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幼馴染冒険者パーティを追放されたら、勇者パーティに拾われちゃった  作者: 藤なごみ


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第二百六十九話 王城での会議

 王城に着くと、シャーロットさんの部屋に向かったサマンサお姉ちゃんとドラちゃんたちと別れて、僕たちは会議室に向かいました。

 すると、既に陛下と主な貴族の面々が集まっていました。


「ゴーマン伯爵家の件は、既にお家取り潰しの基準に達している。新年の謁見でのゴーマン伯爵の態度をを見るに近い内に馬脚を現すと思ったが、流石にここまで早いとは思わなかった」


 陛下もかなり呆れているけど、壮大な馬鹿馬鹿しい計画が実行寸前だったのは事実です。

 しかも、過去の犯罪の証拠まで出てきているので、裏付け作業もしています。

 言い逃れの出来ないレベルの証拠も押さえているけど、それでも厳しい聴取は行います。


「本人は、未だに『貴族の中の貴族なのだから、この扱いは不当だ!』と大騒ぎしている。貴族特権全停止の上で重犯罪者用の牢屋に入れたが、恐らくスラちゃんの催眠術も必要になるだろう」


 僕も、陛下と同じくゴーマン伯爵と関係者はまともな供述をしないと思います。

 スラちゃんは、既に催眠術をやる気でいるみたいですね。

 いずれにせよ、取り調べは相当厳しくなるみたいです。


「ゴーマン伯爵家の罪状が判明次第、処分を伝える謁見を開く。余も、馬鹿な貴族に言いたいことがある。殆どの貴族には関係ないが、それでも言わなければならない」


 ゴーマン伯爵は、当主も嫡男も自分は選ばれた存在だと傲慢な態度を取っていた。

 陛下は、そのことをかなり危惧していました。

 王族も傲慢な態度を取らずに住民と接しているのに、貴族が酷い態度を取ったら意味ないもんね。

 更に、国からの関係者への接近禁止命令も堂々と破っているし、この辺も強く言わないといけません。


「更に、今回の謁見ではスラちゃんたちを袖口に控えさせて問題のある貴族がいないかを確認させる。問題があると認定された貴族は、軍による偵察活動を行う」


 陛下の話に、テーブルの上にいたスラちゃんが臣下の礼を取りました。

 クロちゃんとギンちゃんもいれば、問題のある貴族は直ぐに分かります。

 後は、ドラちゃんとスラちゃんによる偵察も行えますね。


「これまではそれなりに貴族に配慮していたが、ここ数年の状況を鑑みて国家安泰のために強く出ることにした。スラム街の改善が進んで経済がまわってきているが、不当な利益を得ているものもいるだろう。そういう不正も、勿論正さなければならない」


 陛下は、次の謁見でかなり強く出るみたいですね。

 でも、普通にしていれば何も問題ないから、反発するのは不正をしている一部の貴族だけです。

 僕たちも、十分に気をつけるということで話はまとまりました。

 そして、僕たちはシャーロットさんのところに向かいました。


「頑張って、いっぱい治療したよ!」

「メイド服着たお姉ちゃんが、ナオお兄ちゃんにありがとうだって」


 シャーロットさんの部屋に行くと、軍の治療施設で治療をしていたカエラとキースが話をしてくれました。

 どうやら、毒ナイフの試し切りをされてしまった使用人も、無事に意識を取り戻したみたいです。

 あと、ゴーマン伯爵家の抵抗が凄くて、怪我をした兵がたくさんいたみたいです。

 カエラとキースが大活躍したみたいで、僕もホッと一安心です。


「何れにせよ、毒に冒された使用人はゴーマン伯爵家への処分が決定するまで軍の施設にいることになるわ。主だったゴーマン伯爵家のものは捕まったけど、まだ何をしてくるか分からないわ」


 シャーロットさんが心配そうに言っていたけど、何れにせよ一週間以上は治療をしないといけません。

 そして、明日のシャーロットさん主催の奉仕活動は普通に行われることになったのだけど、厳重な警備を敷くことになりました。


「カエラ、キース、私たちは一旦お家に帰りましょうね。お父さんとお母さんに、何をしたかを報告しないといけないわ」

「「はーい」」


 サマンサお姉ちゃんがカエラとキースに声をかけていたけど、三人とも念のために明日の奉仕活動に参加したいみたいですね。

 お父さんというよりもお母さんの判断になると思うけど、危険が伴うかもしれないからこればっかりは仕方ないですね。

 こうして、明日の方針も決まったので僕たちはオラクル公爵家に戻りました。

 そして、ドラちゃん便でサマンサお姉ちゃん、カエラ、キースは実家に帰りました。

 その際に、明日はサマンサお姉ちゃんの代わりにお母さんがカエラとキースの保護者役として来ることになりました。

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