立場逆転?!
朝御飯が出来上ったので姉さんを呼びに部屋へと向かった。
姉さんの部屋の前に着きドアをノックした。
コンコン
「姉さん、ご飯出来たよ」
っと声を掛けたが、姉さんからの返事はなく。
不思議に思いつつも、もう一度ノックをした。
コンコン
「姉さーん!ご飯出来たよ!」
今度は大きめの声で呼び掛けてみたがやはり返事はなかった。
流石に、おかしいと思った私は、姉さんの部屋に入って行くことにした。
「姉さーん!今から部屋に入るからねー!」
入ることを言ってから姉さんの部屋に入って行った。
ガチャ
姉さんの部屋に入った私は、部屋の明かりをつけるボタンを探した。
「あっ!あった!」
カチ
部屋の明かりがついたことで鮮明に見えるようになった姉さんの部屋を見回した。
そしたら、ベットで蠢いてる物体を見つけた。
ガサゴソガサゴソ
姉さんだと思った私は、布団を引っ張り剥がしながら姉さんに文句を言った。
「はぁー、姉さんいつまで寝ているつもりなの。もう、朝の8時になるのに」
そう言いながら引っ張り剥がして見た姉さんは、ぐっすりと気持ち良さそうに寝ていた。
この状態の姉さんをおこすことに罪悪感が生まれたが、ここは心を鬼にして起こさないと、っと決意して容赦なく起こすことにした。
「姉さん、起きて!」
体を揺らしてみるが起きず、次の手を実行することにした。
「姉さんが起きないなら仕方ないよね?」
不穏な言葉を言いながら私は、姉さんをクスグリ始めた。
流石に、寝ている所にコチョコチョされると起きるはず。
そう思いながら、クスグリをした。
すると、
ガサゴソ
「んっ!」
何故か、艶っぽい声を上げながら身を捩った。
そんな姉さんを見て私は、何バカな事をやっているんだろう、っと思ってしまった。
「はぁー、姉さん起きて」
少しの間に、タメ息が多くなったと思ってしまう。
ご飯も冷め始めて来る頃だし、最終手段に移行するしかないのか。
嫌だな、っと思ってしまう。
あの辛さを知ってる者だからこそ理解できる気持ち。
そこでふと、思い出した。
あの最終手段を私にやったのは姉さんじゃなかったか?っと。
今まさに、仕返しが出来る状況じゃないか?その考えに至った私は、笑いを堪えなくなってしまった。
「ふふ、姉さん?この前のお返しだよ」
怪しく笑いながら言った私は、最終手段を決行した。
姉の鼻に人差し指と中指を折り畳んで、その二つの指の間に挟んで上に引っ張る。
すると、どうなるか?こうなる。
「いったーーぃ!!」
一気に目が覚めた姉さんは、鼻から私の指を振りほどき、涙目になりながら鼻を押さえていた。
「やっと起きたね、姉さん」
私の笑顔で言った言葉に、姉さんは恨むような目を向けた。
「誰のせいよ!誰の!」
私に恨む目を向けたまま、恨み言を言った。
「起こしたのは私だけど、起きなかった姉さんが悪い?」
私の言葉に姉さんはさらに恨む目を強くした。
「ちょうど良いところだったのよ!」
何が良いところなのかは分からないが、それよりも朝御飯が冷め始めてるから早く食べたい。
そう思った私は、素直に言うことにした。
「はぁー、何が良いところだったのかはわかりませんが、それよりも姉さん、朝御飯が冷め始めてるから早く食べに行きましょう?」
その言葉を聞いた姉さんは、それ所では無いと気付いたのか慌てて立ち上がった。
「そうね。朝御飯が冷めてしまうのはダメね。さっそく食べ始めに行きましょう」
さっきの事など無かった、っと言わんばかりに元気になった姉さんは、リビングに向かって行った。
私は、それを見て呆れるしかなかった。
「はぁー、分かったよ」
タメ息をつきながら姉さんの後を着いて行くのだった。




