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幼馴染冒険者パーティを追放されたら、勇者パーティに拾われちゃった  作者: 藤なごみ


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第二百四十八話 代官が到着しました

 翌朝、ドラちゃん便が王都に向かって行き、戻りの便で何人か連れてきました。

 代官になる人とその家族で、六歳くらいの男の子もいますね。


「わー、あっという間に着いたよ!」

「ふふ、凄かったわね」


 小さな子が王都からの空の旅に大興奮しながらお母さんに一生懸命説明していたけど、ドラちゃんなら王都からあっという間に到着しちゃうもんね。

 そして、ヘンリーさんが代官になる人と話をしていました。


「予算が問題なければ、先ずは通常の執行で問題ないと思う。その辺は、少し休んでから話をしよう」

「殿下、恐縮です」


 ドラちゃんと一緒に行ったスラちゃんがアイテムボックスに代官家族の荷物を入れているので、荷物の仕分けも必要です。

 みんなで荷物を代官邸に運び込んで、それから話をすることになりました。


「ヘンリーさん、思ったよりも随分と若い代官さんですね」

「まだ二十五になったばっかりらしいが、官僚試験にも合格している。実務経験もあるし、問題ないという判断になった」


 多分、代官になった人からすれば大抜擢なのかもしれません。

 でも、あの捕まった代官はそもそも代官っぽくなかったもんなあ。

 ということで、片付けを終えてみんなで少しゆっくりしながら話をすることになりました。


「私たちは、後三日はこの直轄領に残る予定だ。その間に、できるだけのことをするつもりだ」

「ご配慮頂き、感謝申し上げます」


 代官は、立ち上がってペコリとヘンリーさんに頭を下げました。

 奥さんも頭を下げているけど、男の子はドラちゃんたちとお庭で元気よく遊んでいました。


「この後だが、町の主なものを集めて紹介する。昨日のうちに話を通してあるから、直ぐにやってくるはずだ」


 午前中は、僕たちも全員代官邸に残って町の人との面会に協力する予定です。

 でも、町の人はみんな新しい代官が来るのを楽しみにしていたんだよね。

 きっと、町の人も歓迎してくれるはずだよ。


「午後は、私、シンシア、それからナオ君とともに実務の確認を行う。守備隊長も参加予定だ。執事はあと一週間は治療施設に入院するので、後日改めて話をするように」

「畏まりました」


 取り敢えず、今日の予定が決まりました。

 奥さんと男の子は、午後は使用人と話をするそうです。

 ヘンリーさんのお話が終わったので、ちょっと質問してみます。


「あの、王都からこの王国直轄領に来て大丈夫なのですか? その、お家のこととか……」

「ナオ君はとても優しい子なのね。私たちは元は地方出身の平民で、今まで官舎住まいだったのよ。だから、急に引っ越してもなにも問題ないのよ」


 代官の奥さんがニコリとしながら答えてくれたけど、でも荷造りは大変だったはずです。

 取り敢えず、ある程度まとめたらスラちゃんが官舎に行って全部アイテムボックスに入れたそうです。

 後は、この屋敷の使用人が綺麗に収納してくれるそうです。


「では、そろそろ人が集まる頃だろう。息子も楽しそうに遊んでいるが、一旦お休みだな」


 僕たちは、ヘンリーさんの話を聞いて一斉に窓の外を眺めていました。

 男の子が、ドラちゃんやクロちゃんたちと元気よく追いかけっこをしていますね。

 とっても楽しそうだし、側にいる使用人もニコリとしていました。

 顔合わせは僕たちがいる応接室で行い、温泉地の代官もやってくるそうです。


「いやはや、皆さまの大活躍の話が温泉地でも有名になっております。何でも、『白銀の竜使い』様が大魔法を使ってあっという間にゴブリンを殲滅したと、実際に戦った冒険者から話を聞きました」

「おにーちゃん、すごーい!」


 そして顔合わせの後で、温泉地の代官が興奮したように話をしてきました。

 顔合わせ自体はなにも問題なかったけど、その後で僕たちがゴブリンの集団を倒した話で一気に盛り上がっちゃいました。

 もしかしたら王都から来た代官が町の人と早く仲良くなるように気を使ってくれたのかもしれないけど、一番盛り上がっていたのは元気な男の子でした。

 やっぱり男の子だから、派手な戦闘シーンとかは大好きだよね。

 そのうちサマンサお姉ちゃんやエミリーさんも混じって、主に僕が活躍した話をしていました。

 その度に男の子は凄いって大興奮していたけど、僕としてはとっても恥ずかしくなっちゃいました。

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