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VRMMOに男の娘が挑む  作者: 白夜の桜
仮面の回想(まとめ)
70/604

前編 少女よ!覚悟しろ!

現時点で、この話は一番、熱い展開だと思います。

それと、一番調子に乗ってます。


それはもう、ピ〇キオの鼻のように………


最後に、この話は誰が主役か分からなくなります。

二人の間に火花が散り続け、暫く。

遂に状況は動いた!


「ふっ!」


額男は走り出した。


「ふっ」


だが、少女は余裕があるのか、額男が攻撃して来るのを待ち構えていた。


「チッ!」


その態度は、額男の冷静さを乱す為か、それとも余裕があるからなのか。

それは分からないが、一瞬とは言え、額男の冷静さを乱す事には成功した。


「早く来い」


「………」


少女の挑発を、なんとか耐えて、少女に確実に近付いて行く。

少女の挑発に耐えて、遂に額男の間合の範囲内に少女を捉えた。


「はっ!」


その瞬間、額男は少女の胸に向かって拳を放った。


「遅い、遅い!」


スカ


だが、少女は拳をあっさりと交わした。


「くっ!」


交わされた事に驚いたが、すぐに攻撃に移った。


「はぁ!」


スカ


「ふっ!」


スカ


「ゴラァ!!」


スカ


額男の攻撃は悉く交わされていく。

その事に段々と苛立ちが募る。


「ふふ、フハァーハハハ!我に攻撃すら当てられない!貴様は弱いぞ!」


少女は段々と調子に乗ってくる。

額男は苛立ちが募る。


負の循環が出来た瞬間だった。



スカ


スカ


ス、カ



それから暫くの間、額男は攻撃をし続けた。

しかし、攻撃は全て交わされ。

息が上がり、心が折れそうになる。

だが、それでも諦めないのは……


「ふっ、我は最強。我に敵うもの無し。故に、弱体化をしたのだ。それでも、敵うものが居ないとは……」


目の前の、苛つかせる野郎をぶっ飛ばしたいからだ!

しかし、野郎の余裕を崩せないのも確か。

息が切れかけながらも、冷静に少女を見据えて、倒す手段を考える。


(何か、野郎をぶっ飛ばせる物は無いか……)


額男は、少女から目を離さず、視界の端に映る情報から探す。


そして見つけた。いや、思い出した。


額男は、少女に攻撃するのを止めて立ち止まった。


「ふぅー」


「なんだ、もう諦めたのか?それではつまらないぞ。もっと本気を見せろ!」


少女の挑発にも、額男は怒りが湧いた様子は全く無く。


「ふぅー。うちの組織の名は悪道邪道。悪の道を行く者にして、邪道を嬉々として行う者達」


急に、組織の事を話し始めた額男に、少女は疑問符を浮かび上がる。


「???それがどうした?」


少女の質問に、額男は拳を少女に向けて、


「幹部である俺が、真剣勝負に拘っていたら本末転倒だ。だから、ここからは、悪道邪道の幹部としての俺で行く」


少女を見据える額男からは、先程までの怒りを湛えた瞳は無く。

真剣に、熱く、覚悟をした瞳が見えた。

少女は不覚にも見惚れてしまった。


(何かを覚悟した者はいつもこうだ。我が何をしようとも、諦めない。だが、それ故に素晴らしい……)


少女が見惚れている間に、額男の準備が出来たのか。


「故に、宣言する!悪道邪道の名に恥じぬ戦いをすると!」


額男が宣言した瞬間、体から赤いオーラが発せられた。


「なっ!」


少女は驚愕した。

オーラに驚いたのではない。

力が先程の比では無いほどに膨れ上がった事に、だ。


「ふぅー、はっ!」


「なっ!」


額男は息を吐き出したかと思ったら、いきなり壁を破壊した。


ピシピシピシピシピシピシ


ドドドドド…………ガラガラガラガラガラガラガラガラ!!!!


「くっ!」


少女は、横から降って来る瓦礫を避けながら、額男を探す。


(奴は何処だ!どこにいる!)


しかし、土煙で探す所ではなかった。


ガッ!


「ッ?!」


土煙に視界を遮られている少女に、何処からか攻撃を受けた。


(なっ!何処からだ!)


土煙で見えない中、敵を探そうとしたが、


ガツッ!


「っ!」


また何処からか攻撃を受けた。

少女は、攻撃が来た方に向かって突撃して行く。

しかし、


ドン!


「~~!?」


壁に頭突きしただけに終わった。

頭突きした頭を押さえて蹲る少女。

敵は、それを好機と見て攻撃をする。


ガッ!


瓦礫を、


シュ!


ナイフを、


「はっ!」


ガン!


瓦礫の山を殴り、


ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ!!!!


少女が居るだろう方向に吹っ飛ばし、


ドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドス!!


その悉くが少女に痛手を負わせた。


「~~~~~~~~~!?!?!?」


少女は痛みに悶えた。


見えない恐怖を知った。


敵の強さを恐れた。


それ以上に、敵に何も出来ない己に怒りが湧いた。


(何が最強だ!敵に攻撃され続けられる。それが最強とは言わない!だが、それ以上に、我の傲りが赦せない!だから………)


ドスドスドスドスドスドスドスドスドス!!!


今も尚、攻撃され続けられている少女がゆっくりと、だが、確実に立ち上がった。


「っ!?」


額男は驚愕した。


あれだけの攻撃を受けて尚、立ち上がれるのかと。


驚愕している額男の視界に、少女がこちらを向くのが見えた。


びくっ!


「ッ?!」


額男は恐怖を感じた。

紅く光る仮面の瞳が不気味で、

表情が分からない筈なのに、こちらを見る少女が笑っている事に。


ブルブル


「っ!!」


膝は笑い、体は冷えていく。

今の少女からは、先程までの人らしさは消え、代わりに人外の不気味さを感じた。

しかし、その状態でも額男は諦めない……いや、絶対に諦めない。


組織の幹部としての矜恃


一人の人としての矜恃


だが、一番の理由は、


「(宣言をしたのなら死ぬ気で挑むのが信条だからだ!)」


なんとも単純だが、だからこそ!彼は一生懸命に挑むのだろう…………

うーん、何か違う気がする。


闇の言葉と言えばそうだけど、何か違う。


後、また知らない事が増えました。


ほんと、仮面の過去に何があったんだろう?


だが、そのせいで(自業自得)、新たな仮面の設定が少し増えました。


追記


額男、カッコ良すぎませんか?

この作品で、作者のトップ3に入りました。

それと、生かしたいと思ってしまった。


付け足しに来ました。


少女と額男の戦いは、何とも言えない終わりになりました。


言い訳は良くないと思うので、これ以上は言いませんが。

読者はスッキリしない終わりだと思います。


最後に、前編・中編・後編の3部構成です。

後編で、仮面の回想は終わらせたいと思います。

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