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婚約者にはなりません!!  作者: まちゅ
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ダンデライオンという家紋



そこでデイジーだ。

ダンデライオン伯爵邸は、王都から場所で3日ほどかかる森に囲まれた場所にこじんまり建っている。

5代前前は平民だったが、当時の王が視察に来た際森の中に迷い込み、熊に襲われかけたところを救ったとして、向こう5代まで伯爵の地位を貸与したのだ。それ以降は働きにより考えると。

当時にダンデライオンは謙虚で堅実で素晴らしい人柄だったため、大袈裟な建物は建てず、余ったお金はそこに住まう領民に還元していたとか。


現在のダンデライオン伯爵も堅実で謙虚ではあるが、先代の無駄使いと、娘のデイジーとデイジーの母パンジーの金使いが荒く、伯爵家は貧乏になり、領民の生活も困窮しているのだ。

言わいる貧乏貴族である。


本当であれば貴族学校に行かせることもできない。

そして必要も無いのだ。

何故ならば父の代で、貸与された貴族籍は返納しなければならないからだ。


現当主をもってダンデライオンの名を返納するようにと、デイジーが生まれる前に通達が下っている。


それをパンジーにも伝えているが理解できていないようだ。

彼女は元々貧乏な子爵令嬢だったが、、伯爵と結婚したことで偉くなった気でいるのか威張り散らしている。どうせ平民に成り下がるのに....


少なくとも父が働けなくなるまでは伯爵令嬢だが、元々平民の血筋で、また平民にもどる娘を貴族学校に入れても意味がないのだ。

それならば無駄使いせず後世に残しておこうとコツコツ貯めてはいたが....



しかしデイジーが候補に選ばれたことで学校へ入学させねばならなくなった...しかしそこまでのお金はない。


そこでデイジーが王子に頼み、王太子妃教育の為の資金から出してくれると言ったとの事。

そして通うのが大変なら王宮から通えば良いと言われたと.....。

王子からの封書もそのように我が家に届いていたため、疑いもしなかった。



実際にジェイドやシトリン同じく昨年4月に入学し、約1年はそれでまかり通っていた。



しかし、実際には王太子妃教育のための資金は、特定の令嬢だけに使われるものではないと国王から王子はお叱りを受け、責任をとっても王子のための予算から入学金と、1年分の授業料は捻出してくれたとか。


また婚約者候補の令嬢が何ヶ月も寝泊まりしてやりたい放題だと、耐えかねたメイドが王にクレーム入を入れ 、こちらも露呈。


さすがに王宮に住まわせることはできない。

王子の予算から代わりの宿代は出すことはできない

国の大事な民が汗水垂らし献上したお金を一令嬢のため使用する事は断じてできぬ。

と言う内容の国王直々にお怒りの連絡を頂いたのである。






そして慌てて貴族育成教育支援制度へ申し混んだのだが......

どの富裕貴族も手を上げないのである。

領地にばかりいる伯爵は理由は全く考えられなかった。


しかし、王都にいる貴族であれば誰でも知っている

自分は未来の王太子妃になるのよと周囲へ漏らし

王子にベッタリくっついている令嬢。

そして王子も宝物を扱うかのようにデイジーを見る。

少しでもデイジーにとって不都合が起きると王子がその家紋へクレームを入れたりと糾弾するのだ

令嬢の涙ひとつで時期国王の機嫌を損ねてはいけないと、最近では周りに人が寄り付かないのだ



そんな者を家でメイド扱いなどすればどうなるかも容易に想像ができるのである。



さすがに婚約者候補がどこにも置いて貰えないとなると、王家のメンツ丸潰れ。

そこで、王の富裕貴族の中でも特に信頼における物に頼んだが、デイジーとは娘が折り合いが合わなくて....や うちは男ばかりの世帯なもんでして...と断られてしまう始末。


ならば同じ候補のラベンダーやリリーの家紋にと思ったがこちらも候補どうしが同じ家に住むのはちょっと...と断られ....


何度か打診し、ようやく、オパール公爵家がほかの制度利用者と全く同じ扱いだ。特別扱いはしない。と念を押して渋々 首を縦に振ったのだ。



デイジーは王太子妃教育には全く顔を出さず、王子とダンスの練習や王子とのお茶会のみに出席していたため(友達がいないためほかの茶会には呼ばれない)、リリーと会うのは7歳の頃依頼5年ぶりだ。



ラベンダーはデイジーと学校で会うこともあるが、教育の事や、作法の事等を注意すると、泣き出され、王子に文句を言われて、面倒くさくなったラベンダーは必要な時以外は2人の前にはなるべく現れないのだとか。






ん?

王太子妃教育はどうしていたかだって??

最初のうちはパンジーとデイジーは王都のホテルに泊まり1ヶ月程通っていた。

しかしどうせ平民になるのだからと貴族教育を行なわずのびのびと育ったデイジーに難しい話はついていけず、費用のことや、教育が厳しいと泣きながら訴えるデイジーを、王子が可哀想に思い、伯爵家へ派遣された家庭教師がいたが.....いつからか来なくなったのだとか。


ただ月に一度か二度、王子とふたりで茶会があるから、今日はダンスの練習だからと王都に通っていただけである。

伯爵は王太子妃教育がどんなものか知らず、こんなもんだと不思議にも思っていなかったのである。


3月から住む場所がなかったデイジーは一度休学し家に帰っていた。


「どうして私がこんな目に...王宮からジェイド様と毎日一緒に通って寵愛を独り占めしているとみんなに知って貰えたのに....休学なんて...しかも今後公爵家から通わなくては行けないなんて。ジェイド様から見放されたと思われてしまう。そしたらまた貧乏貴族だと後ろ指を刺されてしまうわ。こうしている間にもラベンダー様とジェイド様が学校内で仲良くなったりでもしたら...どうにか....どうにかしないと。

そうだ!!どうせ公爵家に行くのだもの。そしてあの子も今年入学よね。

ふふふ。そうだわ。そうしましょう」

と何やら自分が考えついた事がよっぽど素晴らしいものだったようで楽しげ笑う。

.....

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