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幼馴染冒険者パーティを追放されたら、勇者パーティに拾われちゃった  作者: 藤なごみ


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第二百九話 大手柄、かな?

 そして、ある意味贅沢な問題が出来ちゃいました。

 というのも、市場の清掃があっという間に終わっちゃったので、次に何をやろうかという問題です。

 廃墟の浄化も必要だけど、今は新たに見つかった怪しい建物への対応が優先されます。

 そっちは、まだヘンリーさんとスラちゃんたちの調査が続いているので、今は調査結果待ちです。


「組合長、何かやることはあるかしら?」

「うーん、市場を綺麗にしてもらっただけでもありがたいです」


 ニーナさんが組合長に聞いても、答えはありませんでした。

 それならってことで、シンシアさんの提案で暫くこの作業をすることになりました。


「ナオ君とドラちゃんは、ちょっと休憩ね。私とエミリーで、漁業関係者の無料治療をするわ」


 ということで、急遽市場で無料治療が始まりました。

 謎の黒尽くめの人たちが出入りしている建物の件で僕とドラちゃんの魔力を温存したいので、最初はシンシアさんとエミリーさんが治療してナンシーさんとクロちゃん、それにギンちゃんが周囲の護衛につきます。

 その間に、ニーナさんと兵が漁業関係者から何か改善することはないかと聞いていました。

 組合長は、仕事があるので執務室に戻りました。

 僕とドラちゃんは、おやつを食べたりしてちょっと休憩します。


 シュイン、ぴかー。


「腰や膝に加えて、肩も痛めていましたよ」

「漁師は力仕事だからな。どうしても、そういうところを痛めるんだ」


 シンシアさんが日焼けをした中年の漁師を治療しているけど、力仕事をする人はみんな色々なところを痛めるよね。

 でも、シンシアさんとエミリーさん、それにシアちゃんもいるので余裕で治療は回っています。


「「キャンキャン!」」

「コイツね。ちょっと話を聞かせてくれるかしら?」

「な、な、な、な……」


 そして、残念なことに時々クロちゃんとギンちゃんチェックに引っかかる漁業関係者がいました。

 クロちゃんとギンちゃん曰く、更正の意思がある人や軽犯罪くらいは見逃しているそうです。

 二匹が吠えるとなると、余程悪いことをしているんですね。

 何人かの漁業関係者が、連行されて行きました。


「身につける薄い浮き輪みたいなものがあれば、万が一海に堕ちても大丈夫だな」

「後は、乱獲を防がないとならない。たまに密漁している馬鹿がいるぞ」

「そんなことがあるんですね。新しい道具開発もそうですが、港に駐留する兵も増強しましょう」


 ニーナさんも、漁業関係者から色々な意見を聞いて驚いていました。

 詳しくメモを取っていて、屋敷に帰ったらさっそく対策をするのでしょうね。

 僕とドラちゃんも暇になっちゃったので、漁業関係者から話を聞くのを手伝っていました。

 すると全然別件の事件が分かって、急いで組合長がやってきました。


「さっき捕まえた奴が、組合費を横領していたことが分かった。くそっ、頭の痛いことをしやがって!」


 おお、組合長が顔を真っ赤にするくらい超激怒しているよ。

 大切なお金を横領されたのだから、そりゃ怒るよね。

 しかも、財務監査役もグルだったそうです。

 とっても頭の痛い話になっちゃいました。

 なので、期せずして領都の中心部から兵を追加で呼ぶことになっちゃいました。

 ついでに、ヘンリーさんとスラちゃんの方にも兵が追加で行ったみたいです。


「ニーナ様、本件について誠に申し訳ありません」

「組合長からの謝罪を受けましょう。とにかく、組織の健全化を進めなければなりません。私たちもサポートしますので、早急に対策を行いましょう」


 組合長はニーナさんに頭を下げて謝罪していたけど、一刻も早く体制を作り直さないといけないね。

 漁業組合の人たちも話を聞いていたので、どうするか色々意見を出し合っていました。

 ニーナさん曰く、自浄作用がない場合はガンナー侯爵家が強制的に関与することになったけど、この様子なら再建の補佐をすれば大丈夫って言っていました。


「しかし、二頭とも凄いな。まさか、犯罪を働いていたものを見つけるとは」

「「キャンキャン!」」


 クロちゃんとギンちゃんは、組合長に褒められてとってもご満悦です。

 二匹としては、普通にお仕事しただけだもんね。

 こうして、色々な問題を解決しつつ漁業関係者への治療と聞き取りを続けていきました。

 すると、作業開始して一時間ほどしたらヘンリーさんとスラちゃんが市場にやってきました。


「スラちゃんの偵察で、暗黒杯があることが確認された。これから制圧を行うので、みんなも来てくれ」

「こちらも一段落したところです」


 ヘンリーさんとシンシアさんが話をしているけど、どうやらまだできて間もない拠点らしいです。

 ということで、僕たちも出発準備を整え始めました。


「申し訳ありませんが、我々は現地に向かいます」

「ヘンリー、十分に気を付けて。私は、組合長と話がありますのでここに残ります」


 ヘンリーさんがニーナさんに報告しているけど、市場で何があったかは落ち着いてからヘンリーさんに話をした方がいいですね。

 ではでは、準備もできたのでさっそく現地に向かいましょう。

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