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018レベルアップとステータス

作者のアイです。


地球のシステムの一部が公開されます。

そんなお話です。

「いくらになるんだろう? ウフフ」


 荷車上でラクアが両手に魔石を持って、ニタニタしている。

 一つは大きな魔石で、もう一つは半分溶けている少し小さな魔石である。


「ジェスさん、また昼御飯の材料を昨晩に用意したのに、昼までに戻りなので私の仕事無いんですか?」


 ラクアが晩御飯の時にいなかったのは、材料集めに行ってたのか?


「魔石を街まで運んでくれたし、パーティー組んでるから魔石売却を折半でいいですよ」


「本気ですか?」


「構わないよ」


「本当に非常識ですね。魔石の値段を知ってるんですか?」


 顔を何故か、赤くして少し不機嫌になる。

 何故だろう?


 街に着くと、すれ違う人全てが無言でラクアの両手の魔石に釘づけになり、少しして荷車引いてる私を見て頷く。


「また……非常識な」と心の声が聴こえるような顔をしていた。


 冒険者ギルドに到着してキャサルに、魔石を持って行く。


「なんですか! その大きさ! 本当にサンドワームでした? 普通のサンドワームの魔石よりもデカイですよ!」


 魔石を受け取ってさらにキャサルが絶叫する!


「な! 魔石が溶けてる!!! ありえない!!! 訳わからない!!!」


「え? 魔石って溶けないの?」


「ちょっと、待ってください」


 走って奥の部屋に、魔石を持って行ってしまった。

 少ししたら戻って来た。


「大きい魔石が金貨2枚で、一回り小さいけど溶けてる魔石は金貨4枚になります! 魔石の研究の歴史が、覆る程の大発見ですよ! 超レア魔石です」


 この世界では、魔石は加工不可能で使用すれば劣化していき〈砕けて消える〉が常識なのだが、未使用なのに半分溶けてるなんて事は、ありえないらしい。


 王都の研究所が高く買い取ってくれるらしく、遠距離通話の魔道具で話をつけて来たと言う事らしい。


「相変わらず非常識過ぎて何も言えません。どう考えても転移魔法使えるの隠してますね、ジェスさん!

 それ以外で、こんなに早く帰ってこれない……魔石どうやって溶かしたの!!! って詮索するのはご法度……ああ!興味がぁぁぁ!」


 なんかキャサルが壊れた。

 思い出したように、質問してくる。


「魔石以外の部位は?」


「あ……お……重いから置いて来た」


 サンドワームの本体は、衛星兵器のレーザーで蒸発したとは言えないので誤魔化してみる。


「また高価なお肉! おいてきたんですか!!」


 落ち着いたキャサルから討伐報酬をもらった。

 5級のポイントが付いて、私が6級から5級のに昇格した。

 ラクアが8級から6級に一気に上がる。

 全ての稼ぎを、ラクアと山分けする。


 気になっていたので、ラクアに冒険者プレートに表示されているステータスを見せてもらった。


 ーーーーーーーーーー

 ラクア 女性 人間

 レベル67


 筋力 210

 体力 344

 耐久 321

 魔力 53

 知力 52

 対魔 61


 技能 料理lv10

 討伐履歴 ワイバーン サンドワーム

 ーーーーーーーーーー


 ラクアは、倒して無いのに倒した事になっているし、めっちゃステータス高いんですけど……


 私のステータスも見てみる。


 ーーーーーーーーーー

 ジェス・クロード 男性 人間

 レベル4


 筋力 10

 体力 6

 耐久 10

 魔力 0

 知力 113

 対魔 2


 技能 なし

 討伐履歴 ワイバーン サンドワーム

 ーーーーーーーーーーー


 私のレベルが上がっているのに、少ししか数値増えてない。何もしない一般人で、最低でも30らしいので、知力以外がまずい事になってる。


 冒険者プレートの仕組みを本格的に調べようと思った。

 パワードスーツで詳細解析してみる。


 左手に持った後に左手を液状化して包み込んで、プレートを構築しているナノマシンをver3.5のナノマシンで強引に読み取る。


 この世界では、大気中のナノマシンを呼吸によって取り込み、体内に1-2%存在する。


 他の生物を倒す事によって、倒された相手から高濃度のナノマシンが近くの個体に入り込み、体内のナノマシン濃度を増やしていく。


 倒せば倒すほど体内のナノマシン濃度が上がって、パラメータが強くなる仕組み。


 それを、体内のナノマシンとプレートのナノマシンでリンクして記録しているようだ。


 私の場合は、ナノマシンを受け付ける機能が、ほとんど身体に無い様だ。

 わずかには、身体に入っているが、ナノマシンが定着せずステータスが上がらない。


 影響されないのは良いが、筋トレしか筋力あげる方法がないのに比べて、ラクアは一緒にいたらナノマシン濃度上がって強くなると言うパワーレべリングと言う物を体感した。


 レベルアップやステータスの上昇などのルールは、偶然とは考えられない、誰がこんなシステムを作って目的がなんなのか?気になりはじめる。


謎が謎を呼びます。誰が冒険者プレートを作ったのか?


次回は、話が前進します。


次回へ続く。

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