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幼馴染冒険者パーティを追放されたら、勇者パーティに拾われちゃった  作者: 藤なごみ


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第二百二十話 みんなが僕の部屋に集まったよ

「じゃあ、行って来るわね」

「グルル」

「「「行ってらっしゃーい!」」」


 バサッ、バサッ、バサッ。


 サマンサお姉ちゃんは、早速大きくなったドラちゃんにまたがって実家に向かいました。

 僕たちは、オラクル公爵家の庭でサマンサお姉ちゃんとドラちゃんを見送りました。

 サマンサお姉ちゃんのことだから、お父さんとお母さんにパパって話して帰ってくる気がするね。

 その間、僕は部屋に戻ってヘンリーさんから渡された本を読みながら勉強することにしました。

 一冊読み切ったと思ったら、また難しい本を僕に渡してきたんだよね。

 貴族として必要な知識が書いてあるってヘンリーさんが言っていたけど、本のタイトルが「官僚試験入門書」って書いているのは気のせいかな。

 そんなこんなで、僕は部屋に移動しました。

 ちなみに、スラちゃんはカエラとキース、それにセードルフちゃんと一緒にいるそうです。

 いったいみんなでどんな遊びをするのかなと思いながら、僕はみんなと別れました。


 カキカキカキ。


「えーっと、ここはこうで、こっちはこうで……」


 なんというか、この本は計算問題もとても多いなあ。

 お母さんに色々な計算方法を教わったけど、勉強していなければ解けない問題がたくさんあります。

 僕は、ペンで手元にある紙に本の計算問題の途中計算と解答を書いていきます。


「「「えーっと、昔々あるところに……」」」

「あぶー」


 そして、何故かカエラとキースとセードルフちゃんが、僕の部屋のベッドの上でルルちゃんに絵本を読んであげていました。

 ルルちゃんも皆に絵本を読んでもらってとてもご機嫌だったけど、何で僕の部屋に集まっているのだろうか。

 ちなみに、スラちゃんたちスライムも、僕のベッドの上に集まって何かお喋りをしていました。

 更に、クロちゃんとギンちゃんはベッドの側でスヤスヤとお休み中です。


「みんな、ナオ君と遊びたいみたいなのよ。でもナオ君はお勉強中だから、せめて同じ部屋にいたいってことみたいなのよ」


 イザベルさんがちょっと苦笑しながら答えてくれたけど、みんな僕と遊びたいということはよく理解しました。

 きっとサマンサお姉ちゃんも昼食前には帰ってくるはずだし、午後はみんなと遊んであげないとね。

 ということで、僕は午後は自由になるようにと集中して勉強することにしました。


 バサッ、バサッ、バサッ。


「あっ、ドラちゃんが帰ってきた!」

「「サマンサお姉ちゃんもだ!」」

「あぶー!」


 そして、もうそろそろ昼食というタイミングで、ドラちゃんに乗ったサマンサお姉ちゃんが実家から帰ってきました。

 ちびっこたちは全員僕の部屋の窓から庭を眺めていて、カエラに抱っこされたルルちゃんも大きいドラちゃんに大興奮です。

 すると、ちびっこたちは一斉に僕の部屋から庭に向かったので、僕とイザベルさんもしょうがないねと思いながらちびっこたちの後をついていきました。


「「「おかえりなさい!」」」

「あぶー」

「ただいま。お迎えありがとうね」

「キュー」


 庭に出たちびっこたちは、ニコニコしながらサマンサお姉ちゃんに抱きついていました。

 サマンサお姉ちゃんも、カエラからルルちゃんを受け取ってニコリとしながら抱っこしていますね。

 ちょうど昼食が出来たようなので、食堂に行って話を聞くことになりました。


「お父さんもお母さんも、詳しい話をしたら何となく予想できる事件だったって言っていたわ。念のために、代官経由でバンザス伯爵様にも連絡してもらったわ」


 おお、流石はサマンサお姉ちゃんです。

 もぐもぐとお肉を食べながら実家で何をしてきたのか説明してくれたけど、バンザス伯爵に連絡が言っているのなら安心ですね。

 そして、サマンサお姉ちゃんからちょっと残念なお知らせもありました。


「カエラとキースも、夕方にはうちに帰るわよ。ナオがこういう状況だし、お母さんも私たちは実家にいた方が良いって言っていたわ」

「「「えー!」」」


 カエラとキースだけでなくセードルフちゃんまでブーイングしていたけど、こればっかりはしょうがないね。

 カエラとキースがいくら強くても、まだ僕よりも小さいもんね。

 それに、二人が事件に巻き込まれるのは僕も避けないといけません。

 ということで、午後一緒に遊んだら二人は実家に帰ることになりました。

 すると、しょんぼりしている二人にグレイスさんがあることを話しました。


「少し落ち着いたら、正式にナオ君の法衣男爵叙爵パーティーを行うわ。その時には、みんなを誘うことにするわよ」

「「本当に?」」

「ええ、本当よ。それにナオ君のことだから、また直ぐに陞爵するはずよ。その際には、またパーティーをするわ」


 あの、グレイスさん。

 僕が法衣子爵になるのって、確か来年以降だったはずだよ。

 そんなに簡単にポンポンと出世はしませんよ。

 それでも、これでカエラとキースの機嫌が良くなったのか、夕方まで元気よくみんなと一緒に遊んでいました。

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