桜の日常
初の外伝作品です!
桜を主人公にしてみました!
生かす。活かす。イカす。
この世の中には同じ言葉だけど違う意味を持つ言葉がたくさんある。
小倉桜は、常に考えてた。
舞台の上でキラキラとしたバンドをみて、私もこんなふうになれたらなと。
妄想を膨らませては、スマホのメモ機能に100を超える歌詞を書いているが、いまだにそれがスマホの外からでられないことを悩んでる。
友達の響子に「バンドをやろう!」なんて言ったらバカにさせるよな。なんて考えては今日もボイスメモとメモ機能に閉じこもる日々。
感動的なドラマを見た。
内容的には、恋人だった二人の片方が死んでしまった。と、それだけ聞いたらどこにでもあるようなベタベタな話だが、他の作品には無い登場人物の感情表現、緻密に描かれる物語であった。
私だったら、このドラマにどんな主題歌をつけるだろう?と、またしてもスマホメモの檻に入った。
「涙」=しょっぱい=塩
「うん!いいかも」
「死んでしまった」=冷たい=悴んでる
「これも使える」
とこのように連想ゲームみたいに歌詞を書き始めた。
「登場人物はボクとあなた。よしこれでいい」
桜は黙々と書いていき、ついにできあがった。
「おー!結構良い出来じゃね?」
満足気に口ずさんで歌ってみた。
「塩気」
いなくなったあなた
2人だった世界が
1人になった生き地獄の世界で
見えていた世界がシャッターで閉ざされ
無の次元へといざなわれた
さよならも言えてないよ
愛してたあなた
別の世界で寝ているうちに会えたらなぁー
生きている内に
目が合ってふざけ合って
それだけでボクは恋をしたんだ
あなたがいなくなった日まで
全力の想いで!
悴んだ手その動じぬ目は「どうしたの?」って
いないあなたに問いた
あなた無視したままで、涙しかあげられなかった
こんばんはあなた
この世と違った、生活を営んでいる
あなたへ
ボクは今病んでいます
そちらへいくから
会いたくて…
間違った天使たちが
ボクにこう向かって
あの子のことを忘れなさいと
話し合って
ケンカもしてそしてボクら仲良くなったんだ
まるでボクの心もあなたとなくなったみたいで
死んだカラスも羽根を休めて
どこかへ羽ばたいてゆく
あなた写真しかいないから話も帰ってこない
ボクがいなくなったらまたふざけよう
目が合ってふざけ合って
それだけでボクは恋をしたんだ
あなたがいなくなった日まで
全力の想いで!
さよならも言えなかった夜でも
あなたならわかるでしょ?
振り絞った力で出た答え。
それでも生きてゆく
あなたのいないこの世界で
確かにあなたがいた世界で
「彼氏もいたことないけど、結構上出来じゃない?」と盛り上がって独り言も言った。
夜中の1:00自分の部屋で、ここはライブステージなんだと言い聞かせて、できた歌詞を歌ってみた。
ここには、お客さんがいて、私はステージの上。
「どうもー!それでは聴いてください!塩気!!」
サイレントでやってるつもりだった。
ガチャッ!
桜の部屋のドアが開く。
「いつまで起きてんの!うるさい!早く寝なさい。」
バタンッ!
マズイ、聴かれてた。
いきなり恥ずかしさが込み上げてきた。その日一日は家族のみんなも気を使い、桜もみんなと目を合わせることができなかった。
小倉桜の物語は続く。
好評でしたら、続編をやろうかな〜と思います。
しばらくは、本編をお楽しみください!




