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VRMMOに男の娘が挑む  作者: 白夜の桜
黒き仮面 ~さぁ!闇を持ちし者達よ、思い出せ!~
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追い詰められた御華

現実に帰ってから、姉の変態性が上がってる。

でも、書きやすい、っと思う作者です。

ご飯を食べ終わり、諸々の後片付けを終わらせ部屋に帰ろうとした御華だったが。


「御華、待ちなさい」


「?どうしたの姉さん?」


「貴女、忘れてないかしら?」


「え、えっと……」


顔を右に反らした。

そんな、私の正面には笑顔の姉さんが。


「ふふ、忘れているみたいね?」


忘れているなんて思ってない姉さんの言葉に私は、冷汗が止まらない。


「う、うん。し、知らないよ」


「知らない?私は忘れているかを聞いたのだけど?」


「し、知らないよ。本当だよ?だから、部屋に帰るね?」


姉さんを直視できない。

逃げれる今のうちに逃げよう。

そう決意した私は帰るために、ドアへと向かって行った。

だけど、決して姉さんに背中を見せないように。


「御華?帰っていいなんて言ってないのだけど?何で熊と対面したときの逃げる方法を使っているの?それも、実の姉に」


うぅ、逃げようとしてることには気付かれたけど、それを真顔で言うの怖いんだけど!


「き、気のせいだよ!」


「そう?私てっきり、罰が嫌で逃げ出そうとしてると思ってしまったわ。」


えっ、当たってる。

何で分かったの?そんな感情が顔に出ていたのか、姉さんが言った。


「あら?本当にそうだったの。それと、何で分かったのかについては、御華の姉だからよ」


ここで嬉しいことを言ってくれたのはありがたいけど。

こんな状況じゃなかったらね!


「そ、そう。それと、別に罰が嫌で逃げ出そうとしてるじゃないよ」


「では、なんで?」


「そ、それは……」


「それは、何?」


「それは……」


後、少し。

ドアノブに手が触れそうになって、意識をそちらに移した瞬間。


ドン!


いきなり右側から音が聞こえて思わず怯んでしまった。


「ねぇ、御華?」


とても低い声で私の名前を呼んだ姉さんに、私は震えが止まらなかった。


「な、何、姉さん?」


「どうして貴女はドアノブに手を掛けようとしてるの?」


「そ、それは……ね?」


笑って誤魔化そうとしたが、


「誤魔化そうとしても無駄よ」


姉さんには通じなかった。

どんどん、姉さんの顔が近づいてくる。

うぅ、これじゃまるで、警察に取り調べされてる犯人みたいじゃあないか。


「どうしたの?さっきから黙って?」


は、早く言わないと。


「ね、眠いから」


小さかったけど、言えたぞ!


「あら?そうだったの」


ふぅー、何とか誤魔化せそうだ。


「う、うん。だから、部屋に帰るね」


そう言ってからまた、ドアノブに手を掛けて出ようとした。


「ねぇ、御華?私に嘘を吐いても無駄よ。さっきも言ったのに覚えていないのかしら?」


確かに、言ってた。

ど、どうしよう。

この状況から脱出するには……!そうだ!


「そうだったけ?私、頭悪いから覚えてないの」


これでどうだ!


「そう、なら罰が終わったら一緒に勉強しましょう?それなら一石二鳥でしょ?」


し、失敗した!完全に墓穴を掘ってしまったー!


「そ、それは遠慮しとくよ。私もやることがあるからね」


ゲームをやることだけど。

嘘は言ってない。


「ふふ、御華。逃がさないわよ?」


そう言って、姉さんはさらに近づいて来た。

私はその時、姉さんの目を見てしまった。

その目は、獲物を狙う猛禽類のようだった。


「ね、姉さん。何をしようとしてるの?怖いんだけど」


震えながら姉を見つめる弟を見て、姉は。


「ふふ、大丈夫よ。ただ、ちょっと、逃げられないようにするだけだからね?」


「えっ、本当に何をするつもり姉さん」


「ふふ、安心して姉さんに身体を預けなさい」


蠱惑的な声で言ってくる姉さんに私は、頭がボゥーっとしてきた。


「あらあら?眠いのね。大丈夫、寝ている間に終わってるから安心して寝ていなさい」


ボゥーっとした頭では何も考えられなくなってきてる私に、お姉ちゃんの言葉は酷く安心できるものだった。


「うん。お姉ちゃん、お休みなさい」


「えぇ!お休みなさい」


その言葉を聞いて、私はお姉ちゃんに抱きついて寝てしまいました。

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