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幼馴染冒険者パーティを追放されたら、勇者パーティに拾われちゃった  作者: 藤なごみ


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第二百六十八話 偽の商会を制圧

 出発の準備を手早く終えた僕たちは、急いで犯罪組織のあるところに向かいます。


「行ってきます!」

「気をつけてね」

「「いってらっしゃーい!」」

 

 僕はシャーロットさん、カエラ、キース、キキちゃんに挨拶をして馬車に乗り込みました。

 既に軍が現場に先行して向かっているけど、僕たちも早く合流しないとね。

 そして、なんと現場は僕たちが僕たちが奉仕活動をしていたスラム街の直ぐ側にある商店街の一角でした。

 見た目は小さな商会なんだけど、地下に犯罪組織がいるんだって。

 普通のお店を、犯罪組織のカモフラージュにしていたんだ。


「では、スラちゃん宜しく頼む」


 小さな商会を取り囲むように兵を配置した後、ヘンリーさんの指示でスラちゃんが潜入を開始しました。

 スラちゃんも、触手をフリフリしながら意気揚々と建物の中に入っていきました。

 スラちゃんなら、直ぐに相手のことを調べられます。

 そして、数分後にはスラちゃんが偵察を終えて僕たちのところに戻ってきました。


「お帰り、スラちゃん。わあ、店員は全て犯罪組織の人なんだって。毒は地下室に保管しているみたいだよ」

「なら、店員を全て捕まえればいいね。一般客もいるから、巻き添えにしないように」

「「「はい!」」」


 スラちゃん曰く、店内には普通の魔導具も置いているので広範囲の魔法は使わない方がいいそうです。

 僕の話を聞いた各個撃破すればいいだけだと、サマンサお姉ちゃんが気合を入れていました。

 ということで、一気に僕たちは小さな商会の中に入っていきました。


 ダダッ!


「なんだお前らは!」

「全員動くな! 軍による緊急捜査を行う!」

「「「なっ!?」」」


 突然店内に現れた僕たちに、店員が大声をあげました。

 しかし、ヘンリーさんの返事に逆に店員は驚きの声をあげていました。

 そして、一気に店員になりすましていた犯罪組織のメンバーを捕まえ始めました。


「一部先行して、二階と地下室を押さえろ。奴らを逃がすな!」

「「「はい!」」」

「「ワン!」」

「キュー」


 ヘンリーさんが一階に残って現場指揮を執ってくれるので、その間に僕たちは二手に分かれて二階と地下室に向かいました。

 僕は、エミリーさんとサマンサお姉ちゃんと一緒に地下室に向かいました。


「「「ああ、なんだお前らは!?」」」

「「邪魔!」」


 バキン、ボカン!


「「「ぐへっ!」」」


 うーん、エミリーさんとサマンサお姉ちゃんが身体能力強化魔法を全開にして闇組織の構成員をぶん殴っているよ。

 スラちゃんも一緒に思いっきり犯罪組織の構成員に体当たりをしていて、僕も木剣を手にして犯罪組織の構成員を吹き飛ばしました。

 こうして、数分で地下室は制圧完了です。

 地下室にはクロちゃんがついて来てくれたので、一緒に不審なものを探していきます。

 すると、直ぐに目的のものが見つかりました。


「ワンワン!」

「あっ、エミリーさん、サマンサお姉ちゃん、毒の入った瓶を見つけました。スラちゃんがアイテムボックスにしまいました」

「その毒を鑑定にかければ、ナイフの毒と同じか直ぐに分かるわ。それにしても、爆弾型魔導具とかもあるし、いったい何をやりたかったのかしら」

「明日のエミリーさん誘拐計画の書類もあるわね。どうやら、教会を爆破する計画だったみたいだわ」


 エミリーさんもサマンサお姉ちゃんも、周囲にある資料を手にして思わず呆れていました。

 奉仕活動をしている教会を爆破して、その隙にエミリーさんを誘拐する作戦だなんて。

 あまりにもばかげている作戦ですね。

 ちなみに、倒した犯罪組織の構成員は一緒に着いて来た兵が拘束して連行していきました。

 その他にもたくさんの資料を押収して、僕たちは一階に戻りました。


「はあ、なんとも馬鹿らしいが計画実行段階にあったのは間違いない。国家反逆罪に問われても、何も反論できない。貴族の中の貴族なら、何をしていいのか悪いのかが直ぐに分かるはずだ」


 報告を受けたヘンリーさんが皮肉たっぷりに言っていたけど、実際に爆発物まで用意してあったのだからゴーマン伯爵はもう言い訳はできないね。

 二階も制圧完了したけど、こちらは偽装商会のところになっていました。

 しかし、商品は強盗を行って奪ったものなので、ほぼ仕入れはなかったそうです。

 ということで、商会にある商品も全て没収となりました。

 想像以上に大きな事件になったので、僕たちは王城に行って関係者に報告することになりました。

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