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幼馴染冒険者パーティを追放されたら、勇者パーティに拾われちゃった  作者: 藤なごみ


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第二百三十三話 一緒に遊んで欲しい!

 その後も、順調に小さなスラム街を拠点とする犯罪組織を壊滅させていきました。

 もちろん、安心安全を第一にして無理な戦闘は避けました。

 この方法を取ると捕まえた犯罪者もほぼ無傷なので、余計な治療も不要で尋問もやりやすいそうです。

 そんな中、ヘンリーさんがオカネスキー伯爵に関して愚痴を漏らしていました。


「オカネスキー伯爵夫妻は、金品の持つ魅力にとらわれた本当に危ない者たちだった。自分たちが贅沢をするためには、手段を選ばない危険な考えを持っていた」


 詳細は捜査中なので詳細は秘密だったけど、夫婦揃って贅沢をするために色々としているみたいです。

 そのために、無理矢理僕との縁を繋ぎにきたり、縁を繋ぐのに失敗したら陛下に文句を言う行為をしていたみたいです。

 それもこれも、僕のことを金蔓にするためだったようです。


「ナオ君は、大金を得るだけの難しい仕事をしている。そうして得たお金を、楽して得ようとしたのがオカネスキー伯爵だ。貴族は何をしてもいいのかと父上もかなり怒っていて、貴族主義派もオカネスキー伯爵の行動はあり得ないと言っているくらいだ」


 つまり、オカネスキー伯爵は殆どの貴族から非難される行動を取ったことになる。

 そして、オカネスキー伯爵が暴走したことにより、他の贅沢派と言われる貴族たちは当分大人しくせざるをえなくなったそうだ。

 でも、僕たちが壊滅させた犯罪組織と繋がっていたらどんどんと取り締まると、ヘンリーさんは当たり前のことだと言っていた。


「さて、今日は午前中で対応が完了する。午後は、久々に薬草採取などしてもいいだろう。予定通り、来週は山岳地帯にある王都直轄領に行くぞ」


 実は、この小さなスラム街にある犯罪組織はほぼ壊滅に追い込みました。

 あと一つだけなんだけど、既にスラちゃんの睡眠魔法が犯罪組織の拠点にかかっています。

 なので、兵が眠ってしまった犯罪者をつかまえるだけです。

 そして、ここ暫く頑張ったご褒美も兼ねて来週は王国直轄領に向かいます。

 なんと、疲れが取れる温泉が湧いているそうです。

 温泉は初めてなので、とっても楽しみです。

 混浴があるのだけど水着を着けないといけないので、事前に用意しておきます。

 さてさて、無事に犯罪組織を壊滅させたし、これで午前中のお仕事は終了です。

 僕とナンシーさんはオラクル公爵家に戻るんだけど、今日はエミリーさんも一緒に着いてくるそうです。

 ということで、後は軍に任せて僕たちは馬車に乗って戻りましょう。


「あうあうー」

「ふふ、こう見るとアーサーとエドガーが小さい頃を思い出すわ。ルルはとっても可愛いわね」


 オラクル公爵家に行くと、午前中はお勉強をしているお兄ちゃんのセードルフちゃんに変わって、昼食までの間エミリーさんがルルちゃんの相手をしていました。

 年下の弟分の相手をしていたので、エミリーさんは上手にルルちゃんを抱っこして絵本を読ませています。

 ルルちゃんも、優しいお姉さんに相手をしてもらってとってもご機嫌ですね。

 そして、そのまま昼食を食べに食堂に移動します。


「お勉強、疲れた……」


 あらら、いつもは元気満々のセードルフちゃんが、テーブルに突っ伏して思いっきりどよーんとしていますね。

 未来のオラクル家当主になるための勉強だから、本当に大変みたいです。

 そして、セードルフちゃんが可愛らしく僕にあるお願いをしてきました。


「ナオにーに、午後は一緒に遊ぼーよー」


 あらら、セードルフちゃんは僕が暫く忙しくて一緒に遊んであげていなかったのもあってか、今日は積極的ですね。

 薬草採取の予定だったけどって思いながら、僕はナンシーさんとエミリーさんをチラッと見ました。


「ナオ君、ヘンリーは薬草採取とかをしてゆっくりしていなさいと言ったようなものなのよ。だから、セードルフちゃんと遊んでも何も問題ないわ」

「ええ、そうよ。ナオは優しいから私たちに気を使っているのかもしれないけど、言いたい時は遠慮せずに言って構わないのよ」

「わーい!」


 ナンシーさんもエミリーさんも、全く問題ないとニコリとしながら返事をしてくれました。

 セードルフちゃんも、あっという間に元気になって両手を上げながら喜んでいますね。

 ルルちゃんも、僕たちと遊ぶのを楽しみにしているみたいです。

 こうして、午後は予定を変更してセードルフちゃんとルルちゃんと遊ぶことにしました。

 エミリーさんも楽しそうにしてくれたし、結果的に全く問題なかったですね。

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