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神々の世界で学園生活~ライセンスゼロの私が世界最強!?~  作者: 牛
2章 その想いは、突然に。
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妹は実行委員

ごおるでんうぃーくが終わって一週間後の五月十五日。

体育祭まで後二週間近くという日のこと。



「それじゃ体育祭の実行委員は月依(つくよ)さんということで良いかしら」



キクリ先生がクラスの皆にそう問いかける。

パチパチパチパチ。

クラスに響き渡る賛同の意の拍手。

体育祭の実行委員というのはいわゆる体育祭のリーダー的な存在だ。

まぁ成績もトップクラス、カムイも習ってる分は全て習得している月依(つくよ)が選ばれるのは、

当然といえば当然の流れだろうなぁ。



「うー……面倒くさいなぁ……クラス委員長でいいじゃない、やるの」



ボソッと皆に聞こえないように呟く月依(つくよ)

まぁ確かに月依(つくよ)の言う通り、クラス委員長が別にいるんだからそれでも良いんだろうけど。

さすがにクラス委員長ばっかりに仕事を任せきりっていうのも可哀そうだと思う。



「頑張ってね、月依(つくよ)ちゃん」

「頑張って、月依(つくよ)

「あんじょうキバリぃやー」



私達三人はそれぞれ月依(つくよ)にエールを送る。



「はぁ……でも、選ばれちゃったんだからしょうがないよね」



意を決して教壇の方へと進んでいく月依(つくよ)



「えーと……実行委員、頑張らせてもらいます。皆さんにも色々お願いすることがあると思いますのでよろしくお願いします」



パチパチパチパチ。



「それじゃあ、えっと皆さんの出場する種目を決めていきたいと思います」



そう言って月依(つくよ)はホワイトボードに体育祭で行われる種目を書き出していく。


『徒競走』二名

『綱引き』六名

『相撲』一名

(たま)入れ』三名

天岩戸(あまのいわと)祭り』男女各二名

『クラス対抗駅伝』男女各二名


基本的に見たことある競技名ばかりだけど、

ちらほら見慣れない競技名が。

(たま)入れ』『天岩戸(あまのいわと)祭り』って何するんだろう。

まさか本当に『(たましい)』を入れるわけじゃないだろうし。

天岩戸(あまのいわと)祭り』に至ってはまったくもって意味がよく分からない。

岩戸の前で宴でも開くんだろうか。

一人で考えててもしょうがないので隣のヒルコちゃんに聞いてみた。



「『(たま)入れ』は基本玉入れなんやけど、カムイを使ったチームプレイの玉入れ。で、『天岩戸(あまのいわと)祭り』はどんな方法でも良いから観客を一番沸かせることができたクラスが勝ちって競技や」

「ふーん……なんとなくわかったようなわからないような……」



(たま)入れ』はカムイを使ったチームプレイだから難しそうだなぁ……。



「とりあえずどの種目か一つには出らなあかんで」



クラスの人数は二十人だから一つずつってことかぁ。



「そっかー……」



私はどの種目にでようかなぁ。

インドア派の自分には運動系の種目はどれも敷居が高い。

ドベになること請け合いだ。

筋力も無いしなぁ絶対足手まといになるし……。

あと相変わらずライセンスゼロな私にとってはカムイをメインに使った種目も厳しい。

あーでも学園内だし仮ライセンス有効だから私のカムイでも使えるちゃ使えるのかな。

何かしら失敗するけどね。

でもまぁ候補としては『天岩戸(あまのいわと)祭り』かなぁ。

あんまりカムイ関係なさそうだし。

うん。そうしよう。



「ウチはあれやなー。体動かすの得意やから『クラス対抗駅伝』か『徒競走』かなー。せやけど『徒競走』は基本男子がでよるから『クラス対抗駅伝』狙いやね」

「ヒルコちゃん、足早いんだ?」

「出前とかで鍛えられとるからなぁ。陽花(ひはな)はんは何にするか決めたん?」

「私は『天岩戸(あまのいわと)祭り』にするつもり。サクヤちゃんは?」

(わたくし)陽花(ひはな)さんと同じで『天岩戸(あまのいわと)祭り』にしようかと」



サクヤちゃんも運動苦手っぽいしなぁ……そうなるよね、やっぱり。



「それじゃ、皆さん。自分の出たい競技の所に名前を書いていってください」



月依(つくよ)の言葉と共にクラスメイトは競技名の下に相談しながら各々の名前を書いていく。

クラスの皆が名前を書き終わった後。

定員割れしているのは、やはりというかなんというか『(たま)入れ』だった。

むしろ誰も名前を書いていない。

逆に人気だったのは女子の『天岩戸(あまのいわと)祭り』。



「『(たま)入れ』はしょうがないので私が出ることにしますので、後二名ですね」



そう言って月依(つくよ)は『(たま)入れ』の欄に自分の名前を書き加える。

そして、ホワイトボードを見ながら考え込む、月依(つくよ)



「で、定員越えしている『天岩戸(あまのいわと)祭り』から女子二名は定員割れしている『(たま)入れ』に移ってもらいます。男子は特に問題ないのでこれで確定ということで」



(たま)入れ』かぁ……うーん……カムイを使ったチームプレイの玉入れなんでしょ……嫌だなぁ。



「とりあえず話し合ってもらっても良いでしょうか」



その言葉を受け、私とサクヤちゃんを含めた四人の女子は話し合ったのだけれど、結局決まらず。



「しょうがないので、ここは公平にくじで決めましょうか」



というキクリ先生の言葉でくじで決めることになった。

キクリ先生からくじを受け取る私達。

で……。

私とサクヤちゃんは見事にくじに外れ『(たま)入れ』に出ることになってしまった。

私が出る事になったと決まった時、クラス中からどよめきがおこった。

そりゃそうだよね。

私、正式ライセンスゼロだもんね。

普通に玉投げることしかできないもんね。

絶対足引っ張るに決まってるじゃん。

どよめくぐらいなら誰か代わってくれてもいいじゃない……。

ついてないなぁ……ほんと。

はぁ……白山(はくさん)神社にお参りしなかったバチが当たったのかもしれない。

ヒルコちゃんからは



「相変わらず仲ええなぁ、三人とも」



なんてからかわれる私達なのであった。


体育祭編です。


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