表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リベルの傍観者  作者: えびちゃん。
第二章 入学式
4/11

〈2−1〉クラス

 入学式は、広場に大勢の人がいたこともありものすごく規模がでかかった。

 校長の話や在籍生の挨拶、新入生代表の言葉などのプログラムを着々と消化していった。

 席は円形状に反り立つように張り巡らされており、新入学生は前方に集められど真ん中のくぼんだ場所に広い壇上がある形だった。


 自由席らしく、一番上側の場所が空いていたので、そこに座っていた。

 というかそこしか空いていなかった。

 俺たちはギリギリ受付についてギ入学式になんとか参列できた。保護者たちは新入生たちの後ろ側にいたが…………もちろん俺達にこの入学式を見守る親なんているはずがない。ろうもなにかの事情があってインヴェクタに入ったのだろう。こっちの世界に入ってくるなんてめんどくさい過去の持ち主だらけだ――。

 そうベットの上で座りろうを見ながら入学式を思い出していた。


「うりむ〜〜こっち手伝ってくださいよ〜」

 ろうがこちらを向いて訴えてきた。

「自分の荷物だろ自分でしろよ」

「うりむさんって意外と鬼畜!?」

「ごのごの言ってないで早くしろ!!荷解きに何時間もかけるつもりか!」

「いや〜意外とどこに何を置こうか悩んじゃって〜」

 とろうは段ボール5箱をすべて前回にして荷解きをしていた。

 俺達は入学式が終わり、与えられた寮で各々自由な時間が与えられた。他の生徒もおそらく荷解きに奮闘しているところだろう。

 

 入学式の最後のプログラムでクラス分けが発表された。

 俺とろうは入学式のとき、一番上の見渡せる席にいたので、保護者と新入生のことを一望できた。だからだろう、クラス分けの違和感にいち早く気づけた。

 校長のような風貌をしたおじいが発言した。


「これよりクラス分けを言い渡す」

 この一言により会場の空気は張り詰めたような空気になった。

 怯えている生徒や祈っている生徒、逆に自信満々の生徒。保護者の席の方を見てみると生徒たちと同じ反応をし、同じ空気をしていた。

「ろう、この反応はなんだ?なんでみんな張り詰めた空気をしている?」

 うりむが疑問に思っていると、ろうはびっくりしたような顔をして話してくれた。


「うりむ知らなかったんすか?リベルト学園では階級制度を教育として取り入れて、インヴィクタも階級制度があるので、そこを学生のうちから意識させる目的があるんじゃないかなって、師匠が言ってました。で、その階級がクラスになっているんですけど、その発表は入学式にならないと親も生徒自身もわからないんです。

それが今から発表されるってことでみんなピリピリしてるんですよ。


なんせ、


卒業のとき、階級が高いクラスにいるとインヴィクタに入る時に、色々免除されますし、学園内でも優遇されるんですよ。そんなのみんな高いとこ狙いますよねー。まあ入試の試験を考慮してなんで、実力主義ではあるっすけど」

「なるほどな〜。お前解説とかになると、一気に賢そうな顔するな」

「知識関係は念入りに頭に入れてきんでね!自身ありますよ。」

 ろうは自分の胸に手を置いてまお任せくださいと言っているような顔でこちらを見ている。

「それより、資料とか配られてないんですか?一応潜入任務なのに」

「そんなものがあったのならほしかったねぇ〜あの人達」


 実はうりむにこの長期の任務を言い渡されたのは約1ヶ月ほど前、うりむは最近任務がなかったとはいえ、書類関係などの仕事は引くほど残っていたため、膨大な仕事を終わらせてここにいる。

 さらに、うりむが言うあの人達はすぐさまろうにも配られた資料を送ったが、終わらせないといけない仕事が多すぎてうりむの目には届かなかったのだ。


 (依頼以外はサボていたつけが回ってきたのよ)

と、どこからか女性のような声が聞こえたきがしたが聞かなかったことにしよう。

「とりあえず、俺達は試験を受けてないってことは俺達はどこのクラスになるんだ?」

「それはもちろん!!」

 ろうの声とほぼ同時に会場の中央に文字が浮かんできた。

「初級クラスっすよ」

 俺達の名前は一番上位にあるクラスの欄にかかれていたのだった。


 俺はろうとのいざこざのあと、入学式のあと、配られた全クラスの名簿表とにらめっこをしていた。


 愛澤  美恋 

 藍屋  琉稀 

 天国  七菜  

 院瀬見 こな 

 雨水   幸  

 宇治原  慧  

 裏加   甘寧   

 乙黒  うりむ  

 鳴宮  百永  

 南陵  美月  

 優谷    狼 


 「11にんか……」

 「おそらくうりむと僕が入ることになって奇数になったんでしょう。近々の話だったので学園側も頑張ったんじゃないですかね〜」

 ろうが持っている紙をのぞき見ながら言った。


 ろうがさっきいた場所をチラッと見てみると、荷解きはやっと終わったようだ。

「入試試験で初級と判断された者たちなので、まあ強い人達でしょうね〜」

「この学校はインヴィクタと同じ階級制度を取り入れてるんだったな。15で初級と判断されるか。」

 初級とは学生でも取るのは難しい。

大体の成人した大人が初級や中級、更に優秀で上級といったくらいだ。さらには、特上級と上級には大きな壁があり、そこが異能者人生での登竜門と言われるほどだ。若干15歳で初級と判断される。まだ伸びしろの塊でだ。おそらくインヴェクタ全体、ポルクス全体を探しても多くない頭1つ抜けている天才の部類だ。

「一応聴いとくがお前の階級は?」

「特上級っす」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ