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【第21話】一時帰国

タクトが新領主になって、数ヵ月がたった。


タクトは、新しくできた学校で楽しく勉強をしている。


もうすぐタクトの7歳の誕生日になる。何かしてあげないとな。


学校では、キロク、ミルトラク レーネリッカ、ジーアルスも一緒に勉強している。


レーネリッカとジーアルスは、真面目に取り組んでいるようだった。


キロクは、やんちゃでタクトを巻き込んでたまに先生に怒られている。


ミルトラクは、みんなのまとめ役だった。


おれはと言うと、ミーシアと領主として忙しく過ごしていた。

新たに移住してくる人も増えて、建設ラッシュだった。

表向きには、かぼちゃの杖になっているからミーシアが指示を出していた。

いろいろと問題やちょっかいを出す輩もいたが、かぼちゃの杖一振りで全て解決する。


その合間にクルミからスキルについても学んでいったのだった。


まず行ったのがタクトの【感王性】を封印することだった。


【感王性】

まわりの物、感情を感じとり理解して力に変えるスキル。


【魔法スキル】

成長に連れて変化していく。通常の魔法使いスキル。


そしておれは

【創世】

万物想像のスキル。人の命、世界も作れる万能スキル。エネルギー容量に応じて可能になる。


【精霊化】

レベルを十倍にできるスキル。またそのものに憑依することもできる。

レベルが上がれば、複数に施すことが可能になる。


「この世界は、クルミが作ったの?」


「えっなんでわかった?」


創世のスキルであれば可能かと推測しただけなのに当たってしまった。


「まだショウの力では無理だけど、それぐらい創世のスキルはすごいからね。」


「この世界も作れるくらいなら元の世界にも帰ることはできるの?」


おれはダメ元で聞いてみた。


「できるよ。あまり言ってこないから帰りたくないのかと思ったよ。」


「・・・・・・はやく言ってほしかった。」


「だって聞かれなかったもん。」

クルミが可愛く否定した。その横では

ミーシアがちょっとふてくされている。


「クルミ様が女神様でもショウ様は渡しません!!」


ミーシアの娘セリカはもっと現実的だった。


「ショウ様は、もとの世界に帰られるのですか?」


それを聞いて、ミーシアも驚いている。反応が遅いよねと思った。


「ん〜ん。悩む。」


タクトにも幼稚園の友達もいるし、どうしよう。


「帰ってしまわれるんですね。」

ポロポロと涙を流す、ミーシア。それをなだめるセリカ。逆な気がする。


「あっ!!でもちょと待ってよ!ずっとは無理だよ。」


「どういうこと?」


クルミから詳しく聞いたら、あくまでもこちらからのテレポートみたいな感じなので、長くても7日くらいしか戻れないそうだ。


「それならちょっとだけ戻ってくるよ。」

流石に仕事も気になるしね。


「ショウ様〜〜」

服を引っ張るミーシア。


「ふぅ~モテモテだね。3人くらいまでなら連れていけるよ。ただし向こうの時間も4日くらいになるけどね。」


クルミの発言に今度はセリカがもう片方の服を引っ張る。


「タクト様のお世話のためにもお願いします。」

こっちも涙目で訴えてきた。


「あと1人かぁ。クルミはどんな扱いになるの?」


「私は、この世界に今はいたがいいかなぁ。」


「そうかぁ。」

何か隠してるみたいだけど、いずれ話してくれるだろうと思う。


こうして、もとの世界に少しだけ戻ることにした。

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