何されたの?
この話で一週間分のストックが溜まりました!
いやぁ~、ストックがあると安心しますね。
今32話?位たってやっと、二日目終わりました。
長いと言えばいいのか、それとも短いと言えばいいのか。
まぁ、作者のペースにあってるのでいいのですが。
「ん、うーん……ここは?」
私が目を覚ましたすぐに、目についたのは、いつも見ている私の部屋ではなかった。
私は、その部屋を見回した。
部屋の雰囲気は落ち着いているが、所々に可愛らしいヌイグルミが置かれていて部屋の主の印象を柔らかくしていた。
その部屋を見て私は、知ってる部屋だと気付いた。
その事に気付いた時に、この部屋の主に声を掛けられた。
「御華、目が覚めたのね」
姉さんの方を見た瞬間。
勝手に言葉が出てきた。
「あっ!お姉ちゃーん」
私は、え?っと思ってしまった。
私の口から甘えた声が出た上に、姉さんに向かって身体を動かしている。
「うふふ、そんなに甘えた声を出されたら我慢できなくなるわ」
「お姉ちゃんになら私………」
頬を赤らめながら言っている私を見て私は、何処か他人を見てる。
「ふふ、まだよ?」
「うん、わかった」
「素直ね。頭を撫で撫でして上げる」
「えっ!いいの?でも、さっきのがいい」
「さっきの?あっ!あれね。でも、ダメよ?ナデナデして上げるから我慢しなさい」
「う、ん。わかった」
「そんなにしょんぼりしないの」
そう言って姉さんは、私の頭を撫で始めた。
「んっ」
んっ、ね、姉さんのナデナ、デェ、こんな変な気持ちになる撫で方だったけぇ?どんどん思考が蕩けてくぅ~
「えへへ、お姉ちゃ~ん」
蕩けた目をお姉ちゃんに向けながら、もっと撫でて欲しくて頭をお姉ちゃんの身体に当てながらグリグリする。
「ふふ、可愛いわね」
御華を撫でながら姉は考えていた。
(あぁ!可愛い!色々したかいがあったわ。こんな素直な御華が見れたんだから。でも、そろそろ戻さないといけないわね)
つい、寂しそうな表情とため息を吐いてしまう。
それを見てしまった御華。
「お、お姉ちゃん!私、嫌なことした?だから、寂しそうな表情をしてるんだよね?」
姉は、自身の失敗に気付いた。
だって、目の前には自分が嫌なことして姉に嫌われたんじゃないかと考えてしまって、目に涙を溜めながら不安そうに私を上目遣いで見ている御華がいたのだから。
(っ!こ、これはいいわ!でも、今はそんなことを考えている状況じゃないわ!御華が私に嫌われたと思ってしまってる状況を何とかしないと!)
「そ、そんなことはないわ。ただ、少し考え事をしていただけだから、ね?」
その言葉を聞いて御華は安堵していた。
姉は、よし!っと思った。
だが、試練は続いていた。
「それなら良かった!でも、私以外の事を考えないで?」
笑顔で安心したことを言ったかと思ったら、次の瞬間には目が、仄かな嫉妬に揺れていた。
姉はさらに自身の失敗に気付いた。
色々しちゃったせいで、御華は危ない方向に行こうとしてる!早く戻さないと!
「ご、ごめんなさいね?考え事についつも、御華と一緒に暮らすために必要なことだったのよ?」
これで納得して!っと思いながら御華を見つめる姉。
御華は俯き、今の話を理解しようとしてる様子だった。
少し経ち、顔を上げた御華の目には決意の炎を灯していた。
「お姉ちゃん。お姉ちゃんは仕事しなくていいよ。私が働くから」
「えっ!御華はそんなことをしなくていいのよ?まだ、中学生なんだから」
「中学生なんて関係無い!私は私の意思でお姉ちゃんを養いたいと思っているから!」
うぅ、御華が私の為に働く宣言。嬉しいのだけど、御華はまだ、中学生なのよ?もう少し自由を謳歌して欲しい。
それに、御華の案に乗ってしまうと私はヒモになってしまうわ。
本当に早く戻さないと大変な事になるわね。
ここは最終手段を使いましょう。
「御華がそんなに私の事を思ってくれるなんて、お姉ちゃんは嬉しいわ」
笑顔で御華にお礼を言った姉の姿を見た御華は、さらにお姉ちゃんを養うと決意した。
「うん!私、頑張るから!」
さらに、決意に満ちた御華を見て姉は、焦り始めた。
やるならここしかない!っと思い、さっそく実行した。
「ふふ、そんな嬉しい事を言ってくれた御華にお礼よ」
お礼、の言葉に反応した御華は、どんなお礼なのか楽しみで仕方ない、っと言わんばかりの表情をしていた。
そんな表情を見てさらに笑顔になる姉。
「それはね、お姉ちゃんのひざ枕よ」
お姉ちゃんのひざ枕。
その言葉を聞いた御華は嬉しすぎて叫んだ。
「やったー!お姉ちゃんのひざ枕だ!」
等の姉は、そんなに喜ぶ事かしら?っと頭を捻っていた。
っと、考えている場合じゃあなかった。
御華が叫んでいる間に、床に正座で座った。
「御華、叫んでいないで膝に来たら?」
先程まで、叫んでいた御華は姉の声を聞いて止まり、姉のひざ枕に向かって行った。
「えへへ、お姉ちゃんのひざ枕~」
ひざ枕に頭を置いただけで、この様子。
姉の心情は複雑だった。
元に戻したい気持ちと、このままがいい気持ち。
姉はまるで、天使と悪魔だと思った。
だが、今回は天使が勝った。
「ふふ、御華は可愛いわね~」
そう言いながら御華の頭を撫で始めた。
その撫で心地が良かったのか。
うとうとし始めた。
「ぅん……お姉、ちゃん……わた、し、が、やしな、って、あげるから……」
そう返事をして眠りに入って行った。
その様子を愛おしそうに見ていた姉は、御華を部屋に運んで、ベットに入れたのだった。
「御華、お休みなさい」
「ぅん、ぉやすぅみぃ~」
返ってきた返事に姉は笑顔になり、最後に一撫でしてから部屋に戻って行った。




