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神々の世界で学園生活~ライセンスゼロの私が世界最強!?~  作者: 牛
4章 あの記憶は、突然に。

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選挙の結果

とりあえず私達は先生から資料をもらって選挙のポスターを作り、本当にてさぐりながらも選挙活動を行って。

その合間に二学期の中間テストがあったりで。


今日は選挙当日。

選挙演説を終えた後に投票。そして開票で選挙は終了だ。

月依(つくよ)もカノさんも無事何事もなく選挙演説を終え、投票のお時間。

私達はもちろん月依(つくよ)に投票した。

で。結果は大差で月依(つくよ)が生徒会長に当選した。



「また負けた……」



開票所で結果を知らされたカノさんはすごくしょんぼりとしていて

ちょっとかわいそうになってしまった。


―――


そして、早速生徒会の委員決めをしていたのだけれど。



「私、カノさんに副会長になってほしいなって思う」



私はそう切り出した。



「まじか」



ヒルコちゃんは意外そうな顔をする。



「まじまじ。カノさんなら進んで手伝ってもらえるかなぁって」



何より私達の目的はカフェ神楽耶(かぐや)の現状維持が目的であって、それ以外の事はどうでもいいとは言わないまでも、特に興味はないのだし。

生徒会長に立候補するくらいやる気のあるカノさんが副会長なら、月依(つくよ)の手助けにもなってくれると思う。

一つ気がかりなことがあるとすればカノさんに引き受けてもらえるかなのだけど……。



「まぁウチは良いけど、ウチがおるとアイツ必ずつっかかってくんで」

「んーでもそうならないように私が何とかするから。月依(つくよ)もそれで良いかな?」



正直何とかする自信は微塵もないんだけど。

まぁなんとかなるかなぁと。



「私は構わないよ。副会長してくれる人がやる気ある人なら大歓迎だしね。それに身内ばっかりの生徒会ってのもあんまり良くないと思うし」

「それじゃ、私交渉してくるよ。他の委員は決めといてね」



そう言って私は生徒会室を後にした。


―――


「何の御用かしら、『恐怖の殺戮少女(さつりくしょうじょ)』さん」



伍組(ごくみ)でカノさんを呼び出すなりそんな風に言われてしまった。



「その呼び方はやめてええええええええ」



半分涙声で私は抗議の声をあげる。

本当に、もうそのあだ名を流行らせないで欲しい。

この前のメイド喫茶でもドSキャラでそう宣伝してたようなもんだけどさ。

呼ばれたくないものは呼ばれたくない。



「じ、冗談よ、冗談。で、何かしら陽花(ひはな)さん」

「うう……。カノさんにお願いしたいことがあったんだけど」

「何かしら」



カノさんはそう言って小首をかしげる。

私は意を決して。



「私達と一緒に、生徒会委員になってほしいんだ!」



どっかで聞いたような台詞で勧誘してみた。



「何で私があなた達の手伝いをしないといけないのかしら」



素で返された。悲しい。

まぁこの異世界でこのネタが通じる方がおかしいんだけどさ。

ともかく気を取り直して……。



「カノさんみたいにやる気のある人が居るとすごく助かるから、お願いしたいなーって」

「うーん……そう言ってもらえるのは嬉しいのだけれど、私なんかでいいのかしら」

「全然平気だよ。ほんとお願いできないかな」

「そこまで言うなら……引き受けてもいいわよ」

「ありがとう、カノさん」

「あと、私の事はカノでいいわよ、私も陽花(ひはな)って呼ぶから」



そう言ってカノさん、もといカノはにっこりと微笑む。



「うん。わかった、よろしくね、カノ」



私もそう言って微笑み返す。



「こっちこそよろしく、陽花(ひはな)



こうして私に新しい友達が増えたのだった。


―――


「やっぱりヒルコがいるのね」



生徒会室に入るなりカノはげんなりとした風に言う。



「そらおるやろ」



ヒルコちゃんもため息をつきながら言う。



「ま、それを承知でついて来たから別にいいんだけどね」

「なんや、相変わらずトゲトゲしいなぁ……まぁええけど」



相変わらず馬が合わない二人を見てふぅとため息を付く。

なんでこんな相性悪いのかなぁ……。

二人とも根はいい子なのになんでこんななっちゃうんだろ。



「で、他の委員はどうするか決まったの?」



とりあえず、話題を切り替えるために私は月依(つくよ)に問う。



「うん。決まったよ」



そう言って役職を書いた一覧表を見せてくれる。


会計はヒルコちゃん。

書記はサクヤちゃん。

その他庶務は私とアカリ。


無難と言えば無難な役職になった感じだなぁ。

ていうか、私、アカリと一緒に仕事するのかぁ……。

なんかまた色々面倒ごとに巻き込まれる気がしてしょうがないんだけども。

不安すぎる……。



陽花(ひはな)はおるかー!!」



アカリと一緒に仕事をするという事実に頭を抱えていた私の元に、元気な声で私を呼ぶ声が響いてくる。

そしてドアが勢いよく開かれる。

テラスちゃんだ。



「また(みな)で私をのけものにしておるであろう」



しまった、すっかり忘れてた。

慌ててカノを除く皆で集まって相談する私達。

でもテラスちゃんに役職つけるとしたらなんだろう。

仮にも皇帝陛下なんだから下手な役職には付けられないし。

うーん……。



「とりあえず、テラスはんには名誉顧問ってことでどーやろか」

「うん。それいいね、採用」



ヒルコちゃんの案を月依(つくよ)が即決する。



「というわけで、テラスちゃんは今日から生徒会名誉顧問ってことで」

「うむ。分かった」

「あんたんとこの委員長もだけど、結構あなた達もノリと勢いだけで生きてるわよね」



その様子を見ていたカノが呆れたように呟く。

えー……そうかなぁ。

この阿呆委員長とだけは、一緒にされるのは心外なんだけどなぁ。

そう思い皆を見回すと、皆も同じく心外だという顔をしていた。

あのサクヤちゃんでさえも苦笑いを浮かべている。



「そういうカノもノリと勢いだけでウチにつっかかってくるやんか」

「そ、そんなことないわよ」



あ、動揺してる動揺してる。

カノも結構勢いで生きてるとこあるっぽいもんなぁ……。

この前のメイド喫茶勝負の時もなんか勢いだけでやったような感じだったし。

そんな訳で私達は生徒会という新たなお仕事をすることになったのでした。

まぁ、きっと必要最低限の事しかしないんだろうけどね。


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