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『とある生徒会と現代魔術っ!?』――最終話――



さてさてっ!

大変お待たせしましたっ。そして、この長々と続きましたこのとんでも"コラボ企画"も今回でなんやかんやで無事最終回ですっ!



このような面白企画を共にやらかして頂いた原作者事。"夜琉さん"

ありがとうございましたっ!


そんな訳でっ!


『これが俺らの生徒会!!〜青春と言う名の悪ふざけ〜』

『光学の超高密度収縮粒子砲戦記』


マリオン「さあっ! 始まり始まりだよぉ〜っ!」




 



 ここは『荻野原高等学校』…。

 その特別校舎の裏の更に奥。 うっそうと生い茂る雑木林の間から見える廃棄がある。

 同じく『荻野原高等学校旧校舎』がある。

 その旧校舎の二階にある廊下踊り場付近から物語は始まる――




   ◇◆




 三階の一番端側に位置する教室内で、光雄達が怪しい事態に陥っている頃。

 圭輝は二階廊下に設置された大きな窓越しから顔を出し、何かしらを見つめたままうごけずに居る。


 視線の先に中庭を挟み見える向側に位置する校舎。その校舎一階の窓からフワリとしたセンター分けの黒髪を揺らす人物事優希他。 そして同じくサラリと程よく伸ばした黒髪を器用にたくしあげる少女事、紫苑の様子を伺っていた。



 その紫苑と優希他に挟まれながら押しつぶされ、小さな身体をばたつかせる"ナニカ"。

 特徴のある水色ショートの髪をくしゃくしゃにされる。

 そのまま紫色のマントもいじくられ、ぐしゃりと皺が寄る。

 かなり不機嫌な様子の魔術師事、マリオンなのだ。


 うぐぅ…と妙な呻き声を上げながら小さな身体をぷるぷると小刻みに震わせる。

 普通ではない彼女の様子を未だ知らない優希他達は二階から覗く圭輝をどう生け捕るか話し合い中なのだが。

 そんな2人に更に堪忍袋がキレたのか。

 とうとうぶつくさと文句を言い始めるマリオン。



「んもぅっ! さっきから痛いって言ってんだよっ。 ねえ、聞いてんのぶちゅる! う"ぅぅぅ…むぐぅ」


「ぷぷっ…。うわやっべ! マリオン超面白すぎ♪」


「って。さっきから聞いてるんやけど…。 優希他? なぁ〜にをそんなに苦しそうにしてるん?」


「おぉふ! 悪いっ、で? なんだっけ」



 一言文句を言おうとしたマリオンを更に水色の髪をワシャリと掴む。

 上からのしかかる。更に窓際にぶぎゅると謎の声を残し、這いつくばり涙目のマリオン。

 ぷるるっ…と更に小刻みに震える様子が何とも小動物の類いのような仕草に吹き出すのを必死に堪える優希他。

 "マリオンいじり"にかなりご機嫌の様子なのである。


 元々"短気"な性格な彼女を更に刺激する。

 かなり危険な起爆剤に点火してしまうのも時間の問題なのである。

 しかし、もう既に手遅れである事態を彼等は知らないのだ。



 そして遂に導火線に火が点く。

 突如彼女の周りが冷気に包まれ初める。

 目尻に涙を浮かべながらじと目で優希他達を睨み付ける。



 光雄以外の優希他達だから相当耐えていた彼女は我慢の限界が来たのか。 優希他達の立ち位置の足元付近からピシリ…。と瞬間的に凍り付くのだ。



 優希他はその彼女の様子をいち早くキャッチする。 そして、あろう事かマリオンの機嫌を取るのにあるとっておきの秘策を思い付くのだ。



「(うわっやっべ! 悪戯しすぎたか?)」


「なぁマリオン姫さま、さっきから上から覗く圭輝な」


「なんだよ姫って! 優希他〜? あなた相当私の事"バカ"にしてない? 事と次第によっちゃ」


「ほれっ♪ そんな怪訝な顔すんなよ。圭輝だってな、あんたの事すっげぇ可愛いって」


「なっ! 又々そんな冗談はもう通じないよっ。だから一発殴らせ――」

「おふっ。冗談じゃねえっ。圭輝な、こっち見て笑ってんだろ? あんたの事"魔法少女"みたいda――」



「ビキッ!」



「「えっ!?」」



 彼女がもっとも気にしてる一言で、遂にマリオンと言う名の核弾頭が起爆したのだった。




   ◇◆




 突如ここ旧校舎を震撼させる地響きと共に下方からとめどなく爆発音が響き渡る。

 同時に続け様に連続して窓という窓から吹き出す砂埃が二階まで届く。



「うわっ! ぺっぺっ。何でオレに攻撃を向けるっ?」


「ふぅ〜ん? さっきからさぁ〜…。人の頭掴み取るわ。ホッペをムニムニつねるわっ! "圭輝さん"? 何をそんなに私に対しニヤケるっ! そうなんだねっ。これは全部あなたの命令なんだねっ。しかも魔法しょ…。私の一番気にしてる事を。いい度胸だよ。こんのぉぉぉおおおっ!! けし飛べやぁぁぁぁあああっ!」



 再度炸裂音が連続して響き渡る。コンクリート事旧校舎の壁が吹き飛ぶ。

 破壊された壁の奥から立ち込める砂埃の中を、ユラリ…。

 と揺れるシルエットが浮かぶ。



 更に危険極まりない杖を此方に向ける。

 瞬間的にテニスボール位の蒼く輝く水弾が激突音と共に、コンクリートを粉砕しながら圭輝の直ぐ脇に次々と突き刺さるのだ。



「うがっ! マリオンっ。危ねっ。何故オレにぃぃ? 紫苑、あんた何をマリオンにやらかした? あいつぶちキレたら収集つかんの。昔から知ってるだろ?」



「知らんわっ! んなもん。知っとるのあんただけやろ? だったらあんたこそマリオンをなんとかしいやっ! とにかくこっち向かうさかい。そこを動くなやぁぁっ!」


「このぉっ! 紫苑もどこ行くんだよっ。はぁぁぁ! 『激流の水圧(Torent-water)』ぁぁぁぁあああっ!!」



 一体"何が"彼女の謎の逆境に触れたのやら。

 本来は"バカ光雄"に向ける筈の必殺の水系魔術を詠唱する。

 全速力で駆ける紫苑が紙一重で回避する一階廊下をバキバキと破壊しながらとんでも混乱(カオス)と化す。

 危険極まりないデスレースが真っ先に、そして確実に圭輝が居る目標地点を目指し、差し迫るのだ。



 四散する柱やコンクリート。

 そこから立ち込める砂埃を突破しながら駆け抜ける紫苑。

 その彼女を全速力で追尾するマリオンと。

 周りを巻き込みパニック映画さながらな破壊的な輩が過ぎ去った後から涼しげに顔を出す優希他。



 瓦礫と化す惨状から申し訳ないような素振りでひょっこりと身を乗り出す。

 そして『悪りっ。 あんた"Mだから"大丈夫だろ? 後あの2人を頼むわ♪』と…。


 何かしらのジェスチャーを送るのだ。

 というか、この非常事態を無論かなり楽しんでいるように見えない事もないのだが。



「優希他〜…。事の火付け役はまさかあんたの仕業じゃねえだろうな。いや。んな事よか早く紫苑とマリオンの暴走を何とかせねば」


 その一言を告げる前に再度建物がグラグラと揺れる。

  多分今現在此方へ全速力で迫る猛獣2人の仕業であろう。



 圭輝は膨大なため息を残す。

 そして、ガチャンと豪快に床に散らばるガラス片を踏み砕く。

 遥か先に見える三階まで続く階段を目指しフルスロットルで駆け出す。



 そう。唯一この暴走する2人を受け止める事が出来るあの彼。

 葛城光雄に彼女達を任せるのだ。




    ◆◇




 一階付近から既に倒壊を始める状況から一転してここ旧校舎三階の端側に位置する教室では。



『そうか――まさかここまで"米軍"が攻めに来てるとはな』


「ほえっ? いや米軍違うから。あの破壊力は"マリオン"の仕業じゃ…」


『案ずるではない。我が帝國陸軍の施設であるここは並みの爆弾じゃない限り――』


「つーかその並の爆弾以上のマリオンが…。ていうか、なぁ。奈々海。この分からず屋に?」


「……うるさい。黙れピンク」


「いや。ごめんなさい」



←(おいw



 ここ三階に位置する教室内にも先程前から下の階で暴れまくるマリオンの破壊の影響で激しく揺れ動くのだが。

 それを一体"ナニ"と勘違いしているのか。



 灯乃和(ひのわ)と呼ばれる流し袖の少年は、このただならぬ惨状を当時の敵の攻撃だと思い込む。

 周りで動揺する光雄達に得意気に自身が居る建物の強度自慢で鼻を鳴らすのだ。


 天然なのかわざとなのか。突っ込みたくても突っ込めない光雄は目の前に冷めた表情で両腕を組み佇む奈々海に助けを求める。



 しかし未だ先程前に見た"アレ"な光景も手伝い当然ツンと冷たくあしらわれるのだ。 無理もない。"アレ"を目の当たりにすれば誰でもトラウマになるのは当たり前である。



 更にならばと言わんばかりに光雄は、今現は教室内から見える廊下踊り場で固まる宏人に助けをこうのだが。



「……ひっ?」



 とまぁ。悲痛な一言で当然却下される。

 彼は今現在までの逆鱗に触れた彼にとってのトラウマ事。"マリオン"を目の当りにする。

『ひぃっ! 来るっ…。"奴"がこっちに来るぅぅぅ』 と謎の挙動不審に陥る。


 当然、光雄の事なんかさらさら眼中に無い有様なのだ。そして?



「うはぁっ! マリオン来たぁぁぁ! って? なぁ〜んだ圭輝かよ。一体こんな時に…」


「はぁっ……はぁっ…。ふぅ〜。宏人か。とっ。とにかくここは危険だからっ! ここに居る筈の光雄っ。光雄はっ?」



「ああっ。俺様ならここに。ってまさかっ? やっぱりマリオンの仕業か?」



 何とも、全力でここ三階に位置する教室までたどり着いた圭輝。

 両肩を激しく上下させながらしどろもどろな慌てぶりなのだ。



 そんな彼の登場に、一体何が原因なのか分かっている宏人は、ますます普通ではない悲痛な表情プラス涙目で光雄に視線を向ける。


「なぁ。今度はみんなして何故俺様だけを見つめるっ! まさか。ありっ?」



 圭輝の人事で彼の周りを取り囲む他校の生徒を筆頭に何故か再び"英雄"にたたえられてしまう光雄。

 ひくり…。とただならぬ状況に方眉をひくつかせる事数秒後?



「さぁぁぁてっ! けぇぇぇぇぇえきぃぃクゥゥゥゥゥン? とうとう追い付いたでぇぇぇぇ! だから一発殴らせろや」



「んがっ。しっ紫苑ちゃんっ!? 何かキャラがどこぞの"バーテン"にぃっ!?」



「ふふふ…。 ねぇぇぇ光雄〜。やっぱりねっ! 私達がここの結界破るのに苦労してるっつーのにこんな場所で変な少年とイチャイチャ…。ムカついたよ。さぁ現代アートも真っ青な凍り付けオブジェにしてあげるよっ!」


「うわっマリオンっ。麦●ん化してるしw

って!? なぁ。紫苑まで何で俺様に対し骨をパキポキ鳴らすっ! アンタの目的は圭輝だろっ?」


「えっ? なんやピンク。まぁあんたはついでやけど…。ここまで来て命乞いか?」


「おいっ光雄。君はオレを見捨てんのか? そうなのか?」


「ったく。圭輝も光雄も2人共見苦しいよ。男ならバシッと覚悟を決めるんだよっ!」



「「んがっ!? ちょ。マリオンも紫苑も待て待てまてっ!」」



「今ですっ。 みなさん早くあの裏口から"圭輝先輩"と"ピンク"を残し逃げてくださいっ!」



 突然の奈々海のその一言を機に。

 約2名の"生け贄"だけを残し全員無事避難する。



 その数分後。悲痛なむさい男共2名の断末魔を残し、ここ荻野原高等学校旧校舎は謎の倒壊を起こし消滅したのだった。



 無論、その倒壊を引き起こした犯人が約2人の怒りたけぶ少女だったのは内緒であるww




    ◆◇




 あの倒壊劇から数ヶ月後。

 ここは荻野原高特別課、最上階。

 その廊下の一番突き当たりにあるここ『荻高生徒会室』では――



「はぁ…。荻高祭になんで今年も又、美男美女コスプレ大会に出場するんだぁぁ! しかも衣装まで指定って」


「ったくしょうがねぇだろ宏人! もう既に決まっちまった事だし。」


「うるせいっ! リア充が」


「あんた等人がせっかく集中して支度してんのに。ピーピーやかましいやねんっ!」



 そう。あの一連の事件もすっかり記憶の片隅にしまい込み、かつての賑やかな何時もの荻高生徒会室に戻っていた。



 そんな最中、周りであ〜でもない。こ〜でもないと賑やかに騒ぎ立てる圭輝達。 そんな様子を長机の端側で肩肘をつける。

 そして頬に片手をあてがい腰を下ろし、何げに見つめる優希他。

 数ヶ月前のあの事件以来このメンバーにちょくちょく混じる2人の人物達の事を考えていた。



「なぁ。紫苑。そ〜いや光雄の奴は」


「は?何言ってんのや。あの喧しいピンクやったら今日朝の便でマリオンと一緒にローマに帰ったやん。聞いてなかったん?」


「へ〜え? そっか」



 紫苑のその一言を聞き流し、ふと窓の外の景色に視線を送る。

 常にここ生徒会室に元気な笑顔ではしゃいでいたある水色髪の少女をおもいだしていた。



 これから淋しくなるなと――



 一方紫苑も又。優希他から視線を外す。

 そして廊下側になる壁に飾ってあるポスターに視線を溢す。

 昨日まであの"おバカ"な2人と共に作業をしていたポスターやその他の道具を見つめ、彼女も又思いにふけるのだ。



「ほんっと――優希他の"いじくり相手"も居なくなるんか」



 紫苑の一言で賑やかだった生徒会室に数秒の沈黙が訪れる。

 しかしその沈黙を元気いっぱいに吹き飛ばす黄色い声が響き、一同不自然な表情を見せるのだ。



「ねえっ! 紫苑も優希他もなぁ〜にしんみりしてんだよっ。さっきから私がどうしたって?」



「「「んなっ!? マリオンっ?」」」



 突然ここ生徒会室にいつのまにか手伝いに来ている約1名の人物に一同が注目する。



「って! マリオンっ! あんた今日ローマに帰宅するって」


「ん? 圭輝。なに言ってんの。ローマに来年帰るって私言ってたんだけど。

はれれっ? ねえ紫苑。光雄はっ?」



「なぁ。マリオンっ。それ突っ込んでもええんか? あのピンクなぁ。あんたを追って…多分今頃ローマやで」


「はわわっw」


「ってはわわじゃねーやろっ!」


「大丈夫ですよ。3日もあればあのピンクも流石に気付いて帰って来ますから」


 何やらあわあわと謎の挙動不審に陥るマリオンを早速面白がりぐりぐり悪戯しだす優希他。

 そしてそんな彼女を宥める奈々海。

その様子を見つめる圭輝を筆頭にして一同膨大なため息をつくのだ。



 そして、今日も約一名のお馴染みの"犠牲者"だけを残し、平和であった――




END……。




 〜後書きコーナー〜



圭輝「そんな訳でようやく今回で終わりました。そしてこの企画に参加してくれた我が生徒会の皆様オカルト部の皆様に――」


宏人「"リア充"が…」


圭輝「んなっ! なんだよ宏人〜。ここじゃその事は…」


光雄「へえ? そっか圭輝。アンタまさかとは思ったが"二股"か?」


圭輝「って! 光雄には関係ないだろっ。君だってマリオンとリア充……って?あだだだだっ! こらっマリオンっオレに目を煌めかせて寄り掛かんな」


マリオン「ワクワク……ねえねえっ! 圭輝〜。"二股"って?もしかして圭輝の魔術の名前?」


優希他「ぷっ♪んだな。それはとてもすっげ〜〜魔術だよ」


光雄「つーか。マリオンも優希他も話があらぬ方向にややこしくなってるよ〜なw」


マリオン「んでんで! "リア充二股っ"すっごいよ圭輝っ!」


奈々海「不潔です…。」


宏人「ああぁぁぁぁ! なんかイヤだぁぁぁぁぁぁ!?」


紫苑「だぁぁぁぁ!やっかましいやねんっ! 圭輝も希他もあんたら真面目に後書きコーナーやる気あるんかいっ! "収集"つかんわ!」



「「「――アネゴがキレた!?」」」




   ◆◇




奈々海「――ええっと…。かなり"脱線気味"になってしまいましたが。こちらの話はここで終わりますが」


光雄「原作者"夜琉さん"の元祖『荻高生徒会』は盛り上がり続いてますんでっ。」


一同「「「みなさま宜しくお願いしま〜すっ」」」



マリオン「キラキラ……ふへへ//…リア充二股ぁ〜w」


奈々海「……。」



お疲れさまでしたっ♪





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