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後日談 最終回 ブルーノはもう寂しくない

ゆるゆる設定でお送りします。

とうとう、最終回です。

アリーナの父、ホワイティス伯爵、国の役人?がわかります。

帰国後、2匹?は第一王子のところへ行って、結婚の報告をした。

ブルーノはコイツもあそこにいたよな?こっちも知らないふりをするのが大人だよなー。なんて思っていた。


「白猫、お嬢さんおめでとう。」

「白猫さん、お嬢さんおめでとうございます。」

「ありがとうにゃ。お前があの花畑を教えてくれたおかげだにゃ。」

「そんなことないよ。たまたまあの花畑のことをきいたからねぇ。」

「お前も「たまたま」なのかにゃ?」

「なにがだい?」

「隠れていたヤツらが「たまたま」入り口で会ったとか、「たまたま」来てみたらいたとか言ってたにゃ。」

「ふっ、そうかい。そうだったんだね。」

「お前も「たまたま」居たとか言わないよにゃ?」

そこに、黒猫が

「第一王子は私にお散歩に行こうって言って連れて行ってくれたの。そうしたら、綺麗なお花畑があってね。そこに、白猫さんたちがいたのよ。たまたまじゃないわ。」

「ふーん。「たまたま」じゃなかったんだにゃ?」

「私たちが行ったら、白猫とお嬢さんが先に居たんだよ。そして、白猫とお嬢さんの儀式が始まってしまったということなんだ。」

「ふーんそうなんだぁにゃー?わざわざ結界を張ってたよにゃー?」

「私は王族だからねぇ。普段から姿を出さないようにしてるからね。」

「ふーん。」

「私は、神聖な聖獣の儀式に立ち会えたことを嬉しく思ったんだよ。それも白猫とお嬢さんのね。」

「そうなんだにゃ?」

「あの時、白猫はとても立派だったよ。とてもかっこよかった。白猫は誇れる友達だと思ってるよ。」

「そうか、それならいいにゃ。オレはお前の誇れる友達だからにゃ。」

「そうだねぇ。」

ブルーノは第一王子に上手く丸め込められた。

さすがだ。

「さぁ、ご馳走を用意しようね。」

「ご馳走かにゃ?嬉しいにゃー。」

「私も嬉しいですにゃん。」


「さぁ、たくさんお食べ。」

「うわぁーすっげぇにゃ。」

「本当にすごいですにゃん。」

大きな山の様なケーキ、お肉やお魚が運ばれてきた。

「黒猫も食べるにゃー。」

「はい。食べます。」

3匹ははむはむ、パクパクと食べた。

それを第一王子はニコニコとして見ていた。

第一王子はこの子たちの食べている姿がとても好きなのだ。


「ふぅーお腹いっぱいだにゃー。」

「私もですにゃん。」

「私もお腹いっぱい。」

3匹は山の様なご馳走を食べ尽くした。

第一王子も満足した。


食べ終わったブルーノは

「そろそろ帰るかにゃ?」

「そうですにゃん。」

「もう、帰るのかい?」

「明日からまた、出かけるんにゃ。」

「今度は何処だい?」

「南の方らしいにゃー。何処かわからないにゃ。」

「そうかい。南の方ならおそらく果物が豊富だね。」

「今度は果物かにゃ。それも美味しいだろうにゃ。」

「果物楽しみだにゃん。」

「沢山食べてくるといいよ。」

「じゃぁ、また来てやるにゃー。」

「ご馳走様でしたにゃん。」

「また、おいで。」

「またねー。」

そう言って2匹は帰っていった。


第一王子は白猫はやはり私たちがいたのを知ってたんだな。白猫は特別なんだろうな。と思った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


先に帰国をしたホワイティス伯爵は

第一王子への報告通り、シルキーナにつけられていた首輪を販売している闇ギルドの調査をした。そして、販売リストからシルキーナを捨てた人物を特定した。


その人物はお婆さんの息子ではなかった。

お婆さんは天外孤独で家族や親戚はいなかった。

一人暮らしのお婆さんはお金持ちだった。

その、息子と名乗った男はお婆さんの財産を狙っていた詐欺師であった。

財産を横取りするにはお婆さんの使い魔が邪魔だった。

お婆さんが亡くなり、使い魔の役目が無くなったのをいいことに、息子と名乗り出て、お婆さんの家の整理をし、金目の物や家を売り、そのお金で外国に逃亡した。

家を整理する際にお婆さんの遺書があったがそれは処分した。遺書にはお婆さんが亡くなったら、財産はシルキーナに全て相続させるというものだったからだ。

その事がバレるとシルキーナは邪魔になると考え、あの首輪を着けさせて港において逃げた。

逃げた先で、また詐欺を働き捕まって牢屋に入っていた。


その男には、幾つもの詐欺罪、窃盗罪、文書偽造などの罪があったので、逃げた先でその罪を償うことになった。極刑は避けられないだろう。


闇ギルドは伯爵の調査により違法行為が立証され摘発され多くの罪人が捕まった。


さて、ここでホワイティス伯爵の仕事を紹介しよう。

彼はホワイティス領の領主であり

魔法騎士団第二部隊の隊長である。

この部隊はアンダーソン公爵の魔法騎士団が表の仕事をするのに対して表に出ない裏の仕事をする部隊だ。

主に国内外での裏での捜査、尋問であり荒事はしない。国内でこの部隊はごく少数の者しか知らない。

制服はあるが、国内では顔バレしないようにしているため着る事はない。外国では公式行事の時は仕方なく制服を着るがほとんどの人に役職が知られる事はない。

ホワイティス夫人はもちろん知っているが、娘のアリーナは知らなかった。というか、教えられていない。

アリーナが父の制服姿を見た事がなかったのはそういう理由があった。



いつもの伯爵は隊長としてとても厳しいと隊員は言う。しかし、仕事を離れれば普通の話のわかる優しいお父さんだ。


ちょっと泣き虫なのは、魔法騎士団第二部隊の隊員は知らない。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


それから5年

ブルーノは相変わらず第一王子のところへちょくちょく通っている。

黒猫も大きくなった。

そろそろ使い魔になるのかも知れない。

友達の第一王子は立太子をして今は皇太子だ。

ブルーノは立派な友達を持って誇りに思う。


その頃、アリーナの屋敷は賑やかになっていた。


アリーナとヘンリックに、子供が出来た。

ヘンリックにとてもよく似た金髪でブルーの瞳の女の子。メリーナと名付けられた。天気のいい日は庭でブルーノと遊ぶ。


ブルーノはアリーナの小さい頃を思い出す。

アリーナもこんなだったな。


そして、その傍らには2匹の小さな聖獣がシルキーナに抱っこされている。この子たちは、双子で男の子と女の子だ。男の子は白い毛で目はブルー、女の子は白い毛で目は金色。

ブルーノとシルキーナにとてもよく似ている。


まだ、小さいけど、魔力もかなり強いようだ。

これから、メリーナの使い魔になるかも知れないな。


そこに、お腹が大きくなったアリーナとヘンリックがやって来た。

アリーナのお腹にはふたり目が宿っている。


「さぁ、みんな。ご飯にしましょう。」

「メリーナ、おいで。」

ヘンリックはメリーナを抱っこした。


「ご飯ですかにゃん。」

「ご飯だにゃー。たくさん食べるにゃー。」

「わーい、ご飯だー!にゃ。」

「ご飯だー!にゃん。」

子供たちもブルーノに続いて食堂に走る。


「双子ちゃんは、ブルーノにそっくりだわ。」

「本当だね。」

「この子が生まれたら、うちはもっと賑やかになるわね?」

「そうだね。楽しみだ。」

アリーナとヘンリックは歩きながら微笑んだ。


ブルーノはアリーナにヘンリックその子供、お嫁さんに子供達、友達、みんながいてご飯も美味しい、幸せだな。

オレはもう寂しくないや。

そう、思った。



登場人物

ブルーノ…主人公、アリーナの使い魔、聖獣、皇太子の友達、白猫とも呼ばれる、シルキーナの番、双子の父


シルキーナ…聖獣、お嬢さんともよばれる、ブルーノの番、双子の母


アリーナ…ブルーノの主人、ヘンリックの妻、ブルーライト伯爵夫人、一児の母、もうすぐ二児の母


ヘンリック…アリーナの夫、外交官、ブルーライト伯爵、強い魔力の持ち主、一児の父、もうすぐ二児の父


ホワイティス伯爵…アリーナの父、ホワイティス領主、

グラン国魔法騎士団第二部隊長、泣き虫


皇太子…グラン国皇太子、ブルーノの友達


黒猫…皇太子がお世話してる聖獣


どうなることかと思いましたがなんとか最終回を迎えました。ふぅ。

最後までお読みいただきありがとうございます。





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