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幼馴染冒険者パーティを追放されたら、勇者パーティに拾われちゃった  作者: 藤なごみ


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第二百四十四話 挨拶に来てくれました

 翌朝、朝食時にシンシアさんが王城の様子を教えてくれました。


「どうやら、昨晩ヘンリーたちは代官と繋がっていた貴族家の強制捜査を行ったみたいだわ。だから、少なくとも午前中は強制捜査の続きをするそうよ」


 どうもドラちゃんが王城に着いたら陛下とかが待っていて、陛下の指示でスラちゃんが代官の鑑定と催眠術を行ったそうです。

 そして、直ぐに軍とともに名前が出た貴族家に向かったという。

 電光石火の早業ですね。

 罪としては、前に僕の地元の代官がやったように人事権のある貴族に賄賂を贈って人事が有利になるようにしているそうです。

 別ルートの人事権に絡む事件なので、投入する軍もかなりの数になるそうです。

 悪いことはやっちゃ駄目ですね。


「じゃあ、私たちもチーム分けしましょう。私とクロちゃんとキキちゃんで代官邸内の捜索の続きをして、残りのメンバーで森の中の害獣駆除をしちゃいましょうね」

「「「はい!」」」


 ということで、シンシアさんがチーム分けをしてくれたので、朝食を食べたらさっそく行動を開始します。

 先ずは、守備隊の詰所に行って守備隊長さんから話を聞きます。


「シンシア様より、冒険者ギルドに害獣駆除に必要な予算が持ち込まれましたので、本日は多くの冒険者も害獣駆除に参加する予定です」


 おお、流石はシンシアさんですね。

 ヘンリーさんの指示もあったかと思うけど、とても素早い対応です。

 それに、冒険者も報酬がきちんと支払われるのならヤル気が違うもんね。

 更に、守備隊長さんが僕にあることをお願いしてきました。


「ナオ君には申し訳ないけど、本日の害獣駆除が終わったら怪我をしたものを治療して欲しい」


 治療の件も、全く問題ありません。

 シンシアさんは屋敷の捜索で忙しいけど、エミリーさんとシアちゃんもいるもんね。

 そう考えると、勇者パーティって治療ができる人が多いよね。

 冒険者も守備隊の詰所に集まってきたし、さっそく森に行きましょう。


「じゃあ、最初に広範囲探索魔法を使って、森の中がどうなっているか確認しますね」

「うむ、ナオ君やってくれ」


 僕は、守備隊長さんに許可をもらって森の中を確認することにしました。

 一晩経って、森の中はどう変わったかな?


 シュイン、ぴかー。


「昨日も見たが、やっぱり半端ない魔法だな」

「冒険者のガキが貴族になったって聞いたが、これだけの馬鹿みたいな魔法を使えりゃ、そりゃ当然だな」


 うん、冒険者が僕の背後から口々に何か言っているけど、特に気にしないでおこう。

 エミリーさんとサマンサお姉ちゃんが何故か冒険者の話を聞いてドヤ顔をしているけど、あの表情は良くないことを考えている時の表情だよ。

 えーっと、先に探索結果を。

 あれ、この反応は?


「守備隊長さん、昨日ゴブリンを倒した方の森は静かなんですけど、反対側の森から四十以上の反応がこちらに向かって来ています!」

「「「なに?!」」」


 予想外の反応に、守備隊長さんだけでなく他の人たちもビックリしちゃいました。

 でも、何だか悪意のある反応じゃないんだよね。

 そして、僕たちの前に反応を見せたものが姿を現しました。


 ガサガサ、ガサガサ。


「「「キキッ!」」」

「うん?! サルの群れか?」


 森から姿を現したのは、小さなおサルさんの群れでした。

 冒険者もサルの群れに敵意を持っていないので、思わずきょとんとしちゃいました。

 あれっ、この群れってもしかして……


「もしかして、僕たちのお友達になったキキちゃんのいた群れかな?」

「「「キキッ!」」」


 おおー、当たりだったみたいなので、サルの群れが大喜びしていますね。

 キキちゃんが大丈夫か、心配になったみたいです。

 今日のキキちゃんは捕まえた代官邸の捜索をしているというと、凄いってまた大喜びしていました。

 その後も、森の様子などを教えて貰ったりしました。

 ギンちゃんも、サルの群れに色々なことを教えていますね。


「ばいばーい!」

「アオン!」

「「「キキッ!」」」


 そして、暫くお喋りしたら、サルの群れは森に帰っていきました。

 すると、僕のことを守備隊長さんと冒険者が呆れた様子で話してきました。


「まさか、現地にいるサルから話を聞いて情報を聞き出すとは。ナオ君は本当に規格外だね」

「というか、さっきの広範囲探索魔法もだし、ナオはどう考えても普通の冒険者じゃないな」

「『白銀の竜使い』の二つ名は伊達じゃないってことだな」


 みんなの声を聞いたエミリーさんとサマンサお姉ちゃんが、ナンシーさんとシアちゃんとギンちゃんとともにまたドヤ顔をしていました。

 う、うーん。

 普通に頼めば、みんな教えてくれる気がするんだよなあ。

 僕は、思わず頭をポリポリとしちゃいました。

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