エルデンリングおじさん最終回:愛する者ためだけの王になった男
これは後にエルデの王となり、エルデンリングをトロコンするまでやり込んだ、とあるおじさんゲーマーの、エルデンリング初見プレイ時の回顧録である。
フロムゲーに出会う前、私は自分になんとなく自信が持ちきれなかった。何をやっても駄目な奴、俺なんてどうせ、と、ちょっと自分を卑下していた。だが、そんな卑屈気味だった私の心を、フロムゲーは変えてくれた。
今なら言える、I can do it! と。
そしてもうすぐDLCが来るのにエルデンリングを挫折してしまった人、これからエルデンリングを始める人達には、You can do it! と言ってあげたい。
発売日から5か月後。毎日30分から1時間、こつこつプレイし、たどり着いた極み。更にトロコンするまでに地道に3か月かけ、私はエルデンリングのトロコンを無事完了させた。
トロコン後、私的レベル250止めしていた状態の対周回ラスボス用安定攻略ビルド(素性剣士)
生命力60
精神力40
持久力45
筋力 34
技量 24
知力 60
信仰 57
神秘 9
装備
宿将の兜
親衛騎士の鎧
宿将の手甲
聖騎士の足甲
メイン武器、星獣の顎+黄金律の聖印10
大盾 神聖な聖樹紋の大盾+25
祈祷 蟲糸(保険)
タリスマン
大盾のタリスマン
集う信徒の誓布
大壺の武具魂
カーリアの徽章
これで周回ラスボスは完封できた。
※のちに星獣の顎は弱体化されたので、現在はマリケスの黒い剣に持ち替え、ラスボスは蟲糸で処理している。
まあそれはともかく、今回は初見プレイ時でのラスボス戦の回顧録である。
誉れはマルギットで死にました。エルデの王になるために。
どんな手段を使っても、必ず王になる。愛すべき、ラニのため。
私は、ラニのためだけの、王になる。なので武器も、基本暗月の大剣縛りプレイ状態。初見1週目では縛りプレイはしないつもりだったのだが、何だかんだ縛りプレイをしている私がいた。
そして私はラニとの絆の剣、暗月の大剣でラスボスと戦った。苦戦したものの、見事勝利。聖カット率を上げておき、ゆでカニを食べ、きちんと回避後の隙を狙っていけば、対応できる相手だった。と思ったら、なんと、というか、やっぱり第二形態が。しかも第二形態はHPがマックスで、全然別の巨大な生物に変化していた。
嘘?! ヤダ!!? マジ?!っと、海外ドラマフレンズの日本語版ジャニスのようなリアクションをしてしまった。
最悪だ。考えられる限り最悪の展開。これからのソウルライクゲーは、ラスボス連戦がスタンダードになるかもしれない。
神秘ビルドの「ちいかわ」でここまで楽して進んで来たプレイヤーは、最後の最後で大号泣だろう。
それにしても、このラスボスは、非常に嫌らしい。強敵ではないが、難敵だ。
第一形態は月光剣が通用するが、第二形態は、体格的に、月光剣とは絶望的に相性が悪い。
第一形態で既に消耗していた私は、よくわからない攻撃の連続に、初見であえなく敗北。
第一形態と第二形態で頭がリセットされてしまうので、上手く対応できなかった。
避けられるはずの攻撃を避けられなかった。
その後何度も挑み、第一形態は確実に突破できるようになったが、第二形態で回復が尽き、根負けを繰り返す。
第一形態がパワーアップして攻撃パターンが増えるとかならまだしも、完全に別形態になり、HPフルマックスで行動パターンも全て覚えなおしとかは、流石に厳しい。最後の最後でとんでもないラスボスが現れてきた。第二形態で何度も回復が尽き、あと一歩で死亡を繰り返すことトータル2時間。この私が、2時間も、倒せずにいる・・・。
このエルデンリングのラスボス、逃げる、とにかく、逃げる。そして死ぬほど走らされる。まるで火力の高いはぐれメタルを追いかけているような気分だ。
ラスボスのHPが単純に2ゲージあるというのはダークソウル3でもうやってしまったし、マレニアで使いたいから、エルデンリングのラスボスで同じ事はやりたくなかったんだろう。
このラスボスは、エルデンリングをここまで遊んできたプレイヤーの心を、完全に一切の容赦なくへし折りにきている。
第二形態に負けたときの精神的ダメージが大きいので、中々連戦する気力が起きず、本当に心を潰されそうだった。
その後トロコンのために私は2周目、3週目と周回をしたが、周回するごとにラスボスが強くなる。これがきつい。精神的にきつい。エルデンリングは死ぬほど楽しいゲームだが、ラスボスを倒す作業が、周回勢には心底苦痛である。
エルデンリングは、2週目で同じ武器をもう一種類手に入れたりできるため、ますます面白くなってくる。1週で終わらせてしまった人と、一つのキャラで何度も周回を重ねた人とでは、評価が変わってくるかもしれない。
そんなエルデンリングの初見、一週目でのラスボス戦。
勝利するためには、第二形態よりも確実に強い第一形態を、いかに回復薬の消費を抑えて倒すか、にかかってくる。
これが全てといってもいいぐらいである。
正直第二形態は、そんなに強くはない。第一形態の方が攻撃が熾烈で、絶望感がある。第一形態で削られ、第二形態で回復等が尽きて根負けする、という行為を、初見では、多くのプレイヤーが繰り返し、人によっては心を折られてしまうだろう。
間違いなくフロムゲー史上最凶のラスボス。これまでエルデンリングをプレイしてきたプレイヤーの、全ての英知が試される、まさに最終試練的なラスボスだ。
それにしても、ラスボスの第二形態は、常時逃走状態。そっちがその気なら、こっちも策を練り、知恵を振り絞る。
第一形態は何としても回復を節約して倒せるようにならないといけない。その上で、第二形態に対抗する手段をなんとかしないと、勝ち目が薄い。第二形態を、一体どうやって仕留めようかと思案する。
と、そのとき、私の脳内に、究極の誉れなき発想が生まれた。
第二形態開幕、相手との距離は微妙に空いている。しかも数秒間、ボスは全く動かない。つまりその僅かな間隙を突き、彗星アズールを使用し、体力を大幅に削れるのではないか? と、疲れ果てた私は、ふと思いついたのである。
第一形態で消耗しており、基本純魔に近いビルドだった私に、HPフルマックスの第二形態を御する策は、もうこれしか思いつかなかった。
第一形態は、時間をかければかけるほど危険なので、とにかく早く倒すことに集中する。HPも低いので、1分、遅くても2分で勝負をつける。そして第二形態は生き残ることを最優先に考え、持久戦に持ち込み、焦らず、落ち着いて戦っていくことにする。
そして私は産まれ直しを決意し、筋力にステ振りをした。使用する武器は以前から使ってみたかった星獣の顎をチョイス。装備重量はゴドリックの大ルーンで調整。ダークソウル2のときも、私はグレートクラブを振り回していた。結局最後は鈍器だ。鈍器が正義だ。
そして策を練り、第一形態を暗月の大剣の月光剣で確実に倒し、第二形態に突入。
開幕ラスボスをロックオンした後、霊薬を飲んでアズールを撃ったところ、ブレスに焼かれて死亡。ちょっとブレスの当たらない位置までバックステップしないと駄目だということに気づく。
開幕やみくもにアズールを撃っても成功しない。ラスボスは初手、広範囲のブレスを放ってくる。
私は、まず相手のブレスが届かないギリギリの範囲を見極めることにした。
その結果、初期位置から6回バックステップした後ならば、確実に被弾せず、かつアズールの射程範囲に入ることを確認した。
そのラスボスのブレスが届かない範囲まで逃れた瞬間が、彗星アズールを撃つ唯一の好機。初手6回バックステップした後、FP消費しない霊薬を飲み、さっそく彗星アズールを発動。
想定した通り、ブレスを被弾することなく、ラスボスにはアズールが直撃する。そして体力をゴリゴリ削っていけて、なんと体力6割近くまで削れてしまった。
彗星アズールで、大きく削れてしまったぞ!!
彗星アズール、魔力纏いの雫、青色の雫の組み合わせの霊薬、これは強すぎる。
流石に誉れが無さ過ぎたかもしれない。
しかし、敵もさるもの。
HPが半分削れたところで、空中に逃げていく。
そして円形のリング範囲攻撃をしてくるのだ。
これは落ち着いてジャンプして避け、その後接近し、星獣の顎に持ち替え、戦技を使用。更に中距離になったら射程が長く、追尾性能が高い岩石弾の魔法を撃ちつづけ、地道に削っていく。そして3戦目で、何とか撃破。
全身手汗が出てしまった。倒した直後は、コントローラを持つ手が震えていた。
そしてフィールドには青い召喚サインが。
近づくと、ラニが呼べたのである。
引かぬ、媚びぬ、顧みぬといった聖帝サウザー様は、愛を恐れていた。そんな彼に、私はずっと憧れていた。愛ゆえに、人は苦しむ。サウザー様は、本当は誰よりも愛が欲しくて、愛に飢えていた男なのかもしれない。私も愛などいらぬ、と言いたいが、王になった私は、あえて今一度愛を信じ、ラニの愛を受け容れた。
ということで、私のエルデンリングは無事にエンディングを迎えた。そして決めた事がある。このゲームを、黄金律を修復し、完璧なる誉れある王を目指す、と。そして私は待望の誉れプレイ(近接ソロ縛り)を2週目から始めたのであった。周回プレイは時間がかからず、2週目は全ボスソロ撃破とやり残したNPCイベントをこなし、約20時間。3週目はサクサクとラスボスまでいって、6時間程で終了。
そしてエルデの王となり、PS4版のトロコンを完了した。後にDLC用Lv175キャラも作成し、PS5版もトロコンした。
第二形態、初見プレイ時の簡単な討伐までの流れ
①開幕敵をロックオンし、6回バックステップ。その後霊薬を飲み、アズールを撃つ。
②ボスが飛び上がってリング攻撃をしてきたら回避。その後聖カット率を高め、武器を星獣の顎に持ち替え、ボスに接近。
③接近し、星獣の顎等の戦技を相手がスタンするまで叩き込む。
④スタンしたら、引き続き戦技を撃ち込み続けるか、岩石弾を撃って削り切る。止めは星獣の顎の戦技。
以上、終わり。
上記のアズール戦術、第二形態は途中で空中に逃れられてしまうため、最大でもHP6割削れる程度で、過度な期待は禁物である。また、現在は星獣の顎が弱体化しているので、岩石弾を用いるのがよいだろう。
単にクリアしたいだけなら、魔法剣士ビルドで武器を月隠にすれば、最初から最後まで一番安定していけると思われる。
個人的に倒して感じた1週目ラスボス攻略の適正レベルは、130~170ぐらい。
今作では、自分のビルドがキチンと完成するのにレベル150程度は必要になる。攻略サイトによく書いてあるレベル120止め、というのは、理論上不可能では無いが、よほどのフロムゲー上級者でゲームの上手い人か、相当忍耐強い人でないと、まず無理である。フロムゲーに慣れてない人やフロムゲー初心者は、鵜呑みにしないようにしてほしい。
また、エルデンリングはレベルが上げやすくなっており、1週目でLv170の状態でも、裏ダンジョンのモーウィング王朝で冒涜の聖剣+祖霊の角のタリスマンを装備し、ひたすら戦技をぶっぱなしていれば、一時間で最低7~8ぐらいは上乗せする事が可能である。一週目でも、Lv200ぐらいまでは少々の根気で充分上げられてしまう。
だがエルデンリングにレベルは関係ない。Lv100程度でも尖ったビルドを組めばクリアできる人はクリアできるだろうし、Lv200まで上げても、クリアできない人は全然クリアできない、そういうゲームだ。最後はレベルの問題ではなく、ラスボスに関しては、最低限の立ち回りの理解と忍耐力も必要になるので、めげずに頑張ってほしい。
私はそのまま周回を重ね、トロコンしたときのレベルは250で止めた。これぐらいのレベルがあれば、色んなビルドを試せるし、上げなくてもよい、とそのときは思ったが、後に無制限帯なるものが存在することを知り、Lv200~300は過疎でマッチングしないため、初見キャラは神の遺剣を使用し、無制限帯に入るレベル310以上まで上げることにした。
おじさんでも、知恵を絞ればエルデの王になれる、トロコンも出来る、という記録を書き記しておいた。
エルデの王になるのに、年齢は関係ない。フロムゲーが出来ない理由ばかり探している、そこの人には、「迷わず行けよ、行けばわかるさ」と言ってあげたい。我こそは、と気骨溢れる方は、このゲーム史に残る素晴らしいゲームに果敢に挑戦し、ぜひエルデの王を目指してみてほしい。その過程で、皆さんは多くのことを学ぶだろう。人によっては、自分が学ばない人間である、ということを学べるかもしれない。まさに、フロムゲーは人生と同じ、学びの連続である。
フロムゲーと真剣に向き合えば、あなたの精神は変わり、そして人生を良い方向に変えてくれるはず。自分の人生を変えたいと本気で思ったら、中途半端な小説や哲学書を読み漁るよりも、ゲーミングPCやコンソール機を買ってエルデンリングをプレイし、エルデの王を目指しトロコンか、全実績解除するまでやり込むのも、一つの方法かもしれない。
エルデンリングおじさん、完。
と言いたいところだが、DLC編初見プレイ日記も書く予定。
更にSEKIROに関する攻略を書いた葦名おじさんの兵法録(仮題)やブラッドボーン初見からトロコンまでの過程を書いた回顧録ヤーナムおじさん(仮題)、AC6プレイ日記もいずれ執筆予定。他にもいろいろ、このシリーズ、地道に続くかも。
まずは、エルデンリングDLCおじさん、にご期待下さい。




