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【第20話】新領主誕生

ショウは急いでタクトのもとへ戻った。


「おかえり!」タクトが満面の笑みで迎えてくれた。ちょっとほっとした。


この世界にきて、こんなに離れたことはなかったから。


他の子供達も元気そうだった。


おれが到着したことによって、兵士や民衆、ざわつく。


「ミーシア様!!」レミーや他の女性達が駆け寄ってくる。


「ご無事でウッッ」泣きながら

レミーが話しかける。


「わたしはショウ様に危ないところを救われました。」


「この恩を返さなければなりません。協力してくれますか?」


女性達が賛成の意思を告げる。


「ショウ様、タクト様今日よりあなた様方に心よりの忠誠を」

ミーシアが代表して挨拶をしてきた。


回りの兵士達も跪く。


このままでは不味いと思い、会議を行うことにした。


まずは、兵士達の処遇と女性の召し使いたちの対応から話し合った。


皆が気にしているところだった。


「兵士達もこのまま雇用して欲しいとのと要望があります。また女性達もわたしを含め、そのままお仕えできませんでしょうか?」


おれはちょっと考え込んでしまった。


しかし、

タクトが「いいよ」

この一言で決定してしまった。


「ありがとうございます!」

と口々に言われ断れなくなってしまった。


ここでリクセント王子が発言をする

「領主としまして、調停者のショウ様、タクト様どちらにいたしましょうか?わたしはあの時は勢いでタクト様と言いましたが、いかがいたしましょうか?」


おれに聞いてくる。タクトにって6歳だよ。あっもうすぐ7歳だ。

お祝いしなきゃなと考えていたところ。


「私たちが支えるので大丈夫でございます。」とミーシアが発言した。


リクセント王子の叔父にひどいことをされたミーシアとしては、まだ壁を感じる。


「そういっているので、それでいいじゃろ。」ロク神が答えた。


それが決定となった。


それから数日、復興に力を注いだ。税金の減額。それにより領民が働く意欲を取り戻した。


その後、タクトが初めての領主としての指示を出した。


「タクトね、今度小学生になるんだ、学校あるの?お友達たくさんいるかなぁ?」


そこで急遽学校が作られるようになった。そして、領民の子供は、強制的に学校に通わなければいけなくなった。


これには、労働力と考えていた領民から不満が少し上がったのだか

前領主よりましと考えて納得した。


この政策が後に、領民達の学力が向上されて他の領民が移住してくるくらいの効果に繋がるのであった。


「タクトちゃん今日はわたしと1日過ごす日ですよ」セリカがタクトを抱き締める。


「セリカ様は忙しいでしょうから私がお世話をしますよ」レミーがセリカに告げている。


「私がタクト様の養育係です!!」


あらたなバトルがはじまっていた。


おれはと言うと、ミーシアがずっとついてくる。それで、ステッキの状態に戻っている。それでもいいんだそうだ。


クルミの方は『少し休むね』と言って消えてしまった。


ワークリンドはいろいろと裏で他国と取引をしながら、儲けていたようで、資金は豊富にあった。

しかも他国の技術も取り入れていたようだ。


それを今は役に立てている。


ここは、他国とも隣接しており前線基地としての役目もある。


今後他国を攻略するためにも今は少し休むのも必要だと思うことにした。

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