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蛇龍絶対確定ケツァナコアトル

R15にしてないけどさすがにケツアナくらい許されるやろ。だっていっときニュースでも確定してたし。大丈夫ダイジョウブ。

「今こそ話そう、封印されし獣、蛇龍ケツァナコアトルについて。そう、あれはもう1世紀も前のことじゃ…」


レプラコーン達は今や二つになったあの岩山の向こうにある王国と交易を行うことで富を得ていた。


特にレプラコーンの造るチーズは人気で、造れば造るだけ利益が出ていたらしい。


しかし、ここらは温度や湿度の変化が激しく、本来チーズの生産には適さなかった。


「儂らの先祖はもとはもう少し西の方におったそうじゃ。そこはチーズの生産に適した気候で、その時からチーズを生業としとった」


民族紛争に負けた祖先たちはこの地にたどり着き、ここがチーズづくりに適さない地であると理解しながらもなんとか作れないものかと方法を模索していた。


「そんなとき、ある洞窟が見つかった。中は暖かく、それでいて湿度も高い。まさにチーズづくりに適した場所じゃった…」


早速試したところ、結果は上々。王国との交易も始まり、レプラコーン達は一時の栄華を楽しんだ。


しかし、欲はとどまることを知らない。


さらに多くのチーズを作ろうとしたが、その洞窟は大量生産するには少し狭すぎた。


そして、それを解消するため、洞窟の拡張工事が始まった。


「それが間違いだったのじゃ…儂らが洞窟だと思っていたその穴は、蛇龍のケツの穴だったのじゃ」


寝ている間に勝手にケツの穴を拡張された蛇龍は大激怒。


大地は揺れ、天気は荒ぶり、山は割れた。


偶然その場に居合わせた勇者と聖女によって封印されるまでに王国は壊滅的な打撃を受けた。


「蛇龍は封印間際に儂らに呪いをかけ、その呪いによって儂らはこんな森の奥に暮らすはめになった」


そう言って村長はゆっくりと目を閉じた。


「蛇龍ケツァナコアトルは、未だに儂らを憎んでおる

。儂らの醜いこの姿がその証拠じゃ」


そう言って話を締めくくった。


「私たちにそんな過去があったなんて…」


「なるほど、ケツアナコアトルのケツアナを拡張しようとしたのが原因だったのか…」


「ケツァナコアトルです」


「とにかく、蛇龍は儂らを憎んでおる。封印が解ければ真っ先にこの村を滅ぼしに来るじゃろう」


村長は立ち上がり、窓から外を眺める。そこには子供のレプラコーン達が虫を追ってはしゃいでいる。


「足ることを知らず、欲をかいて怒りを買った。罰がくだるのは当然のことじゃ…しかし、子どもたちは何の関係もない。どうか、あの子たちだけは健やかに暮らしてほしい」


外から子供たちの笑い声が響く。


「旅人よ、一つ頼みがあるんじゃが、よいか?」


「頼みによるな」


「村の若い衆を連れて逃げてくれんか?報酬も出す」


「報酬とは?」


村長は立ち上がり、部屋の隅においてあった葛篭を開けた。


中には金や銀の硬貨が入っていた。


「これだけあれば一生遊んで暮らせるはずじゃ」


俺は今無一文だ。今後人里に行くことも考えるとお金は持っていて損になることはない。


「これで足りぬというなら、若い衆の中で気に入った娘がいたら何人でも嫁にしていい。そこのウティアも器量よしの良い娘じゃ。どうじゃ?」


「そ、そんな…村長!!」


ウティアが慌てたように声を上げ、緑色の顔を赤く染める。


俺の返答は…


「あ、いや、ごめん無理」

だが、断る。

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