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エピローグ 星空散歩
星が見える夜は走りましょう
おや?お散歩ですか?
お供しますか?
もちろんメイコも行きましょう
柔らかい土に足を取られないように
転ばないように
田んぼの畦道を真っ直ぐに
懸命に走りましょう
メイコは流星になり、尾をたなびかせて、追い抜いて行きます
寂しくありません
心細くありません
先にメイコがいます
疲れたら干し草に寝転びます
見えるのは、黒い空と光り揺れる星だけ
私と心友しかいません
大きく息を吸ってゆっくり細く吐き出します
ケロケロとカエルの声
リーリーと虫の声
ボンヤリと光る灯り
キリキリと輝く星
ちっぽけな塊がホロリと転がれば、足首にぬくもりを感じて
どうしましたか?
もう、走らないのですか?
遠く家を振り返ると、明るい光の中に母の姿が見えます
お散歩はおわりですか?
戻りますか?
メイコはクルクル衛星になって私の周りを回ります
メイコの黒目に星が輝き
私の目にも同じ星が見えるでしょう
帰りましょう
大丈夫、私がいますよ
知ってます
メイコがいれば安心です
帰りましょう
家族のもとへ戻りましょう




