第28話 ゾンビの心
第28話 ゾンビの心
(ナ):エリスとは何者か、貴哉の無言の意味。
(龍):そうか。なら、お前さんはどう思う?
(貴):(……。)
(戸):貴哉くん?
(貴):(さて、どうしたら良いのだろうか。)
ちょっと待ってください。
(龍):あぁ?お前さんはこいつを入れるのか?
(戸):ちょっと待ってあげて。
(龍):ちっ!
(貴):(……。なぜだろうか。俺はエリスさんに
一目惚れしたのだろうか。俺はゾンビだぞ?)
よし。入れよう。
(入れてみて、後でも排除はできる。)
(エ):ちょっと待ってください!なぜゾンビが
いるのに何もしないのですか![貴哉に武器を
向ける]
(龍):何をしようとしてる?[竹刀をエリスに
向ける]
(戸):貴哉くんをゾンビ扱いするな。[鉄パイプをエリスに向ける]
(エ):よく考えてください!彼は……。
(龍):[エリスの言葉を遮る]よく考えるのは
貴様の方だ!
(エ):なっ…。
(戸):よくみてください!彼も人間です。
(貴):ええ。人間ですよ。ただ少し強いだけ
です。
(龍):それで?どうするのか決まったのか?
(貴):その前に一つ聞きたいことがあります。
(龍):あぁ。なるほどな。
(エ):あ、はい。(一体何を考えているの
だろうか。)
(貴):渋野木の居場所知ってますか?
(皆):!?!?!?
(龍):お前さん何を聞いてる?
(貴):エリスさんのような特殊戦闘員なら、
捜索能力も高いはずです。なら、おおよその
居場所は分かっているのではないですか?
(戸):分かっているならとっくにやってる
でしょう?
(貴):いや、無理ですね。特殊戦闘員とはいえ、
たった1人です。ザコゾンビ相手なら
数十体いても良いでしょうが、渋野木の横に
いるのは恐らくこの前あった怪物の比
ではないでしょう。しかも一体ではなく、
十体弱。いえ、もしかしたらもっといるかも
しれません。それを分かった上でやりますか?
(龍):……。た、確かにな。そんな無謀なことは自殺と変わらねぇ。
(エ):ええ。そうですね。
(龍):それで?場所は分かってるのか?
(エ):ええ。ここから約500m先です。
(戸):思ったよりは近いか。
(貴):なら、連れて行きましょう。
(エ):あ、はい。わかりました。
(ナ):こうしてエリスを連れて行く事になった
一行。気になる貴哉の心の揺れ。そして
迫る渋野木!次回2115年に生きる者たち
第29話 ウェルカムバトル。
第28話 完




