第四十一話 神界8
「今日の相手は俺だ。全力で来いよ?」今俺の目の前にいるのは戦の神アレスだ。昨日の晩御飯の際にどの曜日で誰が戦うのかの話し合いが行われた。今日はアレスで明日はナギサ。そのあとはテラーとツーフェイスのどちらかと戦うことになった。
「言われなくてもそうしますよ」腰から短剣を取り出して構える。二日酔いで手元がおぼつかないが向こうも同じだろう。
昨日は話し合いとは別に親睦会という名の飲み会が行われた。それは思い出したくない悲惨な出来事だ。だが一つ言えるのは誰かしらそこで尊厳を失くしたということだ。
「どうした?手が震えているじゃないか」かくいうアレスも足が震えているし、時折来る激しい頭痛に苦悶の表情を浮かべている。
昨日は樽を一人で二つも空にしたし、俺たちが飲んでいた酒よりも度数が高いものだったからな。それはそれは厳しいだろう。
「アレスさんも震えてますよ」短剣をぶん投げて先制を取る。今までの戦闘経験から分かることだが、神にはこの攻撃は効かない。それどころか意味がない。
でもそれは神界の話であって下界に降りたら有効な一撃になってくれるだろう。ここは自分を高めるところ。自分が信じられることだけをがむしゃらにやればいい。
「気のせいだろ」アレスは軽々と飛んできた短剣を片手で地面に叩き落とした。そして落ちた短剣を魔法で浮かせ、俺に向かって射出した。
「神が酔うなんてあり得ないですよね」飛んできた短剣を餓狼で包んだ左手で受け止める。なんであんな芸当素手で出来るんだか。
「当たり前だろ」身を翻して左腕を突き出してきた。これは腕に仕込んだボウガンか魔法の可能性が高いってナギサが言ってたな。守りに徹底するのも悪くないが、ここは何があっても傷が付かない場所だ。喰らってもいいだろう。
ドヒュン!ボウガンに装填されていた矢が空気を切り裂いて向かってくる。俺でも視認できるくらいの速さだ。この程度なら避けられる,,,
「って、うおぉ!!」目の前で矢が爆散し、激しい閃光が視界を覆った。咄嗟に腕で目を守ったのが間違いだった。
「甘いな」そのことに気が付いていた時にはアレスは俺の目の前にいて、大剣を構えていた。
「そうかな?」餓狼を爆発させて後方に吹き飛ぶ。前までは自爆していたが、餓狼が無くなった瞬間に纏えばダメージが最小限に抑えられることが分かった。
「面白い動きだな。能力を爆発させているのか?ならこうするか」アレスはそういうと、手から小さな物を召喚した。
それは黒い檻で四方を囲んでいて上と下は魔方陣が刻まれている。読書をして知識を得ていたが、今回ばかりは何もわからない。ナギサの魔法は陣を見れば何を発動させるのかわかったんだが。
「ふっ!」バックステップを取って距離を取る。恐らくは能力封印か何かの類だろう。能力だったら心配ないが、スキル封じだったら負ける。俺の餓狼はスキルだし、最近使えるようになった索敵も同様だ。
「良い反応だな」笑いながら体を揺らし始める。右、左、ゆったりと動いていたそれは段々と速くなり残像を作りだした。
「くっ!」得体のしれない動きに俺はさらに距離を取る。後ろには壁があるからこれ以上は下がれない。だがアレスとの間合いは百メートル近くある。何か起きても対処は出来るはずだ。
右手に短剣をに、左手には小型の盾を構える。これは本を読んでいた時に見つけた攻守一体の構え。右からの攻撃は剣で対応し、左からの攻撃は縦で受け流すことができる。正面からは反応の速い方の手で捌く。
最もこれをやるには索敵スキルを習得していないといけない。それも範囲が五メートルは必要だ。だからこの構えを使うのは非効率だと戦闘の歴史の中で淘汰されていった。
それでも攻守の構えの基礎を学ぶという点では非常に優秀だ。どちらの方が反応が速いのか、力があるのかをすぐにわかる。
「その構え,,,俺を馬鹿にしているのか?」地面が爆発したかと思えば、目の前にアレスが迫ってきていた。片手には先程の檻が。もう片方は隠れていて見えない。暗器か魔法か、ボウガンなのか。見当が付かないが捌けるように盾と剣を強く握り締める。
「それはもう死んだ」檻を地面に叩き落とした。檻はフェイク!本命はもう片方に隠している攻撃か。急いで盾を構えると同時に短剣を投擲する。右手がフリーになった今、カバーできるのは餓狼位だ。
「俺の手で殺すのは気が進まないな」左手から魔法が込められた矢が飛び出す。餓狼で軌道をずらして直撃を回避する。矢は俺の後ろにあった壁に突き刺さった。
バン!後ろから爆発音が聞こえる。さっきの矢は爆発の魔法が込められていたのか。今から盾で爆風を抑えるのは間に合わない。餓狼での回避も無理だ。ストックが無い。
「ガハッ!」爆風に巻き込まれて俺は全身に火傷を負うと同時に前方に吹き飛ばされる。地面の感触が痛いほどわかる。
「その構えは俺が考えた。お前も気が付いているんだろ?欠陥だらけだってことが」戦斧を上段に構える。その姿はまさに処刑人。罪を犯した人間を殺す斧。避けられない結末。
「その欠陥を俺が生かすんだよ!」確かにこの構えは大きな欠陥がある。一つはスキルが前提ということ。そして視覚の半分が盾で覆われてしまうこと。
だが、後者の欠陥は相手にも同じような効果を与えることができる。盾の裏で何をしていても悟られない。
「長々話してくれてありがとな!」~炎纏餓狼~
クールタイムが上がった餓狼に炎を纏わせてアレスに撃ちだす。向こうもこの攻撃は予想していなかったみたいだ。今までの経験と自身が編み出した構えに甘えていたな。
「!」驚いて態勢を崩したところを俺は逃さない。そのまま餓狼の火力で押し込んでいく。いくら戦の神といえど予想外、想定外の動きには硬直しざるを得ない。
短剣を餓狼で持ち上げ手に手繰り寄せる。隙が生まれないように時間差で餓狼を撃ち込んでいく。攻撃が当たってさえいれば餓狼は無限に発動させることができる。
剣を手繰り寄せることに成功した俺は剣に餓狼を纏わせて攻撃を強める。シールドバッシュで間合いを取り、生まれた距離を潰すように餓狼で仕掛ける。そして隙が生まれたところに短剣で攻撃をする。
今のところアレスは防戦一方。攻撃をしてくる気配がない。ジリジリと後方に下がっている。だが、何かがおかしい。カウンターを繰り出せる場面でもしない。魔法を使う様子もない。誘導されている様な気がしてたまらない。
「丁度発動するな」アレスがそう呟くと俺の周りが檻で囲まれていく。この黒い檻,,,さっき落とした小さな檻か。何かを封じ込めるのはほぼ百パーセント。スキルか、能力か。それとも他の何か。喰らうまでは分からない。違和感の正体はこれだったのか。
「次はもっと研鑽して挑むが良い」俺を囲っていた檻が赤く光輝く。余りの眩しさに目を瞑ってしまう。何が起こるんだ!?
ゆっくりと目を開けると目の前には巨大な水晶。乾ききった地面に突き刺さる無数の剣。そして今にも朽ちて崩れそうな看板が立っていた。
看板にはその水晶を剣で斬れというものと斬れなければ出れないという内容が書かれていた。水晶は見た感じ材質はガラスの様な物。恐らくは金剛石。この世界でも随一の硬さを誇る物質。これに傷をつけるには同等以上の硬さを誇る素材を用いらなければいけない。
アダマンタイトやオリハルコン。ベヒーモスの牙や金龍の爪等。でもここに刺さっている剣は鉄で作られた物しかない。自分の実力を上げるにはうってつけなのだろうが時間が分からないのは困るな。ナギサに怒られてしまう。
後は生理現象。魔法が封じられている以上は浄化魔法で消すことができない。空腹とか脱水とかも気になるな。
「ま、そうなる前に斬るしかないのか」地面に刺さっていた適当な剣を引き抜く。見た目は普通の剣。気になるところは錆が付いているってことくらいだ。
「はっ!」剣で水晶を斬ろうとするが傷一つ付かない。それどころか剣は耐久で負けてへし折れてしまった。これは先が長いな。
「剣も選んで行くか」錆付きの剣なんて使えたもんじゃない。あっちは金剛石で出来た塊だ。同等までとは言わないが、ある程度強度がある剣が欲しい。
「だけどこの剣の中から探すか,,,?」向こう百メートル先まである剣の群れから上等なのを選りすぐるのは文字通り日が暮れる。かといって低品質な剣を使えば無駄に体力を使ってしまう。
「ここに飛ばされたのは何か理由がありそうだな」アレスが意味もなくこんな空間に放り込むなんて考えられない。恐らくは剣の使い方を知ってほしいのだろう。俺が使った構えにも反応していたし。
だが、ここにあるのは俺がよく使う短剣じゃなくて大剣や太刀、レイピアとかだ。得意武器を増やすのも試練の内容だろうな。
「死ぬ前に脱出してやりますか」肩を回して剣を引き抜く。今回のは錆も無いし、光沢がある。これで斬れなかったらお手上げかもな,,,
「まじか,,,」あれから水晶を攻撃しているが一向に斬れる気配がない。救いは生理現象がないことだ。不思議と空腹も感じないし、体の疲れも無い。汚い話だが、便意も無い。
ただ汗が服にべったりと染みついて離れない。はっきり言って不快極まりない。だから今はズボンだけを履いている。脱いだ服は剣と剣の間に干している。
ぴちゃぴちゃと音を立てて落ちるくらいには汗がたまっている。乾いた地面も俺の汗で潤ってくれている。感謝してほしい。
「一旦休憩」地面に転がって天井を見上げる。勿論何もない。虚無が広がっている。地面の感触は砂。たまにでかい石があって背中に当たる。これは中々にむかつく。
「何が足りないんだろうな」腕を天井に伸ばして考える。武器の扱い方なのか。それとも別の何かなのか。この空間で使えるのスキルと能力だけ。
「技術を上げるしかないのか」体を起こして剣を握る。今からするのは素振り。今の俺に足りていないのは基礎だ。今までできた気になっていただけだ。向き合うときが来た。
レイピアをヒュンヒュンと音を立てて振る。今まで扱ってきたことのない武器種だから使い方がよくわからん。突きがメインなのだろうか。こういう時は今までに積み重ねてきた知識を組み合わせるしかない。
両刃で持ち手には滑り止めが付いているて落ちないように工夫がされている。そして手を覆うように金属のフレームが付いている。
これは突きがメインの物だろう。しかしどうすれば最大限生かすことができるのだろうか。間合いを取って一気に詰めるのが有効なのだろうか。
「とりあえず使うか」バックステップやサイドステップをしながら剣を振ったり突いたりする。しかししっくりと来ない。短剣に慣れているせいか重く感じるし、突きの感覚もいまいちわからない。
「中々に難しいな」レイピアを振り始めて体感では数時間が経過しているがコツが掴めない。短剣だったらすぐに掴むことができたんだが。やはり相性がいいのは短剣のだな。
「実戦じゃ使わないな」レイピアを地面に突き刺して別の武器を探す。細剣以外のものがいいな。片刃であまり重量が無いもの。
「カトラスがあるのか」何百ともある剣の群れの中から馴染みのあるものが目についた。短剣に出会う前に使っていた使い勝手の良い片刃の剣。
「久しぶりに使うか」地面から引き抜いて振り回す。手に馴染むこの感触はあの頃を思い出させてくれる。
湾曲した刀身に手を防護してくれる金属。それに重すぎず軽すぎないこの重量感。片手で扱えるくらいの長さなのも高評価だ。
「しばらくはこれを使うか」上段から下段に斬り下ろしたり、横薙をしたりして今の自分の実力を確認する。今分かるのは子供の時よりも扱いが下手になっているってことだ。
カトラスを振り始めてから体感で十時間くらいが経った。この空間は相も変わらず時間も分からないし、生理現象に襲われることもない。ただただひたすら剣を振る空間だ。
「カトラスはこれでマスターしたかな」水晶に向かってカトラスで攻撃する。前までは傷一つ付かなかった金剛石に傷が少しだけ入った。このままカトラスを使い続けてもよかったが壊れてしまったし、探し出すのも面倒くさい。新しい武器種に変えるか。
「次は何にしようか」やはり片手で扱えて尚且つ斬撃がメインの武器の方が使っていて楽しいし、しっくりくる。レイピアは刺突がメインなのが悪い。俺は悪くない、悪くない。
ま、そんなことは置いておいて、次は何を使おうか。片手じゃなくて両手剣を使うのもありなのかもしれない。使うならブレイクが使っていた重量がある大剣とかがいいな。
でもアイツが使っていた大剣は特注品なんだよな。平凡で名前も付けられていない鉄の塊なんだが、一日経てば元通りになる不思議な剣だ。
「クレイモアでも使うか」目についた大剣を両手で引き抜く。見た目以上の重さに体が傾くが転ばないように踏ん張る。あいつはこんなものを振り回してあんな動きをしていたのか。想像以上だな。
「これを持ち上げるためにも力を付けるか」その場に座り込んで瞑想を始める。今から始めるのは身体強化のパッシブ上げだ。
この世界には生まれたときに持つ能力と生き様で手に入るスキルとパッシブがある。能力とスキルは自発的に発動させない限りは効果が無い。一方パッシブは常に発動することができる。消すこともできるが消す人間はいない。それくらい便利だからだ。
能力は変えられないし、スキルは取得するのに時間が掛かる、手っ取り早いのがパッシブってわけだ。力がどんな動きをしているのかを理解していれば勝手に体が覚えてくれる。
お前らも自転車とか一回乗れたら乗れなくなったなんてことないだろ?それと同じ感覚だ。頭は忘れていても体は覚えているものだ。おっと、説明はこのくらいにして、本格的に瞑想をしますか。
初めは心臓から流れ出ていくエネルギーを全身に送り出すイメージを持つ。大事なのはここからだ。不要になった力を心臓に戻していく。そしてさらにそれを送り出していく。この時に指先一本一本にまで神経を巡らせる。少しのミスが力を減少させてしまう。
「ふぅー」深呼吸をして、体に必要な要素を取り込んでいく。そしてそれを心臓、四肢に行くように意識する。ここまでは今までの俺がしてきたことだ。これからはしたことのない一つ上の段階だ。
「,,,」呼吸を止め、指先、そして血管。周りを漂うに空気にまで気を配る。指先だけで空気の流れを掴めるようになったら成功。失敗したら一からやり直しだ。
「,,,」少し、息が苦しくなってきた。心臓が鼓動する音が良く聞こえる。そして全身に流れている血管の音も。今この空間で音を出しているのは俺だけ。それ以外のことを認識することができれば,,,
「ぶはぁー!」体中に力が流れていくのが分かる。この感覚は成功したな。小さい時から今日まで積み重ねてきたおかげだな。
「それじゃ持ち上げますか」放置していたクレイモアを持ち上げる。さっきよりも軽く感じる。短剣だから筋力を伸ばすことを忘れていた。これからは全体的に伸ばすことにしよう。
「ブレイクはこう使ってたな」ブレイクの真似をしながらクレイモアを振る。タックルから上段叩き落とし。遠心力を生かして空中での回転切り。地面に大剣が当たると同時に体を捻って足蹴り。
「意外と難しいな」身体強化のパッシブがあるとはいえ、体の動かし方には限界がある。ブレイクの動かし方は確実にどっかの骨や筋肉を犠牲にして攻撃している。
今思えばあいつは小便に行く回数が多かったな。浄化魔法が使えるというのに。そういえば巷ではポーションは浄化魔法で消せないというのを聞いたことがある。もしかしてアイツは薬漬けだったのかもしれない。
痛みを感じなくて常にハイテンション。完全に薬物中毒者だ。だからあんな無茶な動きを出来ていたんだな。常にポーションの恩恵を受けているから。
「あんなふうになりたくはないな」過去を思い出しながらクレイモアを振る。コンボとなると難しいが、普通の動きは出来るようになってきた。ま、この世界じゃ、基本なんて存在しない。流派があってそれが広まっているだけ。本質を理解しているのは創設者くらいだろうな。
クレイモアを振り続けること体感三十時間。ある程度のコンボができるようになった。上段から振り下ろしてからの振り上げ。突きからの薙ぎ払い。回転切りからの体術。これに魔法が組み合わされば強いんだが、俺はいまだに上手く使えない。
皆は無詠唱やオリジナル魔法をぶっ放しているのに俺はいまだに詠唱しないと発動できない。組み合わせるとしたら餓狼位だろうか。それかもっと頭の悪い、納金スタイルで行くか。
「両手で大剣はきついな」手がプルプルと震えている。なんでアイツは片手で軽々と扱えるんだ。薬物中毒者だからなのか。それとも純粋に筋力が怪物なだけなのか。
そんなことはどうでもいい。今の俺は大剣を片手で扱えないというのが分かった。おとなしく、金剛石を割ってこの空間から出るか。向こうはもう何日も過ぎているだろうしな。
剣を振ってパッシブも上がったし、このくらいなんてことはないだろう。このクレイモアもアダマンタイトで出来ているみたいだしな。アレスも人が悪い。俺の一番苦手なものでしか斬れないようにしやがって。
「じゃあな。世話になった」幾度となく敗れた水晶に終止符を打つ。俺のことを強くしてくれたこいつに最大限の敬意をもって、全力で。
火花が飛び散り、水晶に亀裂が入っていく。豪快に音を立てながら亀裂は大きくなっていき、最終的には半分になった。どさりと鈍い音を立てて崩れ落ちた水晶を見届けると視界が暗くなった。
少しすると視界が明るくなった。目の前にはアレスたちが椅子に座って談笑をしていた。どうやら戻ってこれたみたいだな。
「遅かったな」
「あの空間に置いて行ったのは誰ですか?」笑いながらその場に座り込む。なんだかんだ休みなしで剣を振っていたんだ。疲労が溜まり過ぎている。
「でも強くなっただろ?俺の特訓のおかげさ」顔を覆っていても分かるな。憎たらしいくらいの笑顔が。
「感謝しますよ。自分と向き合うことができたので」今日くらいは泥のように溶けて休んでもいいだろう。
「俺は戦の神だからな。一番大事なのは自分自身さ。信じれるか信じれないかで戦況は大きく変わる」彼は両手を広げて空を仰いだ。
「一歩進んだ気分はどうだ?」
「最高ですよ」こうして俺の特訓一回目が終わった。自分自身と向き合うこと。今までしてきたようでしてこなかったこと。自分を知るためのいい機会になった。ちなみにあの空間にいたのは二時間らしい。神界もあの空間も時間の流れがおかしくて頭がぐっちゃになりそうだ。




