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引き籠りでFPSゲーマーの俺が異世界転移してアサルトライフルで無双したZE!  作者: ♰闇からいでし災厄♰
第三章 これが私の異世界デビュー!
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GO!さよならカレーダルト!

お台場で初投稿です。




「では、ギルドを案内しよう。」


リリーは私たちにギルドの仕組みを改めて教えてくれた。施設のこともわかった。寝室に食堂。とくにシャワー室や図書室はとてもありがたい!


「ギルドってすごい!!」


私は感激!特にシャワーね!

他の街にもギルドの施設はあって自由に使っていいらしい。これで体が洗えない問題はとりあえず解決。

旅もより快適になるぞ!


「もうそろそろ行くのか?ナレガ」

「あぁ、行く。隣国まで行くつもりだ。」


リリーはナレガの顔を見つめる。しかし、ナレガはリリーの目を見ようとしなかった。


ナレガはいろいろギルドから貰い馬車に乗せる。

これだけのせれば旅の間の食べ物も水も平気だろう。私は馬車に乗り込み、きらびやかに輝く果物をペドルと眺めていた。おぉ…ペドルのよだれが…

リリーが積み込みをしていたナレガの元に来る。


「本当にいいんだな、ナレガ。」

「しつこいぞ。俺は俺のしたいことがある。」


りりはーは諦めて首を振る。


「変わらないね。ナレガってのはいつもそう。

 じゃあ、最後に教えてあげる。外れの国の王に動きがある。」

「外れの国の王?」


ナレガの目が変わった。

私も不安になる。


「前々から危険な国だったが…この頃は特に。

 どこかと戦争になる…そう思う。」

「外れの国の王か…」


二人の間に流れる空気がどんどん重くなる。

私はペドルの頭をなでる。

しかし、耳は馬車の外の会話に集中する。


「あぁ…あいつだよ。」

「だからどうした…今の俺が全てさ。」

「それを聞いて安心した!」


リリーが満面の笑みでナレガの肩をたたいた。


「気を付けろよ!汝の旅に祝福を!」


ギルドの方々の見送りの元、馬車は街を後にする。

次はどこに行くのかな?

また出会いがあるのかな?



  *   *   *



「く、来るなぁぁぁぁああああああああっっ!!」

「あーー!!その絶叫!その表情!」


逃げる男。

彼は何か特別な人間ではなかった。魔導具の下請け工場の従業員の一人だ。多くいる従業員の一人。特別な力もなく魔法も使えない。ただの人間。

だが、いまはこの街唯一の生き残りだ。王国への魔導具制作の下請け工場は人口150人ほどのそこそこの街であった。しかし今の人口は1人だ。


少女は彼の腕を撃つ。ピストルから空薬莢が地面に落ちる。

男は悲鳴を上げた。少女はゲラゲラと笑う。


何故だ?たった一人の少女が相手だったのに…

男は憎らしげに少女の顔を見つめる。二度と忘れないであろう黒い大帝国の軍服。髑髏の帽子。冷酷な目。向けられた異世界の武器。

指がトリガーに力を伝える。長り惜しい様に少女は言う。


「じゃ、さようなら!!」



「大佐殿、これで魔導製作所はあらかた潰しました。街規模のものも数週間のうちに潰えるかと。」

「いいね~『魔女狩り』より効率がいいな!」


軍服の男が満足そうに椅子に座る少女…大佐に話す。

大佐は満足して頷く。


「さて次の国に行くかね。」


大佐は立ち上がる。周りの兵士が装備品を持ってくる。


「次はここだ…」


大佐は机の上の地図を指差した。

線と線が交差する。それは必然であったのか偶然であったのか…

それは神さえもうかがい知れぬことであった。




初投稿でした。

魔導具は軍事上重要。はっきりわかんだね。

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