
「生きる意味なんぞ新しく見つければいい。
彼女さんだってそんなこと望んでないだろ。そんなこと恐れてあってやれねえのか。」
「なあ博士。大爆発とか今までなかったか。
もしあったらそれが多分僕と彼女を葬り去ったやつなんだ。」
「こっちへ来い。」
「余り話せないことなんだがな。もしかしたら近衛山大噴火かもしれない。
2034年12月31日。京都近衛山にて大噴火が起こった。
この大噴火はおかしくてな。
なぜか内部圧力が上がりっぱなしだったんだ。
そのせいで被害は甚大だった。
神宮市は跡形もなくなり、その周りの地域も全て消えて無くなった。
約三百万の人が犠牲になった。
今も神宮市は封鎖されている。
大噴火の際に内部圧力が高まっていたのは政府の陰謀だったという説があるんだ。
自然にはほぼ確実に起こらない。
さらにそのとき政府の官僚がインターネット上で暴露したんだ。
その官僚はそれから三日後に自殺した。
他殺かもしれないと言われている。
これは表ではいえないがほぼ確実に政府の陰謀だ。
関西が独立運動をしていただろ。
あれを阻止しようとしたと言われている。
「まて。いいか。
俺の記憶では京都に神宮市なんてないし、そもそも関西で独立運動なんて起こってないぞ。
それに俺が住んでいたのは北海道だ。
それに起きたのは6月後半だぞ。」
「え?」
「は?」
第四話 捜索
とにかく僕は彼女を探すことにした。
彼女が死んだのは多分僕のとは違い近衛山大噴火なのだろう。
しかし僕には探すすべがない。
彼女の手に触れない限りわからないだろう。
声も名前もわからないのだから。
被害範囲が広すぎてどこに彼女が住んでいたかはわからなかった。
どれだけ調べても何もわからなかった。
どれだけ頑張っても好きな彼女一人探せられない自分がひどく頼りなく、悲しかった。
たぶん彼女は死んでいるだろう。
だんだんそんな気がしてきた。
あの爆発だ。死んでて当然だろう。
何を僕は生きていると思っていたんだろう。
働いてお金でも貯めてお墓を作ってやろう。
そうしてまただらだらと生きてみよう。
彼女は死んだ。そうなんだ。
だって出来ることは何だってした。
彼女は死んだんだ。
そうでなきゃ僕は死ねない体で生きていけないだろう。
もういいんだ。もう。
彼女は死んだのだから。
彼女は死んだんだ。
彼女は死んだ。
彼女は死んだ。
彼女は死んだ。
どっちにしろ会っても僕は気持ち悪いだろうし。
どうせ関わってくれなかっただろう。
もういいんだ。
もう。
もういいんだ。
そうだろ。
そうだろ。
そうだろ。
そうだろ。
そうなんだよ。
そうなんだよっ。
彼女はもう死んだんだよっ。
もうそれでいいじゃないか。
もういいんだよそれで。
もう。
第五話 もう一つの策
体をもらってから少し経った頃。
博士が僕に提案してきたことがあった。
体を作っている頃から博士はずっとお前の残りの欠片がほしいと言われていた。
その欠片を探す方法を見つけたらしい。
「まあ簡単に言うとだな。
まずお前を元素レベルに分解する。
そしてお前をそれぞれ日本中にばらまく。
そうすればまあ日本中がお前になるんだな。
日本中全ての感覚がお前に来る。
そしたらお前が自分の一部にも察知できるだろ。
で。俺が説明してもらう。
そしたら見つかるだろ。
お前さんの彼女だって生きてれば見つかるかもしれないぜ。」
「もういいんだよ。彼女は死んでいる。」
「で。この作戦はするのかい?」
「なあ。この体を動かすだけの欠片は残してくれるんだよな?」
「ああ。」
「考えてみる。」
「そういや女の子の体にしてやってもいいんだぜ。」
「断る。」
「彼女はいないんだぞ?」
「別にいいだろ。そういやさっきの計画の危険な点とかはあるのか?」
「まあね。あなたの頭に大量の情報がなだれ込んでくるから頭が耐えられるかが微妙なトコかな。
まあ考えといてくれよ。」
俺は彼女が生きているか気になっているのか?
淡い期待を持つとろくな事にならない。
期待なんか持っちゃいけない。
期待なんか持っちゃいけないけど。
「やらせてもらえますか。」
「いいぜ。楽しみにしてろ。」
第六話 大作戦
作戦が開始された。
全国約400万の箇所で俺がばらまかれた。
頭が痛い。変な感覚だ。
この日本中が俺だ。
歩く人たちがわかる。
この世界全てが感覚として見える。
感じる。この世界が。
くっそ。情報量が多すぎる。
処理が追いつかない。
ああ。見つけた。これは私だ。
「博士。見つけました。
芦ノ湖から南に約三百メートルの森の中です。
細かい場所は僕がその都度説明します。」
「りょーかい。」
なにかがおかしい。
日本の全土全て探したのに僕の破片が余りにも少ない。
おかしすぎる。何かが決定的に違う。
何だ。この違和感は何だ?そうだ。この感覚。
僕の飛ばされた破片があるのはこの日本じゃない。
こんな地面この日本には存在しないんだ。
でも流されては無いはずだ。
じゃあ。ここはどこだ。
この場所はどこだ。
感覚をこらせ。
これに似ているところがある。
なんだここは。
ここに覚えがある。
おかしいじゃないか。
余りにも似ているが違う。
なんてことだ。
ここは僕の住んでいた町じゃないか。
後編に続く
僕はグランメンティダーという僕の前の作品の方が傑作だと思ってます。暇だったら見て下さい。全然見てる人がいなくて悲しいんです。




