表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼馴染冒険者パーティを追放されたら、勇者パーティに拾われちゃった  作者: 藤なごみ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

235/381

第二百三十五話 害獣駆除開始

 応接室の空気がほんわかとしたところで、さっそくお仕事のお話になりました。

 代官は、僕たちの緊張を解すためにわざと温泉まんじゅうの話をしたんだね。


「では、話をいたしましょう。ご報告しておりますが、二点お願いがございます。一つ目は、周囲に広がる森の害獣駆除になります。この村の駐留部隊が定期的に街道の害獣駆除をしておりますが、全てを討伐するには至っておりません」


 代官が話すに、元々この村を含む王都直轄領に駐留している国軍は数が少ない上に広いところをカバーしてるんだって。

 なので、色々と手が回らないそうです。

 ヘンリーさんが部隊の増員の手配をしてくれているらしいけど実際に追加兵がやって来るのはもう少し先なので、その間僕たちがある程度害獣駆除を行うことになりました。

 街道に危険が及ぶと、折角温泉にきた人たちが動物や魔物からの被害を受けることになっちゃうもんね。


「そして、もう一つのお願いが建物の浄化になります。この村にもよどみのある建物が存在しておりまして、そのために新たな建物の建設が行えません。村には多くの観光客が来ておりますので、宿泊施設の増設が急務になっております」


 年々村を訪れる観光客が増えているらしく、限りあるスペースに新たな建物を建設しているそうです。

 それでもスペースが足りないので、よどみのある建物を浄化して撤去して新たな宿を建てたいそうです。


「既に話は聞いているが、実際に村を訪れると本当に多くの観光客が訪れている。この村に向けられる不満は、いずれ王国に向くだろう。急いで対策をしよう」

「ご配慮くださりありがとうございます」


 ヘンリーさんに代官が深々と頭を下げていたけど、どれも急いで対応する必要があるね。

 ということで、僕たちも直ぐに活動することになった。


「観光客の命の安全が優先だ。街道沿いの森の害獣駆除を優先的に行う。倒した動物や魔物は、この村の冒険者ギルドに卸すことにする」

「「「はい!」」」

「キュー」

「「アンアン!」」


 ヘンリーさんの方針に、僕たちも元気よく返事をしました。

 ということで、さっそく代官邸に出て村の外に向かいました。

 暫く浄化案件ばっかりやっていたから、害獣駆除系の依頼は久々な気がするね。


「我々が危険なところさえやってしまえば、後は軍に任せればいい。何でもかんでも、我々がやる訳にはいかない。我々は、我々にしかできないことをするのだ」


 おお、歩きながらヘンリーさんがカッコいいことを言ったよ。

 確かに僕たちじゃなくても出来る仕事は、その人に任せればいいね。

 こうして、みんなで色々話をしながら街道沿いの森に到着しました。

 先ずは、この森の状況を広範囲探索魔法で確認してみようっと。


 シュイン、もわーん。


「うーん、四キロくらい確認したけど少しよどみがあるくらいで、ダークシャドウがあるとかそんなのはないです。でも、確かにたくさんの動物や魔物がいますね」

「そうか、なら探索魔法が使えるもので分かれて活動しよう」


 僕とスラちゃんが探索魔法を使えるので、ヘンリーさんの言う通り分かれて行動します。

 ヘンリーさん、シンシアさん、スラちゃん、ドラちゃん、クロちゃんがチームを組み、僕、エミリーさん、ナンシーさん、シアちゃん、ギンちゃんでチームを組みます。

 この前の小規模スラム街で行った犯罪組織の討伐メンバーとは、ちょっとメンバー交代があります。

 ではでは、さっそく害獣駆除を始めましょう。


 シュイン、もわーん。


「この先に集団で行動している何かがあります。たぶん、オオカミの群れっぽいです」

「じゃあ、最初はオオカミの群れから始めましょうか」


 ということで、僕たちのリーダーであるナンシーさんの指示でどんな動物や魔物を倒すかを選んで貰います。

 というか、一旦動物を倒すとシアちゃんが血抜きをする間に血の匂いが別の動物や魔物をおびき寄せるので、ある意味移動しなくても済みそうです。

 僕の催眠魔法とエミリーさんのエリアスタンで動物や魔物を確実に行動不能にしてから倒しているので、僕たちの被害も全くありません。

 よどみがあるところはギンちゃんが臭いを嗅ぎ分けてくれるので、ついでに浄化もしていきます。


「うーん、たった一時間で大量の動物や魔物を倒しましたね」

「確かに、これだけの数がいるとは思わなかったわ。兵が増員されるまで持つように。もっとたくさんの動物や魔物を狩りましょう」


 ナンシーさんも思わずビックリする程たくさんの獲物を倒したけど、午前中はあと三時間活動します。

 なので、まだまだたくさんの獲物を倒しそうですね。

 ちなみにエミリーさんが通信用魔導具でヘンリーさんに状況を確認していたけど、ヘンリーさんの方もたくさんの獲物を狩っているそうです。

 さてさて、適度に休憩を取りながら僕たちも頑張りましょうね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ