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友情  作者: mizuki
2/8

決心

「助けてほしいの」

「誰を」

「私の友達を助けて!」

「誰から?」

「自殺から」「してくれる?」

と言ってきたがその前に立っている少女、いや友達を信じるわけがなかった。断ろうとすると、

「やっぱりダメだよね。」

と、言ってきた。そして、ドアから出ようとしていた。その後ろ姿はとても悲しそうだった。俺は止めることは出来なかった。


 2日後の月曜日、珍しく朝を早く起きた。2日間あの後ろ姿を忘れようとしたが無理だった。高校に行くと、教室は誰もいなかった。しかし、校舎の屋上に少女が立っていたので、急いで行くとそれは、あの時の人だった。

「ごめん。」

「どうして謝るの。」

「あの時の質問・・・」

「どうしたの。」

覚悟を持って俺は、

「するよ。」

と言うと、

「よかった。ありがとう。」

そう言うと目から涙がおちていた。いつの間にかチャイムが鳴った。なので、急いで教室へ戻った。






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