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第2話 化物は一家団欒する

「はぁ、またか…」


そう呟きながらガチャ!っと自宅の扉を扉に隠れな

がら開けた瞬間。


「カズくんオカエリ~!」


そう叫びながら人影が飛び出してきたと同時に一樹

は扉を閉めた。


「いった~い!カズくんヒドイ!」


「うるせぇ!ババア!近所迷惑だ!後、毎回飛び付くな!ウゼェ!」


「ババアってヒドイ!ママは怒りました!謝罪を要求します!」


そうプンスカ怒る女性は影山リサ。

十代後半でも通るこの女性は影山一樹の母である。

ちなみに年齢非公開。


「知らんし、年を考えろ!」


「あっ!ヒドイ!女性に年の事は言っちゃダメって何回も言ってるでしょ!そんなんだから彼女できないのよ!」


「あー、もう!うるせぇし、彼女なんかいらん。」


「なに言ってるの、はやく彼女の一人でも作ってお家に連れてきなさいよ!」


「あー、もういいから!マジで頼むから少し静かにしてくれ…はぁ…オヤジ次、いつ帰ってくるっけ?」


「パパは…なんと!…今日帰ってきます!」

「マジか!よし!ババアの面倒押し付けられる

ぜ!」


「お前ら玄関でなに騒いでんだよ…」


「あっ!パパおかえり~!」




影山安吾 、職業 国際弁護士。45歳

仕事柄世界中を飛び回り、家を留守にする事が多いが、黒も白に塗り替えると評判の敏腕弁護士である。


「ってか、一樹の服汚れてるけど、まだイジメられっこごっこしてんの?」


ニヤニヤしながら言うオヤジ。


「俺の平穏な日常の為だ。ほっとけ。」


「カズくんイジメられてるの!?ちゃんと先生に相

談した!?なんならママが助けてあげようか!?」


「いらん!ほっとけ!てめぇが出てくると大事になるだろうが!」


「パパ聞いた!?ママに対しててめぇって無くない!?パパからも言ってよ!」


「あー、アレだ。一樹もほどほどにな?」


父もいつもの事過ぎてホトホト飽きれ気味である。

それでいいのか父よ!


「それより、風呂とか飯は?」


「お風呂は沸いてるわよ。ご飯は今からカズくんが作る!」


「んじゃあ、先に風呂はいるわー。飯は一樹よろしく!」


「あいよ。」


そう返事をし、一樹はキッチンへ、父は風呂へ向かった。




「相変わらず一樹のどんぶりはでけぇな。」


父は通常の5倍はありそうなどんぶりをみて苦笑いを浮かべる。


「しゃあねーだろ。これでもギリギリだけどな。」



ちなみに今日のメニューは、アボカド納豆鉄火丼とサラダである。

マグロと納豆の相性も良く、そこにアボカドのクリィミーさが加わり、それを一樹特製のタレが纏める 影山家人気の絶品どんぶりである。

お好みで鰹節をかけてもうウマイぞ!お試しあれ!


「ふーん。厄介な身体だな!はっはっはっ!」


父はバカ笑いをするが、一樹はチッ!としかめっ面で舌打ちをする。


「ねぇねぇ!たまにはママの手料理も食べて見たくない?」


「俺が作ったほうが美味い。」


「えー!ひどくない?パパもなんか言ってよ!」


「一樹、これでも最初に比べると凄く美味くなった

んだぞ?下手な店より美味しいんだからな?切る!焼く!味付けは塩のみ!最初は本当に大変だったんだぞ!」


そう熱弁しながら遠い目をする父である。


「もう!パパもヒドイ!」


そう言いながら膨れっ面をする母。


「でもリサの手料理はしばらく食ってないな。明日のお昼はリサの手料理だな!」


「よーし!明日のお昼は頑張っちゃうんだから!」


両手で小さくガッツポーズをして気合いをいれている母だが、料理の腕は本当にかなりのものである。

そういう間に食事を平らげた一樹は、ご馳走さまといい食器を流しに片付ける。


「んじゃあ、洗い物よろしく、風呂入って寝るー」


「はぁい!おやすみー!」


「ういー、おやすみー」


と返事をする父と母。

こうしてにぎやかな影山家の1日は終わっていくのである。



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