表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VRMMOに男の娘が挑む  作者: 白夜の桜
黒き仮面 ~さぁ!闇を持ちし者達よ、思い出せ!~
39/604

朝の終わり

朝御飯を食べ終わり、一旦食休みしようとテレビが置いてあるソファーに座った。

そしたら、姉さんも隣に座りに来た。


「ふぅ、御華、今日の朝御飯も美味しかったわ」


姉さんに褒められて私は、嬉しかった。


「頑張って、凝った、からね!」


隣に座っている姉さんに、もっと褒めて欲しくて、頑張ってと凝った、を強調して言った。

それを見た姉さんは、何故か微笑ましい視線になっていた事が気になる。


「ふふ、えぇ、御華は頑張って私に美味しい料理を作ってくれたわ。ありがとう」


姉さんに褒められた!ふふ、やったー!私は嬉しくて、立ち上がり両手を挙げてジャンプをした。


「フッフーン!そうでしょうそうでしょう!」


腰に両手を当て、胸を張って、どや顔を姉さんに向けて、スゴいでしょ!アピールをした。

そしたら、さらに微笑ましい視線が深まったけど、頭を撫でてくれたからそんなの気にならなくなっちゃった!


「えぇ、御華は凄いわ」


「えへへ」


姉さんの撫で撫では気持ち良くて段々と、眠くなって来た。


「うっん……」


ウトウト…


ハッ!


ウトウト……


ハッ!


ウトウト………


私は、姉さんに寄りかかりながら段々と睡眠に入って行った。


「ふふ、おやすみ御華」


意識を失う直前、姉さんの優しい声が聞こえた。

私もそれに応えるために声を出した。


「ぅう…おやすみ……姉、さん」


とても小さい声だったけど、良いよね。

私は、そう思いながら眠りに入って行った。


_________________


御華が眠りに着きしばらくたった頃。


「ふふ、ご飯を食べてすぐに眠るのは良くないけど、今回は見逃してあげる」


姉は御華を撫でながら言った。

また、しばらく撫でていた姉だが、家事を始める事にした。


「さて、家事を始めたいけど、御華をどこに移そうかしら?」


家事を始めようとしたが、御華をどこに移すかに悩んでいた。

人差し指を顎に当てて、首を傾げた。


「うーん?やっぱり、御華の部屋かしら?」


そう考えるものの、御華の寝顔が見れないから却下した。

他に、無いものかと頭を悩ませるが、思い付かなかった。

諦めて、部屋に運ぼうとして御華を見たら。


「ぅー、お姉ちゃん。えへへ」


可愛らしい寝言を言っていて、姉に対して大ダメージを与えた。


「うぅ!やっぱり、部屋に運んだ方が、家事に専念できるわね」


その破壊力がある寝言を言われて、認識を改めた。

このまま、御華を見える位置に置いたら私、家事が出来なくなる。

覚悟を決めた私は、御華を持ち上げ、部屋へと運んだ。

その道中でも、御華の攻撃が止むことがなかった。


姉にお姫様抱っこされた御華は、姉の服を掴み、スリスリとしてきたり。

寝顔は、幸せ、っと言わんばかりに笑顔だった。

寝言も破壊力が高く、リビングに戻って来る頃には姉は、瀕死だった。


「はぁー、はぁー、はぁ、はぁ」


なんとか息を落ち着かせ、家事に専念するのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ